平成31年2月5日(火)にジュンテンドー研修センターで開催した「地域系部活動報告会」の様子についてご報告します。

　今年度の活動について、各学校の部員にプレゼンテーション方式で発表してもらいました。

　〈講評者〉

　檜谷邦茂氏（島根県中山間地域研究センター研究員）

　梅原梨氏（川本町地域おこし協力隊教育魅力化コーディネーター）

　瀬下翔太氏（NPO法人bootopia代表理事）

 

１．しまんーChu！（島根中央高等学校）

　各部活動・生徒会・家庭クラブ等から有志を募り、活動を行っています。今年度の主な活動内容として、イベントでの出店、

　ボランティア活動、３校合同地域系部活動交流会の企画などがありました。

　今後の目標として、これからも積極的に地域活動に参加したい、島根県内全域の地域系部活動交流会をやってみたい、

　人数を増やしてより活気のある部活動にしていきたい、と発表していました。

 

２．食と農研究会（矢上高等学校）

　普通科と産業技術科の2つの学科で一緒に食と農に関する活動を行う機会がなかったことから、

　学科の枠をこえて食と農にかかわる活動に取り組もうと、今年度に立ち上げられた部活動です。

　今年度の活動の１つとしておからフィナンシェの試作があり、実際に中学生へのお土産として配布されたとのことでした。

　今後は、地域のニーズを知って、もっと地域の方に喜んでもらえるような活動をしたい、と発表していました。

 

３．吉賀高校地域クラブ（吉賀高等学校）

　全校生徒が部員の部活動で、年間を通して地域行事やボランティア活動を行っています。

　今年度は、吉高ライスバーガーやなか吉プリンの開発、地元の子どもたち等と一緒に

　田んぼの生き物調査などを行った環境チームについてなど、多岐にわたって発表してもらいました。

　吉賀町の食材をPRするために開発された「なか吉プリン」は、地域課題についてビジネスの手法を用いた解決方法を、

　高校生が主体で発表する「伊勢SBPフェア」で特別賞を受賞されました。

 

４．グローカルラボ（津和野高等学校）

　今年度の主な活動として、畑や竹林の整備、竹を使った活動、イベントの参加などを行ってきました。

　また、部活動としての活動とあわせて、部員それぞれが自分たちの興味などから生まれた

　個人で進めるプロジェクトも持っており、今後も部活動としての活動と個人の活動の両方を大切にしていき、

　全員が自分の考えをアウトプットする機会を作っていきたい、と発表していました。

 

５．IT商業研究部（浜田商業高等学校）

　 今年度は地域系部活動としての取り組みではないですが、授業で得た知識を生かした地域活動を行っているとのことで、

　このたび発表していただけることになりました。

　今年度の主な活動として、小学生にプログラミングの楽しさを伝えることを目的とした小学校プログラミング教室の開催があり、

　今後も新たなオリジナル教材を作り、小学校プログラミング教室を広げていきたい、と発表していました。

 

６．ものづくり部（江津工業高等学校）

　今年度の主な活動として、空き家のリノベーションや、高齢者宅に訪問して作業を行う電気ボランティアなどがありました。

　また、「古民家・空き家のリノベーションを通した江津本町の活性化」というテーマのもと、今年度は課題解決型委託事業にも

　取り組んでもらい、その成果を発表してもらいました。卒業してからも、活動を通してできた地域との縁を大切にしていきたい、

　と発表していました。

　

　

　

　

　

　

　後半は、生徒のチームと指導員のチームに分かれ、ワークショップを行いました。

　生徒チームは各高校の部員が混合するようなグループをつくり、他校同士の交流も交えながらワークを進めていきました。

 

〈コーディネーター〉

　檜谷邦茂氏(島根県中山間地域研究センター研究員)

 

 

ワークの時間では、アイスブレイクをはさんだ後、何が自分と地域系部活動を繋げているのかを考えながら活動の振り返りを行い、

これからどのように自分をアップデートしていきたいかを、それぞれグループ内で宣言しました。