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勇将松平直政初陣の記憶

慶長19(1614)年の大坂冬の陣で初陣を飾り、大坂城の真田幸村を果敢に攻めた逸話が残る松平直政(1601〜66年)。藩主を務めた松江市内に勇ましい若武者ぶりを伝える品が残されています。

松平直政騎馬像の写真
松平直政騎馬像

故開運千体不動尊の写真(松江歴史館蔵)
故開運千体不動尊(松江歴史館蔵)

 

 

真田軍扇の写真とその入れ物(松江神社蔵)
真田軍扇(松江神社蔵)

 

 

 

松平直政初陣図の写真(陶山勝寂筆、松江歴史館蔵)
松平直政初陣図(陶山勝寂筆、松江歴史館蔵)

 

 

 

徳川家康の孫に当たる直政は、越前松平家初代藩主の結城秀康の三男として近江(滋賀県)に生まれ、青年期まで越前国(福井県)で育ちました。大坂の陣の功績によって所領を与えられ、松本(長野県)藩主を経て寛永15(1638)年に松江松平家の初代藩主となりました。

 

大坂冬の陣では、当時14歳だった直政は家督を継いだ兄・忠直の反対を押し切って陣に加わりました。大坂城外に築かれた出城・真田丸での激しい攻防戦で、攻めあぐねる徳川方の軍勢の中で際だった戦いぶりを見せた直政。その勇猛さをたたえて敵方の幸村が軍扇を与えたといわれています。

松江城二の丸に建つ松江神社には、その軍扇や直政が戦いで使用したというかぶと、采配などが伝わっており、国宝・松江城天守で公開されています。軍扇は金地に松と日の丸が描かれており、直政の華々しい初陣の戦功を想起させられます。

初陣の武功は松江で後代までたたえられ、江戸末期の藩お抱え絵師・陶山勝寂(すやましょうじゃく)は「松平直政初陣図」に真田丸をにらみつける直政の勇壮な姿を描きました。大正時代には地元の彫刻家・米原雲海が制作した騎馬像を元に本丸に銅像が建てられ、現在は島根県庁前庭に復元されています。

また家康ゆかりの品として、初陣の直前に譲り受けた「故開運千体不動尊」が、松江松平家の現当主から平成23年に松江市へ寄贈されました。高さ25センチの厨子に大聖不動明王が鎮座して周囲には無数の不動尊が並び、精緻(せいち)な彫刻や装飾が施されています。

松江市中心部の地図

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