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しまね美味満堂1ぼべ飯(めし)

豊かな歴史風土の残る島根では、その土地ならではの味も受け継がれています。
夏の海辺で採れる貝を炊き込んだ「ぼべ飯」もその一つ。
指先ほどの小さな粒に磯の香りとうま味が凝縮されています。

 

 

ぼべ飯の写真

 

 

 

「ぼべ」とはカサガイ類の巻き貝で、島根県西部・石見地方での呼び名です。
東部の出雲地方では「べべ」、隠岐地方では「ごんべ」等と言います。
岩場に張り付いた貝殻は、長さ2〜5センチの楕円(だえん)形。
その貝を炊き込んだご飯「ぼべ飯」は、県内の日本海沿岸に広く伝わる家庭の味です。
大田市仁摩(にま)町の馬路(まじ)地区に住む山根俊隆(やまねとしたか)さん、直美(なおみ)さん夫婦は、生まれ育った海辺で食堂と民宿を営み、ぼべ飯を振る舞っています。
味と香りを存分に楽しめるよう、具材は貝だけで炊き込むのが山根さん流です。
1升の米に入れるぼべ貝は500グラム。
貝は水からゆでた後、一つ一つ貝殻から身をはずし、ゆで汁でふり洗いします。
うま味がしみ出たゆで汁はこして、研いだ米の中へ。
砂糖と塩、しょうゆ、酒、みりんで味付けし、貝を載せて炊き込みます。
炊き上がると、食欲をそそる香ばしいしょうゆと磯の香りが釜から立ち上ります。
ぼべ貝は柔らかく弾力があり、小さな粒に身と肝が一体となって味わいは濃厚です。
海辺の人々はぼべ貝を、アワビよりおいしいと話します。
貝は市販もされますが、食べるだけの量を家族で採り集めるのが一般的。
鮮烈な磯の香りは、楽しい家族の夏の思い出をも呼び起こします。

 

 

 

ぼべ貝の写真
ぼべ貝
カサガイ類の地方名。貝殻は2〜5センチの楕円の円すい形。
岩場にはり付いて生息しており、金べらなどを身と岩の間に差し込んではがし取る。
島根県では特に夏場に食用とする。

 

 

 

炊きあがったぼべ飯。磯の香りが立ち上る写真
炊きあがったぼべ飯。磯の香りが立ち上る

 

 

 

ぼべ貝は水からゆで、殻から身をはずす写真
ぼべ貝は水からゆで、殻から身をはずす

 

 

 

ぼべ貝を採る山根俊隆さんの写真
ぼべ貝を採る山根俊隆さん

 

 

 

山根俊隆さん、直美さん夫婦の写真
山根俊隆さん、直美さん夫婦

 

 

 

マップ

 

 

 

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