島根県の中でも研修などの開催は松江や出雲に偏り、介護職のスキルアップができていない状況になっている。現場では退職者のしわよせで本当に疲弊しているが、賃金は上がったような実感がない。広島はスキルアップに対してかなり補助金などを出している。島根は高齢化が、かなり進んでいるのに行政は現場への関心がないのではないかというくらい危機感がないと思う。

　平均年齢50才の介護職が働く施設の５年～10年後に未来はあるのかと、とても不安になります。

　介護職員のスキルアップは資質の向上とともに、職員の定着を促すためにも大変重要と考えています。

　島根県は、県土が東西に長く離島や中山間地もあり、移動にかかる受講者の負担も大きいため、研修開催にあたっては東部と西部の２か所で開催することを基本に考えています。ただし、受講者が少ない場合など、研修によっては県内１か所での開催となることもあります。

　また、受講者の利便性を向上するために、介護支援専門員の研修について通信学習の導入なども検討しているところです。

　この他、研修受講にかかる助成制度としては、施設従事者が初任者研修や実務者研修を受講する際に必要となる受講費用や代替職員確保にかかる経費等の助成をおこなっています。

　県としては、新卒者を始め多様な人材に対して介護職場への就労を促し、介護人材のすそ野の拡大を図る必要があると考えており、関係団体と協働した取り組みを進めていくとともに、取り組みの周知や、介護職員がスキルアップしやすい環境づくりに引き続き努めてまいります。

（健康福祉部高齢者福祉課）

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