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森林整備を軸とした地域活性化について


 

【提案No.153】 7月2日受付

 

Q.県内の自治体が積極的に森林整備を軸にした地域振興策を実施できるよう、県行政の力強い旗振りに期待します。

 

  森林整備を軸にして環境問題、過疎対策、農林業等地域振興、教育などの問題を点ではなく、線で結び一つの流れにした政策が必要かと存じます。

  たとえば、小中学校など公共の建造物の建替えや改修において県内の森林資源を積極的に活用することを県が奨励し財政面でも後押しをする。森林整備における課題は、それにかかわるコストにあると思います。安価な輸入材やコンクリート建築が国内の木材使用の妨げになっていますが、このままでは他国の環境破壊だけでなく、国内の環境にも大きな禍を招きます。他国の森林資源を食い荒らし、自国の森林資源は放置したままという歪な構造が許されていいのでしょうか。

  行政が積極的に森林資源を活用することで関連産業に活力を与え、地域活性化の起爆剤にするストーリーが必要かと存じます。森林整備への取り組みは中山間部に人をシフトさせることになり、過疎化対策の有効な手段として期待できます。

  中山間部に人が集まれば、採算性の悪い棚田や畑を自給自足的な食糧供給元として活用できます。収穫物を販売しようとすれば採算を考慮する必要がありますが、自給自足であれば話は別ではないでしょうか。また、森林整備にかかわる様々な技術開発へのバックアップも行政の大切な役割として位置付けるべきです。産官学共同でバイオマスや林業関連の作業ロボットの技術開発研究施設を設置することにより、地域に根付いた雇用を創出し地域活性化の礎とする政策が、今後の地方行政に課せられた大きな役割ではないかと存じます。

  県内の自治体が積極的に森林整備を軸にした地域振興策を実施できるよう、県行政の力強い旗振りを切望する次第です。

 

 

【回答】 7月16日回答

 

A.森林整備と木材利用を推進することにより、循環型林業を実現し、過疎地域や農林業の振興、安全で快適な環境の保全などの問題の解決に繋げて行きます。

 

  ご提案にもありましたとおり、森林資源を伐って、使って、植えて、育てるという林業の循環サイクルを作ることは、地球環境の保全のために重要なだけではなく、地域の雇用を創出し、地場産業を活性化させるなど、地域振興及び過疎化対策としても有効であると考えます。

  また、木材には、調湿性に優れ、手触りが良く、柔らかいなど、人に対して安全でやさしいという特徴があります。子供たちが、木造の建物の中で、地域で育まれた木に触れながら成長していくことは、森林の役割を実感したり、情操の面でもとても大切なことです。

  このため、島根県では「新たな農林水産業・農山漁村活性化計画」を策定し、循環型林業を実現するための取り組みを進めています。

  当面の具体的な取り組みとしては、今年度から3年間、国の経済対策を活用することを中心に、地域が一体となって実施する以下の事業などに対して支援を行うこととしています。

 

 (1)間伐や作業道の整備

 (2)木材加工施設・バイオマス利用施設の整備

 (3)地域の木材を使った公共施設の建築・改築

 (4)地域の木材を活用した製品の研究開発

 

  森林整備や木材利用にかかわる技術開発については、地域のニーズ等に基づき、中山間地域研究センターを核として、民間企業、島根大学等と連携し研究を行っており、成果を速やかに現場にフィードバックして行きたいと考えています。

(農林水産部林業課)

 

 

 

 

 


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