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チョウザメの養殖等について


 

【提案No.A2017-00091】7月21日受付

 私は玉造で調理師をやっています。ヒラメの養殖を島根でやっておられるが、クドアで食中毒になることが心配であり、営業停止になると消費者からも、そういう目でみられます。ヒラメの出荷量も少ないと思うのでチョウザメの養殖をしてキャビアを取るとか、県として指導されてはどうでしょうか。ヒラメも陸上で養殖をされているらしいので、チョウザメもできると思います。

 「食中毒」とテレビや新聞にでれば、大変な事になると思います。

 

【回答】9月1日回答

 ご意見のありましたヒラメの食中毒ですが、ヒラメの刺身などを食べた後に、下痢や嘔吐など食中毒症状を発症することがあります。

 この原因として、ヒラメに寄生するクドア・セプテンプンクタ−タ(以下「クドア」という。)がヒトの口に入ることにより、症状を引き起こすことが分かっています。クドアは、冷凍又は加熱で病原性が失われることが確認されており、県では、こうした対策をとることでクドアを原因とする食中毒は防止できることについて、県民の皆さまにも情報提供しているところです。

 また、現在、県内ではヒラメの養殖は行われていません。

 ヒラメの放流は、人工的に生産した稚魚を自然の海に放流することで資源を積極的に増やそうというもので、毎年、県内各地で実施しています。

 クドアの寄生対策について県では、国がまとめた対策に基づき、クドアが寄生したヒラメを放流することがないよう取り組んでいます。具体的には、人工生産のヒラメ稚魚をクドアの宿主であるゴカイ等が存在しない環境で飼育するとともに、放流直前にクドア寄生の検査を実施し、クドアの寄生の無い健全な稚魚を放流しています。

 なお、ご提案のあったチョウザメ養殖ですが、県内において、既に邑南町の企業がチョウザメ養殖を行っており、キャビア等の加工・販売をしています。

 島根県では、この企業に対して養魚指導等を行っており、今後もこうした取り組みに対して必要な支援を行ってまいります。

(農林水産部水産課、健康福祉部薬事衛生課)

 


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