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遊愉私的(ゆうゆうしてき)大人の楽しみ010

石見焼の窯元で土をひねる

豊かな自然や歴史、文化が根づく島根を五感で体験してみませんか。今回は石見焼の窯元で、陶芸に挑戦します。


石見焼を作る様子


赤褐色の石州瓦が青い海に映える江津市は、古くから焼き物が盛ん。ここで作られる石見(いわみ)焼は暮らしに根ざした焼き物で、大きな水がめ「はんどう」がよく知られています。

訪れたのは石州宮内窯。陶芸は初めてでしたが、伝統工芸士の宮内孝史さんが丁寧に教えてくれました。

「いきなり電動ろくろは難しいので、簡単な方法でやってみましょう」

ソフトボール大に丸めた粘土の真ん中に親指を突き立て、粘土を手で回しながらすり鉢状に穴を広げていきます。ひっくり返して高台(こうだい)を削った後、口に当たる部分を滑らかに整えると茶碗の出来上がり。宮内さんがつくるとあっという間です。

簡単そうに思えましたが、いざ挑戦してみると粘土はどんどん横へ広がり、お吸い物のお椀のように…。宮内さんのようにはいきません。

「茶碗の形は好みでいいんですよ」。優しくフォローしてくれる宮内さん。

「ただ、内側に当てた親指の力が強すぎるようです。外側を上にのばすイメージで。時間をかけると粘土が乾燥するので、失敗を恐れずにやりましょう」

言われた通り「上へ、上へ」と意識してみると、なんとかそれらしい形になりました。余った粘土で小皿を作り、木の葉を押し当てて模様をつけたところで体験は終了。焼き上げは宮内さんに任せて、完成品との対面はしばらく先のお楽しみです。

帰り際にギャラリーをのぞくと、茶碗やはんどうに交じって、石見焼のテーブルやベンチも作られていました。「この近くで採れる粘土は高温で焼くのに適しているので、丈夫で水に強い陶器ができるんです。はんどうを作る技術もあるから、屋外で使える大型陶器も作れるんですよ」と宮内さん。

1カ月後、届いた小包を開けると、不格好さも愛しい私の器たちは、きれいに釉薬(ゆうやく)をかけられて一人前の顔をしていました。


石見焼を楽しむ様子
焼き上がりが楽しみ


石州宮内窯の写真
石州宮内窯


さまざまな石見焼の写真
さまざまな石見焼


伝統工芸士の宮内孝史さんが指導する様子
伝統工芸士の宮内孝史さんが指導


江津市の地図


陶芸体験

●体験日時
随時(1週間前に要予約)


●料金
お一人様1,500円(税別)
※完成品の送料は別途


●お問い合わせ
石州宮内窯(TEL:0855・53・0304)

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島根県政策企画局広聴広報課
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