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伝統工芸仏像彫刻

無心に彫ることで自然に手を合わせたくなる仏像になるのです。

仏像彫刻
ヒノキやクスノキなどの素材が丹念に彫り進められるにつれ、慈愛に満ちたお釈迦(しゃか)さまやお地蔵さまに変身していきます。
目の薬師として知られる出雲市小境町の一畑薬師の近くで制作に励む川島康史(かわしまやすふみ)さんは、県内唯一の仏像彫刻家として真剣に木と向かい合っています。

茨城県のお寺に納める薬師三尊像のうち月光菩薩像を彫り進める写真その1 茨城県のお寺に納める薬師三尊像のうち月光菩薩像を彫り進める写真その2
茨城県のお寺に納める薬師三尊像のうち月光菩薩像を彫り進める

釈迦如来座の写真
釈迦如来座

川島さんは高校卒業後、関西地方で銀行員生活を送っていましたが、25歳の時に「他の世界を見てみたい」と脱サラ。
全国を巡る旅の途中、北海道で木彫と出合いました。
「母方の十代続いた木工業の血が自分にも流れていた」と言うようにペンダントなどの民芸品作りから木彫の道に入りました。
島根に帰郷後も木地人形作家から木ろくろを習いながら技術を磨いていましたが、
「お地蔵さまのような作品を手掛けたい」と、倉吉市在住の仏師山本竜門(やまもとりゅうもん)さんに師事して、本格的に仏像彫刻に打ち込むようになりました。
5年後の平成3年に安来市広瀬町で独立。
その後松江市郊外の出雲かんべの里に移って制作に励みながら現代美術にも挑戦しました。
仏像を中心にやっていこうと思ったのは平成13年で、これまで彫りためた作品を集めて東京で初個展を開きました。
「人との出会いの中で個展が実現し、来場者の反応もよかった」と振り返りながら「これで後に引けなくなった」と感じたそうです。
平成16年には県の伝統工芸品に指定されました。
制作に当たっては「見る人の感性に訴えるものを作りたいが、意識すれば逆にいいものができない」と無心で彫ることを心掛けています。
仏像は注文を受けてから制作することが多く、安置場所に何度も足を運ぶなど依頼主の思いに応えるよう気を配ります。
ごく自然に手を合わすことができるような作品を目指す川島さんは「いつでも今がスタートライン」と、気を緩めることはありません。
来春には初心者のためのお地蔵さまを彫る本を出版する予定です。


人との出会いを大切にしたいと話す川島康史さんの写真
人との出会いを大切にしたいと話す川島康史さん


仲良し地蔵の写真
仲良し地蔵

不動明王座像の写真
不動明王座像

丸太に刻んだ地蔵の写真
丸太に刻んだ地蔵

不動明王立像の写真
不動明王立像

焼き杉のほこらに入った地蔵の写真
焼き杉のほこらに入った地蔵


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(TEL080・6318・4426)

 

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