豊かな自然や歴史、文化が根づく島根を五感で体験してみませんか。今回は、益田市でサイクリングに挑戦。日本海を眺めながら、ロードバイクを走らせました。
訪れた益田市は、萩・石見空港の滑走路を自転車で走る「益田I・NA・KAライド」が開催されるなど、サイクリング振興が盛ん。アイルランドチームの東京五輪・パラリンピック事前合宿も決まり、今まさに“自転車の熱い町”です。
「市内をぐるりと巡る104キロのサイクリングコースは道のコンディションが良く、100キロの区間で信号ゼロ。ノンストップで走るのは爽快です」とは地元の自転車店「サイクルセンターまつしま」で働く矢野雅義さん。今回は、日本海に沿って走るプチサイクリング体験に案内してもらいました。
持石海岸から続くなだらかな道へこぎ出すと、車体の軽いロードバイクは滑るように進み、白浜に寄せる波や、青く広がる海を眺めながらスピードを上げていくと、頬に潮風を感じます。
三里ケ浜海岸を過ぎたところで、急な上り坂に差し掛かりました。いつものママチャリでは越えられそうもありませんが、ロードバイクの力と、前後に連なる仲間との連帯感に励まされ、なんとか走破。視線を交わし、互いの健闘をたたえ合います。
坂の上で折り返すと、難所だった坂は下り坂に。心地よい風を思う存分浴び、上り道でかいた汗が吹き飛んでいきます。休憩は、海岸線に岩礁が散らばる観音岩のビュースポットで。気の向くまま足を止められるのも、身軽な自転車ならではの楽しみです。
「海も山も川もあって、変化に富んだ景色を一度に楽しめるのが益田のいいところ。ペダルをこげば、100キロなんてあっという間ですよ」と矢野さん。
次は若葉の時季の渓谷を眺めに、匹見峡まで足を延ばそうと思います。
益田の海岸線をロードバイクで走る
気軽に休憩できるのが自転車の良さ
案内役の矢野雅義さん
●お問い合わせ
益田市五輪キャンプ誘致推進課(TEL:0856・31・0342)
益田市観光協会(TEL:0856・22・7120)
サイクルセンターまつしま(TEL:0856・22・2225)
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