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島根半島浦々探訪

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日本海の荒波によって浸食された断崖が続く島根半島は、東西約65キロにわたって壮大な景観を繰り広げます。
また、自然や文化や人々の暮らしが織りなす浦々の静かなたたずまいは訪れる人々の郷愁を誘います。
多くの浦々が点在する島根半島は東西に国引き神話の舞台でもある出雲大社や美保神社が位置し、
かつてはこの浦々を巡る多くの巡礼たちが行き交いました。
北前船の寄港地として栄えた鷺浦と、漁業でにぎわった面影を残す沖泊を訪ね、島根半島の魅力に迫ります。

島根半島画像

半島のスポット写真その1 半島のスポット写真その2 半島のスポット写真その3 半島のスポット写真その4

 

北前船の中継地でにぎわった鷺浦

 

鷺浦の写真 イメージ


半島の西側に当たる出雲市大社町の出雲大社から峠道を約10キロたどると北西に日本海が広がる鷺浦(さぎうら)に到着します。
沖合にある柏島が風除けとなり、現在は200人ほどが暮らす静かな港町ですが、かつては銅の産出や北前船の中継基地として栄えていました。
海に向かって伸びる何本もの細い道沿いには、茶色の瓦屋根を持つ黒い板壁や白い漆喰(しっくい)壁の民家がびっしり立ち並んでいます。
江戸時代には22軒の船問屋があったといわれ、瀬戸内海の塩の販売で財産を築いた塩飽屋(しわくや)住宅は、なまこ壁や黄赤色の弁柄格子(べんがらごうし)が当時の繁栄をしのばせます。
また現在では見ることが少なくなったかまどの煙を屋外に排出する屋根の煙出し、石見地方の左官が手掛けた鏝絵(こてえ)、北西の季節風から家を守る竹の間立(また)て、重厚な船宿の蔵なども残されています。
集落には、国譲りの手伝いをした神を祀る伊奈西波岐(いなせはぎ)神社、火事注意を促す石彫りの汗かき仁王が鎮座する文珠院のほか、悪魔払いの正月行事シャギリも伝わっています。
鵜鷺(うさぎ)げんきな会の藤井健蔵(ふじいけんぞう)会長は「たくさんの文化遺産や素晴らしい景観を次代に伝えていきたい」と話しています。

鷺浦の街並み

 

 

 

 

半島最北端の小さな港・沖泊

 

沖泊の写真
島根半島最北端にある小さな沖泊の港


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半島を一気に東に約40キロ進むと、一番北側に突き出した岬(みさき)にぶつかります。
その付け根にあるのが松江市島根町の小さな集落・沖泊(おきどまり)です。東を向いた港を取り囲んで狭い斜面に30棟余りの民家が軒を接し、約100人が暮らしています。
地形的に潮の流れが良いため、かつては定置網や一本釣り漁が盛んに行われていました。漁業の衰退とともに最近は一般の釣り客の姿が目立つようになりましたが、今でも素潜りでサザエやアワビをとる海女さんや腕のいい漁師の姿を見ることができます。
集落の入り口には巡礼たちが祈願のために足を止めた潮掻(しおか)き穴があるほか、近くの高さ50メートルの断崖絶壁には「多古(たこ)の七つ穴」と呼ばれる洞窟もあります。
また港近くの高台には小さいながらも立派な津上(つのかみ)神社が鎮座し、海の安全を見守ります。
変わらぬ風景の中できれいな海を生かした観光振興の取り組みも進められ、ダイビング基地やコテージもお目見えしました。
区長を務める小川隆敏(おがわたかとし)さんは「断崖にえぐられた多古の七つ穴を巡る遊覧船を復活運航させたい」と、静かな集落の観光振興につながる道を探っています。
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沖泊の海女朝田永子さんの写真
沖泊の海女朝田永子さん

断崖に口を開けた多古の七つ穴の写真
断崖に口を開けた多古の七つ穴

巡礼たちが足を止めた潮掻き穴の写真
巡礼たちが足を止めた潮掻き穴

 

 

○お問い合わせ
鵜鷺コミュニティセンター
(TEL0853・53・5635)

 

松江市島根支所
(TEL0852・55・5722)

 

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