島根県芸術文化センターグラントワ5周年
島根県西部の文化振興拠点として、益田市中心部にオープンした県芸術文化センター「グラントワ」が今年開館5周年を迎えました。
これまで数々の文化活動を展開して、県内外に大きな感動を与えてきましたが、節目を機にさらなる発展を目指しています。
優れたデザイン性
グラントワは「大きな屋根」を意味するフランス語で、その名の通り石見地方特産の石州瓦約28万枚を使った屋根と外壁が威容を誇ります。
4つの展示室を持つ石見美術館と、大小ホール(1500席、400席)と2つのスタジオ、多目的ギャラリーなどを持ついわみ芸術劇場、中央には回廊に囲まれた広い中庭広場があります。
この優れたデザイン性や地域振興の拠点施設としての役割などが評価され、今年10月に京都迎賓館と並び公共建築賞特別賞を受賞しました。
水盤のある中庭広場
地域文化振興に貢献
美術館ではこれまでに国内外の著名作品を紹介する展覧会を招致して地域文化の振興に貢献しています。
またファッションデザイナー森英恵(もりはなえ)さん(吉賀町出身)の作品や文豪森鴎外(もりおうがい)(津和野町出身)ゆかりの美術作品収集にも力を入れています。
ホールではクラシックやポピュラー音楽だけでなく、歌舞伎や落語、ミュージカルなどさまざまな舞台公演を繰り広げているほか、
毎週日曜日に石見神楽の定期公演が行われています。
さらに音楽家や舞台監督によるワークショップを開くなど、地域の文化学習塾的な役割も担っています。
現在建築が進む東京スカイツリーの総合監修者として知られる澄川喜一(すみかわきいち)センター長は「地域の方に親しまれる文化の拠点として、
また、世界に視野を広げるグラントワとなるよう頑張りたい」と話しています。
高い天井、ゆったりくつろげるロビー
グラントワ2011年イベント
●開館5周年記念展II「ロボットと美術−機械×身体のビジュアルイメージ」/1月10日まで
アート、ホビー、ロボティクスなど約250点の作品により、私たちの文化とロボットのかかわりを考えます。
●「日本のからくり人形展〜江戸時代のロボット!?
からくり人形がやってきた!」/1月7日〜16日
江戸時代の先端技術から生まれたからくり人形を公開します。
●企画展「島根県立美術館名品展夕日につつまれる湖畔のミュージアムから」/2月9日〜3月21日
松江市にある島根県立美術館所蔵の選りすぐりの名品を石見美術館で紹介します。
●益田糸あやつり人形定期公演/1月9日、3月21日
●ミュージカル「あいと地球と競売人」/3月27日
斐川町の女子小学生の遺志をモチーフにした県民手作りミュージカルを7年ぶりに益田で上演します。
黒田清輝「ポプラの黄葉(グレーの秋)」
藤島武二「西洋婦人像」
中庭広場を取り囲む回廊
1500席の大ホール
森英恵「ジャンプスーツ、カフタン」
○お問い合わせ
島根県芸術文化センター
SHIMANEARTSCENTER
石見美術館
IWAMIARTMUSEUM
いわみ芸術劇場
IWAMIARTSTHEATER
(TEL0856・31・1860)
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