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隠岐の牛突き

堂々たる体躯(たいく)の雄牛同士が角を突き合わせる隠岐の「牛突(うしづ)き」。約800年前に始まったといわれ、闘牛が行われている全国6県の中でも古い歴史があります。鼻綱(はなづな)を操る人と牛が呼吸を合わせながら技を繰り出す戦いぶりに、隠岐ならではの特色があります。

牛突き大会の土俵入りの写真
牛突き大会の土俵入り

 

 

鼻綱を操って牛をけしかける綱取りの様子
鼻綱を操って牛をけしかける綱取り

 

 

 

一方が戦意を失う様子
一方が戦意を失うと勝敗あり

 

 

 

勝利した横綱牛にまたがる少年の写真
勝利した横綱牛にまたがる少年

 

 

 

体を鍛え上げた雄牛が角を突き合わせると踏ん張った前足が土にめり込み、荒い鼻息が土俵に響き渡ります。牛の傍らに立つ「綱取(つなど)り」が鼻綱(はなづな)を巧みに引いたり振ったりするのを合図に、牛は体を引いて体勢を立て直したり、首をひねって角の先端を相手の体めがけてねじり込んだりして戦います。一方が戦意を失って背を向けると勝負は決着。土俵を二重三重に取り囲んだ観客から歓声が上がり、子どもたちは勝ち牛にまたがって勝利をたたえます。

 

牛突(うしづ)きは、隠岐に配流された後鳥羽上皇を慰めるために始まったという言い伝えから、約800年の歴史があるといわれています。その特徴は鼻綱を操る「綱取り」と牛が呼吸を合わせる戦い方で、牛だけで戦わせる他県の闘牛とは異なります。鼻綱のたぐり方で技を繰り出したり相手の技を防いだりしながら、牛の力を存分に発揮させるのが綱取りの腕の見せどころです。

また、大関戦までは引き分けにしており、東西の牛の力が拮抗(きっこう)した頃合いで審判役が試合を止め、男衆が興奮した牛を引き離します。勝敗を決する横綱戦では取り組みが数十分に及ぶこともあり、牛の汗ばんだ体から湯気が立ち上るほどです。

牛突きに出場する突き牛は栄養豊富な餌を与えて毎日トレーニングを行い、畜産牛とは区別して飼育されています。隠岐では、負けた牛は闘争心を失って牛突きに不向きになるとされているため、勝敗をつけないように競わせながら、戦いへの自信と実力を養います。また生後半年頃から角の形を整えるのは、隠岐と愛媛県にしか見られない習慣です。

現在、牛突きは隠岐の島町でのみ行われており、「八朔(はっさく)牛突き大会」「一夜嶽(いちやがだけ)牛突き大会」「夏場所大会」の本場所三大会が晴れ舞台とされています。そのほかにも大会や専用ドームでの観光牛突きがあり、伝統継承や後継者育成に努められています。

綱を着けた横綱牛の写真

綱を着けた横綱牛

 

 

●主な牛突きスケジュール

 

<佐山牛突き場>
毎年9月1日=八朔牛突き大会

<一夜嶽牛突き場>
毎年10月13日=一夜嶽牛突き大会

<隠岐モーモードーム>
毎年8月15日=夏場所大会
毎年1月第2日曜日=初場所大会
随時=観光牛突き

<姿沢牛突き場>
5月4日=しゃくなげ祭り牛突き大会

<上西神社>
毎年11月中旬=秋場所大会

※予定は変更される場合があります

 

 

隠岐の島町の地図

 

 

 

●お問い合わせ
隠岐の島町教育委員会生涯学習課文化振興係(TEL:08512・2・2126)
隠岐の島町観光協会(TEL:08512・2・0787)

 

 

 


 


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