子育て支援活動について
【提案】 1月30日受付
Q: 子育て支援が必要な人たちがもっと利用できるような制度を検討してください。
最近「子育て支援」という制度を目にしますが、実際には利用がなかなかできません。特に、看護師や教師などなかなか休めない職種のシングルマザーなどが、本当に必要なときに利用できなくて困っているのが実態です。なかでも、松江市の若い母親達が困っているとよく聞きます。
経済的にも大変だから、子守の方を頼めないし、保育所で預かってくれるところもないそうです。
もっと「子守制度」を登録するなど、早期に検討をしてください。保育所が、一時預かりや夜間保育などしてくださるのが一番いいと思います。
また、小学校低学年の子どもが一人寂しく家に留守番をしているのもどうかと思います。学童保育の充実とか、古い空き家を利用した児童館の設置も必要かと思います。その中にお年寄りとの関わりを持たせるとよいと思います。
【回答】 2月18日回答
A: 県内の市町村では、保育所や放課後児童クラブなどで保護者のニーズに応じた様々な保育事業を実施しています。また、地域の子どもたちが放課後や休日に様々な交流や体験をする「放課後子ども教室」では、子どもたちの健やかな成長を支援しています。
子育てを支援するためには、仕事と子育てを両立し、子育て世代の育児負担の軽減を図ることが大変重要になっています。
このため、県内の保育所では、通常保育に加え、保護者の育児疲れや冠婚葬祭などに対応する一時保育、夜10時頃まで保育する夜間保育、入院の必要のない病児や回復期にある病後児を保育する病児・病後児保育など、様々な保育事業が実施されています。県では、保育事業の実施主体である市町村と連携を図りながら、これらの取組を支援しています。
なお、登録された会員間で子どもを預かるファミリーサポートセンター(※1)の活動が行われている市町もあります。
また、県では、児童館(※2)や学校の空き教室などで、留守家庭の小学校低学年児童などを対象に行われている放課後児童クラブ(※3)についても、実施主体である市町村とともに、その充実に努めています。児童クラブの中には、地域のお年寄りとの交流をはじめ、特色ある活動をしているところもあります。
こうした子育て支援の利用については、市町村の担当窓口にお問い合わせください。
※注1) ファミリーサポートセンター
「育児の援助を受けたい人(依頼会員)」「育児の援助を行いたい人(提供会員)」という会員同士で育児の援助を行う地域の子育て支援システム
※注2) 児童館
子どもに健全な遊びを提供して、その心身の健康を増進し情操を豊かにすることを目的とした屋内型の児童厚生施設
※注3) 放課後児童クラブ
保護者が就労や病気・介護などの理由により放課後家庭にいない児童を、健全育成を図るために放課後の一定時間預かる施設
(健康福祉部青少年家庭課)
島根県では、「地域の宝である子どもを地域全体で育む」という理念に基づき、群れて遊ぶことが少なくゲームやテレビで過ごしがちな子どもに、地域の大人たちの力を結集して放課後や休日を健やかに過ごすことができる環境を保障し、地域での子どもの育ちを支えようとする取り組みを進めています。
公民館や学校の余裕教室などを活用し、高齢者の方々をはじめ地域の大人の参画を得て地域の子どもたちに様々な交流や体験の場を提供することを主な内容としており、今年度は15市町の132箇所で「放課後子ども教室」を運営しています。具体的には、各地域のボランティアの皆さんが指導員となり、自由遊び、ものづくり、絵本の読み聞かせ、野菜づくり、昔の遊びなど様々な活動を行っています。
実施場所や活動内容は、地域の実情に応じて工夫し実施されていますので市町村担当窓口にお問い合わせください。
(教育庁生涯学習課)
お問い合わせ先
広聴広報課県民対話室
島根県政策企画局広聴広報課県民対話室 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5770、6501 【FAX】0852-22-6025