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三瓶山西の原火入れ

 厳しい冬を越え一歩一歩春の足音が近づいてくる今日この頃、国立公園三瓶山西の原では、春を呼ぶ行事「火入れ」が今年も開催されます。

 

 この時期、西の原の広大な草原では、枯れススキが一面に広がっています。草原は放置したままだとススキや、イバラ、樹木などが生長してすぐに藪化してしまいます。そこで、新たな草を発芽させるために、火入れなどをして、枯れた草木を始末します。この火入れは、山林火災の防止や害虫の駆除、三瓶山の美しい景観を維持する上でも大切な作業です。

 

 草原の一面に広がっている背丈ほどのススキは、一気に燃え上がると手がつけられません。事前にしっかりとした打ち合わせを行い、着火する区域分けなど計画的に燃やしていくのです。それでも、火の勢いが強いときや強風のときなど、飛び火による山林火災の恐れがあり、火の調節には最善の注意が必要です。火入れには、多くのボランティアの方の協力が欠かせません。総勢約170名の方達が、火の監視や消火活動にあたります。背中にはジェットシューターと呼ばれる水の入ったリュックを背負い、火の勢いが強すぎると水をかけ消火にあたるのです。絶妙な調節をしながら火を広げていきます。

 

春もいよいよ本番、その先駆けとなる火入れ行事に是非、出掛けてみてはいかがですか。

 

(りびえーる掲載日平成21年3月8日)


火入れ周辺地図画像

 火入れの様子と周辺地図

      

           

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