• 背景色 
  • 文字サイズ 

黄泉の世界に通じる黄泉津比良坂

古事記神話に登場するイザナキ、イザナミの夫婦神は日本の国土と多くの神々を生み出したことで有名ですが、
二人が現世と死後の世界に引き裂かれた舞台となったのが、松江市東出雲町にある黄泉津比良坂(よもつひらさか)といわれています。
静かなたたずまいの中、黄泉(よみ)の国への入り口をふさいだ大きな岩が神秘的な雰囲気を醸し出しています。

黄泉の世界に通じる黄泉津比良坂

 

この世とあの世をつなぐ舞台といわれる根拠は、黄泉津比良坂の近くにあるイザナミを祀(まつ)った揖夜(いや)神社が、
出雲国風土記に「伊布夜(いふや)社」と記され、古事記では「出雲の国の伊賦夜坂(いふやざか)」と記されていることから、
伝承地とされています。
揖夜神社は出雲地方でも最古級の一社で、堂々とした大社造りの本殿は風格が感じられ、
拝殿に置かれた円鏡に写し出された光景はどこか幻想的です。

黄泉津比良坂は国道9号から約300メートル南に入ったところにあり、
切り取った斜面に人の手では抱えきれないほどの大きさの岩が3つ置かれています。
黄泉の国から追いかけてきた変わり果てた姿の妻イザナミを食い止めるために、イザナキがふさいだ岩といわれ、
静けさが漂うなかに神話の舞台の神秘性が感じられます。

また古事記では、イザナミを葬った地が出雲と伯伎(ははき)(伯耆ほうき)の国境にある「比婆之山(ひばのやま)」と記されています。
その伝承地の一つが県境に近い安来市伯太(はくた)町の比婆山で、ふもとにはイザナミを祀る久米(くめ)神社があり、
山頂には奥宮が鎮座します。

現世と死後の世界の境界にまつわる伝承は、出雲国風土記にも「黄泉の穴」として登場します。
この穴の有力候補の一つが日本海に面した出雲市猪目(いのめ)町にある猪目洞窟(どうくつ)遺跡で、
昭和23年に縄文時代の土器や弥生時代と古墳時代の人骨、火をたいた跡などが見つかりました。
考古学的資料の発見は、神話の世界を身近に感じさせてくれました。

このほか猪目洞窟に近い山の中腹にも、地元で「冥土(めいど)さん」と呼ばれる直径50センチほどの黄泉の穴があります。

 

 


黄泉津比良坂の写真
黄泉津比良坂

揖夜神社の写真
揖夜神社

揖夜神社の写真

猪目洞窟遺跡の写真
猪目洞窟遺跡

猪目洞窟遺跡の写真


久米神社奥宮の写真
久米神社奥宮

黄泉の穴の写真(冥土さん)
黄泉の穴(冥土さん)

神代絵の写真(江津・山辺神宮蔵/学研フォトアーカイブス)
神代絵(江津・山辺神宮蔵/学研フォトアーカイブス)

マップ


○お問い合わせ
神々の国しまね実行委員会
(TEL0852・22・5368)

 

 

 

Copyright(C)2005ShimanePref.AllRightReserved


お問い合わせ先

広報室

島根県広報部広報室
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp