• 背景色 
  • 文字サイズ 

石州和紙用と美の魅力

万葉歌人・柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)が石見(いわみ)地方にもたらしたとされ、1300年の歴史を持つ手すき和紙の「石州(せきしゅう)和紙」。
浜田市三隅(みすみ)町を中心に受け継がれ、地元産の楮(こうぞ)や三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)を原料として職人が1枚1枚すき上げています。
世界でも価値を認められた石州和紙の、用と美の魅力を紹介します。

 

森川勇「和玉」の写真
森川勇「和玉」=平成26年石州和紙デザインコンペ大賞(中国経済産業局長賞)

 

 

石州和紙で最も多く生産されるのは、伝統的な技法ですく「石州半紙(ばんし)」を始めとする楮紙です。
石州半紙は柔らかな手触りと上品な光沢、強靱(きょうじん)さと耐久性が特徴で、平成21年に手すき和紙として初めて、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されました。
平成26年11月には、岐阜県の本美濃紙、埼玉県の細川紙を加えて「和紙日本の手漉(てすき)和紙技術」として再登録され、あらためて注目を浴びています。

 

石州半紙が本美濃紙や細川紙と大きく異なるのは、楮の甘皮を残したまま紙すきに使用する点です。
甘皮が隙間を埋めて長い繊維をしっかり絡ませるため、折り曲げたり水にぬれたりしても破れにくい丈夫な和紙に仕上がります。
その特性から、障子紙や大福帳、書道用紙として重宝されてきました。

石州半紙を含む石州和紙は郷土芸能「石見神楽」の面や大蛇の蛇胴の製作にも欠かせない素材です。
最近は桂離宮や二条城などで文化財の修復にも多く活用されています。

また、色とりどりに彩色されたり、透かし模様をすき込んだりした石州和紙もあり、その美しさからタペストリーやランプシェードなどの装飾品にもその用途を広げています。
天然素材の柔らかな風合いを生かして作られた赤ちゃん用の靴や和紙から紡いだ糸で編んだストール、着物の帯などの服飾品は、使うほどにしなやかになって肌になじみます。

職人や県内外のデザイナーらのアイデアにより、石州和紙の可能性はますます広がっています。

 

石州和紙で作られたベビーシューズや糸、ストールの写真
石州和紙で作られたベビーシューズや糸、ストール

 

 

美しい色彩や模様の石州和紙の写真
美しい色彩や模様の石州和紙

 

 

和紙人形の写真
和紙人形

 

 

イメージ

 

 

○お問い合わせ
石州和紙会館(TEL0855・32・4170)

 

 


 


お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp