【提案No.A2017-00042】5月17日受付

　島根半島の日本海側に面した集落在住です。

　私の住んでいる集落の湾にはハングル文字の入ったゴミが多く流れ着いております。対北朝鮮情勢が非常に悪化して不穏なニュースが毎日流れるようになっているこの頃、ゴミが流れてくる潮ならば南北朝鮮人の方々だって流れ着けると、そのようなことが起こったらと思うと怖くて不安で眠れない日々を過ごしております。

　島根半島の「裏」と呼ばれるあたりでは大体そうだと思いますが、いわゆる限界集落で高齢な方の割合が多く、抵抗手段や自衛が考えられるような場所ではございません。集落の中には駐在所一つございません。そのような地域に住む人間にとって昨今の情勢による不安はいかばかりかとご想像も易いかと存じます。

　島根県政において安心できる対応を、国への訴えも含め、どうかどうかご考慮、施策立ていただけますようお願い申し上げる次第にございます。

【回答】5月24日回答

　県は、日本海を隔てて北朝鮮と隣接する位置関係、離島や長い沿岸線を有する地理的状況、更には、原子力発電所が立地する島根県の事情等を考慮し、県民が安心して暮らすことができるよう、海上保安庁や防衛省に対し、

１．巡視船の増隻^※や船舶の大型化など海上での監視取締りの強化、関係機関との連携強化等、海上監視体制の充実を図ること。

　※増隻：船の数を増やすこと

２．県内において、出雲駐屯地をはじめ自衛隊の配備体制の充実を図ることや、日本海側の警戒態勢の強化に向けた自衛隊艦船の寄港回数を増加させること。

を県の重点要望として、春と秋に要望しており、引き続き、強く国に要望していく考えです。

（防災部防災危機管理課）

　県警では、不法入国者等に対する警戒警備に万全を期するため、沿岸におけるパトロール活動はもとより、海上保安庁等関係機関と緊密な連携を図りつつ、また、沿岸警備協力会など地域住民の皆さまの協力も得ながら、警戒活動等を実施しています。

（警察本部警備部警備第一課）

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