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伝統工芸松江和紙てまり

絹川ツネノさん

和紙をちぎって花模様を描き、ひと針ひと針糸をかがっていく写真その1和紙をちぎって花模様を描き、ひと針ひと針糸をかがっていく写真その2
和紙をちぎって花模様を描き、ひと針ひと針糸をかがっていく


出雲民芸紙と色鮮やかな刺しゅう糸が織りなす「松江和紙てまり」は、城下町松江にマッチした民芸品です。
市の郊外にある「出雲かんべの里」の工房で制作に励む絹川(きぬかわ)ツネノさんは、ちぎり絵の花を引き立てるように心を込めてひと針ひと針糸をかがっていきます。

和紙と糸が織りなす美しさ


絹川さんとてまりの出会いは昭和45年に夫の転勤で暮らした熊本県が最初といいます。
夫の勧めで肥後てまりの基本を学び、2年後に故郷の松江に帰って以来、約40年間てまり作りを続けています。
平成7年には県の伝統工芸品に指定されました。
手すき和紙の出雲民芸紙を使ったてまりは絹川さんのオリジナル。
人間国宝の故安部栄四郎(あべえいしろう)さんが制作した出雲民芸紙の美しさに魅せられた絹川さんが、
ボタンやツバキなど四季の花々をちぎり絵で表現し、さらに刺しゅう糸で彩りを深めていくことを思い付きました。
「てまりの模様は多彩で限りがありません。いろいろ考え出していくのが楽しい」と魅力を語ります。
てまりは大きさが直径5センチから20センチほど。
地玉(じだま)と呼ばれる芯(しん)の部分を硬く丸め、綿を巻いて、しつけ糸をかけ、背景となる和紙を張り付け、
その上にちぎり絵で花を描き、刺しゅう糸で幾何学的な模様をかがっていきます。
かつては芯に海綿やヘチマなどを利用していましたが、入手が難しくなったため、
割れ物を包む木綿(もくめん)と呼ばれる木を糸状に削ったものを使っています。
かんべの里の工房では、和紙てまりのほか、藍染(あいぞ)め糸を使った藍てまりなども制作しています。
絹川さんは「飾るだけでなく、実際に使っても大丈夫。てまり作りの楽しさを一人でも多くの方に教えてあげたい」と、
工房で技術習得に打ち込む「和紙てまりの会」の女性たちの指導に励んでいます。

和紙てまりやかがりてまり、藍てまり作品の写真
和紙てまりやかがりてまり、藍てまり作品

絹川さんの昭和45年ごろの作品の写真
絹川さんの昭和45年ごろの作品

 

 

材料の出雲民芸紙と刺しゅう糸 木綿(もくめん)を丸めた芯に綿を巻き、しつけ糸をかけ、背景の和紙を張り、絵と模様を描く
出雲民芸紙などの写真一覧
材料の出雲民芸紙と刺しゅう糸 木綿(もくめん)を丸めた芯に綿を巻き、しつけ糸をかけ、背景の和紙を張り、絵と模様を描く


たくさんの作品が並ぶ和紙てまり工房の写真
たくさんの作品が並ぶ和紙てまり工房

 

 


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和紙てまり工房
(TEL0852・28・0048)

 

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