国譲り神話
国譲りの舞台・稲佐の浜
平安時代の出雲大社本殿1/10模型
(島根県立古代出雲歴史博物館)
神話のふるさと島根を物語るエピソードは数多くありますが、全国でも有数の規模を誇る出雲大社にまつわる「国譲り神話」もそのひとつです。
古事記によると、葦原中国(あしはらのなかつくに)を治めていたオオクニヌシノミコトは高天原(たかまがはら)から国譲りを迫られ、2人の子どもの意見を聞き入れて国譲りを受け入れることになります。
その見返りに巨大な宮が建てられ、これが出雲大社の起源とされています。
古事記では、オオクニヌシの子どもの一人コトシロヌシは国譲りに賛成したものの、もう一人のタケミナカタが反対。
高天原からの使者タケミカヅチと力比べをした結果、タケミナカタが負けたために要求を受け入れた、と記されています。
力比べをした舞台といわれるのが出雲市大社町に広がる稲佐の浜で、弁天島を洗いながら打ち寄せる波が今も変わらぬ美しい景観をつくりだしています。
この浜では旧暦の10月に全国の神々を迎える神事も行われています。
出雲大社は平安時代の文献には「雲太(うんた)」と記され、東大寺の大仏殿を上回る日本一の高さを誇っていました。
平成12年には境内から巨大神殿を支えた3本組みの柱(宇豆柱〈うづばしら〉)が見つかり、あらためて古代出雲が注目されました。
また、毎年春と冬には島根半島の東端にある美保湾で国譲り神話にちなむ青柴垣(あおふしがき)神事と諸手船(もろたぶね)神事が古式ゆかしく行われます。
青柴垣神事
諸手船神事
出雲大社
出雲大社しめ縄
宇豆柱
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