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三瓶小豆原埋没林公園10周年

約4000年前の噴火で埋まった巨木群を展示する施設として、大田市の三瓶(さんべ)山麓に設置された「三瓶小豆原埋没林(あずきはらまいぼつりん)公園」が、5月で10周年を迎えます。
立ったままの姿の埋没林を見ることのできる施設は世界でも唯一と言われ、これまでに45万人を超える入場者が訪れています。
巨木を育んだ縄文時代の自然を体感できるタイムカプセルのミュージアムとして、人気が高まっています。


約4000年前の巨木の埋没林の写真
約4000年前の巨木の埋没林

 

 

JR大田市駅から三瓶山に向かって車を走らせると、20分ほどで三瓶小豆原埋没林公園に着きます。
「縄文の森発掘保存展示棟」の直径30メートルもある巨大な穴を、内壁に沿った階段で下りていくと、
地下13.5メートルの地底に、最大で高さ12.5メートル、直径2.5メートルの巨木が7本そびえ立ち、横たわった木も約10本ある巨大地底林の世界が広がっています。
その大半は杉で、樹齢600年を超えるものもあります。
約4000年前に三瓶山が噴火した時、この場所は谷でした。土石流が隣接する谷から、なぎ倒された木とともに流れ込み、うっそうとした原始の森がそのまま埋没。
空気に触れることなく、森の"缶詰"として長い眠りにつきました。縄文の巨木が最初に姿を現したのは昭和58年。水田の整備工事で、地中に直立する木が出てきました。
工事が終わると、上を3メートルほど切って埋め戻され、忘れ去られていましたが、平成2年、巨木の写真を目にした地元の火山研究者・松井整司氏が声をあげ、発掘調査がスタート。
平成10年に一本の巨木が発掘され、その後次々と姿を現し、世界でも類例を見ない巨大な埋没林が目覚めました。
公園の敷地内には、現在でも20本以上の巨木が地中で眠っています。
また、直径8メートルの穴の底に巨大な切り株を展示した根株展示棟や、2000年以上前のハスの実から発芽させて増やされた古代ハスが夏に薄いピンクの花を咲かせる「古代ハスの池」もあります。
公園の来場者の約7割が県外からの利用です。
世界遺産の石見銀山遺跡に近く、最近では口コミで興味を持ち、訪れる人が増えています。
同公園を管理している県立三瓶自然館サヒメルの安藤彰浩(あんどうあきひろ)館長は「国の天然記念物に指定されている貴重な埋没林を県内外の人にもっと知ってもらい、さらに来ていただきやすいような仕組みや展示方法を考えていきたい」と話しています。
4月27日(土)には、大田市の「あすてらす」で10周年記念イベントが開催されます。


縄文の森発掘保存展示棟の外観の写真
縄文の森発掘保存展示棟の外観

根株展示棟の切り株の写真。断面の最大直径は約2メートルある
根株展示棟の切り株。断面の最大直径は約2メートルある

幹は朽ちたが、堆積物に埋まっていて残った根株の写真。上部の最大直径は約1.5メートル
幹は朽ちたが、堆積物に埋まっていて残った根株。上部の最大直径は約1.5メートル

昭和58年に出現した巨木の写真
昭和58年に出現した巨木

古代ハスの花の写真
古代ハスの花

三瓶小豆原埋没林公園地図

○お問い合わせ
三瓶小豆原埋没林公園
(TEL0854・86・9500)

 

 

 

 

 

 

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