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特集2「島根の陶芸家光るモダンな造形感覚三原研」


工房で制作に励む三原研さん島根県内にはさまざまな焼き物があり、多くの陶芸作家が活躍しています。
作風もさまざまですが、地方色にとらわれず都会的で先鋭的な作品に挑戦する作家も少なくありません。
その中の一人が、松江市近郊の工房で制作に励む三原研さんです。
三原さんの作品は釉薬(ゆうやく)を使わない焼き締めと言われる技法で、
土の質感とモダンな造形感覚が組み合わさったのが特徴。
せっ器と名付けられた作品群は鋭角的なフォルム、
青銅器のような青灰色の地肌に白っぽい窯変(ようへん)がアクセントを生み出しています。
三原さんは大学時代のサークル活動で焼き物に出合い、
「自分一人で最初から最後までできる楽しさに魅せられた」と、
卒業を待たずに布志名焼(松江市玉湯町)の舩木研児(ふなきけんじ)氏に師事。
2年後に独立して、生まれ故郷の出雲市佐田町に工房を開き、
その後、松江市宍道町に工房を移しました。
工房で制作に励む三原研さん

 

 

閑静な環境にある自宅兼工房 作品が並ぶ自宅ギャラリー
工房の写真一覧
閑静な環境にある自宅兼工房 作品が並ぶ自宅ギャラリー

 


作品の写真

 

 

都会に足を運んでさまざまなジャンルの芸術活動に触れながら作風を模索。
焼き締めた土の表面に濃淡の違う土を張り合わせていく技法を経て約10年後にせっ器の技法を確立しました。
そして独自の造形美が高く評価されて松江市の「田部美術館茶の湯の造形展」をはじめとする
公募展での入選や入賞を重ね、全国へ名前が知られるようになっていきました。
「生まれ育った出雲の土の質感を大切に、自分が感じることを素直に表現し、
見た人の心を動かす作品を作りたい」と語る三原さん。
平成17年末からの2カ月間のイタリア研修が作陶姿勢に新たな刺激を与えたほか、
今年5月には初めてアメリカ・ニューヨークで個展を開催するなど、活躍の場は大きく広がっています。
 

竹や折り紙などをイメージさせる作品 直線がアクセントとなった青銅器のようなせっ器花器
作品の写真一覧
竹や折り紙などをイメージさせる作品 直線がアクセントとなった青銅器のようなせっ器花器

 

 

「見た人の心を動かす作品を作りたい」と語る三原研さん【Profile】
みはら・けん昭和33年生まれ。
同56年、舩木研児氏に師事。
平成13、20年、茶の湯の造形展大賞。
同18年、パラミタ陶芸大賞展準大賞。
同20年、日本陶磁協会賞。
松江市宍道町上来待。

 

 


「見た人の心を動かす作品を作りたい」と語る三原研さん

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