林業部
西部農林振興センター林業部の主な業務等について紹介します。
森林・
林業の
概要
森林資源の状況
取組紹介『重点項目』
業務紹介
自然に配慮して木材を繰り返して生産する森林に関する業務
木材、木質バイオマスの利用及び特用林産物の生産に関する業務
多様な生物の生息・生育の場所となる森林に関する業務
山崩れを防ぎ水を育む森林に関する業務
- トピックス
森林・林業の概況
森林は
木材生産のほか
水源かん
養や
山地災害防止など、
様々な
公益的機能をもっています。
近年は
地球温暖化の
原因となる
温室効果ガスの
吸収源としての
森林への
期待が
高まっています。
しかしながら、長引く木材価格の低迷による採算性の悪化から森林・林業・木材産業は厳しい状態にあり、森林所有者の伐採意欲が減退し、間伐など本来手入れを必要とする森林がそのまま放置され、その荒廃が懸念されています。
これら多面的機能を高度に発揮させるための適切な森林整備と併せて、地域材の生産から消費までの流通・加工システム確立による木材産業の振興を「江の川下流流域林業活性化センター」(平成6年度設立、江の川下流の6市町及びこの地域で林業・木材加工業等を営む者が中心となって組織する団体)を中心に取り組んでいきます。
森林資源の現況
管内の森林面積は77,397haで総土地面積の81%を占めています。そのうち民有林は96.4%、74,584haで、内訳は人工林20,832ha、天然林50,720ha、竹林・その他3,032haとなっています。
人工林率は28%(県平均38%)、 ha当たりの蓄積量は243m3(県平均255m3)で県平均を下回っています。人工林のうち、間伐を必要とする4から9齢級(16年生から45年生)のスギ・ヒノキ林が6割を占めています。
取り組み紹介『重点項目』
1 間伐及び間伐材利用の推進

「
新しまね
間伐推進基本方針」(
平成16
年度策定)
及び
浜田地方間伐推進実施計画に
基づき、
間伐未実施林(10
年以上間伐が
行われていない
森林)の
解消を
目指します。
★
緊急間伐推進団地の
設定★
低コスト
間伐技術の
普及定着(
列状間伐、
高率間伐)
★
基盤整備(
作業道、
集材路の
開設、
高性能林業機械の
導入)
2 地域材の需要の拡大
「島根県木質資源活用維新計画」(平成16年度策定) に基づき地域における森林資源の循環利用を支援します。
★木材の高付加価値化(燻煙材の生産、普及PR)と販路開拓支援
★地域材を利用した新商品開発に関わる支援
★公共建築や公共事業に地域材を利用する仕組みづくり
★地域材を使った良質な木材住宅づくり
★新たな需要先の開拓(合板工場への出荷)
★安定した原木供給体制の確立


3 県民・地域が支える森づくり
★
荒廃森林の
再生 ★県民参加の森づくり

業務紹介
1 自然に配慮して木材を繰り返し生産する森林
=持続可能な森林を目指して=
・造林補助事業(浜田地域林業普及グループ)
新植・保育(下刈り・間伐等)を計画的に行った場合、補助金が受けられます。
・林業労働対策事業(林業振興グループ)
林業就労者の雇用の安定と就労の円滑化を図るために、就労環境を整備したりする事業体に対して助成します。
・林業改善資金制度(林業振興グループ)
林業経営の改善、労働災害の防止、林業後継者の養成確保等に必要な資金を、無利子で借り受けできます。
=森林を支える山村生活者の支援 (浜田地域林業普及グループ)=
・森林整備のまとめ役となるリーダーの養成
指導的林業者や林業研究グループ等のリーダーの育成を図ります。
・林業経営者及びその後継者等の育成
林業経営に意欲的な森林所有者及びその後継者の育成確保を図ると共に、管理・経営ができていない森林所有者、不在村所有者等の森林は、森林組合等へ管理経営の施業委託を実施する等、森林組合を地域林業の担い手として育成します。
=県民参加の自主的な森づくり活動の支援(浜田地域林業普及グループ)=

県民自らが企画・立案した取り組み(森林作業、森林教室、間伐材を使った日曜大工教室、木質製品の設置、森や木とふれあう仕組みの構築など)を支援します。
また、体験イベント等の開催を通じて森林・林業の大切さをPRしていきます。
2 木材・木質バイオマスの利用及び特用林産物の生産
・林業・木材産業構造改善事業(浜田地域林業普及グループ)
木質バイオマスエネルギーを活用した木材の燻煙熱処理施設及び柱材等構造用材を生産する木材処理加工施設での地域材製品の量産を進めています。
また、県産スギ材の需要拡大を図るため、大口需要先である針葉樹合板工場の施設整備が完了し、原木取引協定に基づくスギ材の定量出荷が始まりました。
・特用林産物の生産(浜田地域林業普及グループ)
管内で生産しているしいたけや広葉樹枝物などの特用林産物の生産に関して、情報・技
術等の提供をしています。
3 多様な生物の生息・生育の場所となる森林
・鳥獣対策 (林業振興グループ)
適正な狩猟を推進することにより、野生鳥獣の保護及び有害鳥獣の駆除を図り、農林作物の被害を防ぐとともに、人と野生鳥獣との共生を目的としています。
島根県西部を中心に出没するツキノワグマは、絶滅を危惧される希少な野生動物であり「ツキノワグマ保護管理計画」を策定して管理を行っています。
・みどりの森緊急整備事業(人と野生鳥獣共生)(林業振興グループ)
野生鳥獣と人との共生を目指す里山整備、奥山の環境整備を図ることに併せ、中山間地域における緊急かつ臨時的な雇用・就業の機会創出を目的としています。
4 山崩れを防ぎ水を育む森林 =公益的な機能を果たす重要な森林=
・保安林制度(森林保全グループ)
森林の持つ様々な機能(水源のかん養、災害の防止、生活環境の保全など)を発揮させる必要のある森林は、保安林に指定されています。
保安林内での立木の伐採、土地の形質変更等の行為は知事の許可を受けなければなりません。
・森林損害てん補制度(林業振興グループ)
保険制度に加入していた場合、火災、気象害等により森林に損失を受けたとき、損害てん補を受けられます。
・森林病害虫等防除事業(林業振興グループ)
市町村が松くい虫等の森林病害虫を早期に駆除し、まん延を防ごうとする場合、助成を行っています。
・水と緑の森づくり税による荒廃森林の再生(浜田地域林業普及グループ)
水源涵養機能等の高い森林のうち、荒廃が進んだ41年生以上のスギ・ヒノキ林での間伐や植栽に交付金が出ます。
【トピックス】
★平成17年度ツキノワグマ出没状況(林業振興グループ)
・ 平成16年度の異常な出没状況と比較して、平成17年度は少なかった。
|
目撃件数
|
捕獲件数
|
平成16年度
|
446件
|
36件
|
平成17年度
|
47件
|
12件
|
・
平成17
年度の
捕獲状況は、
11月の
猟期に
入ってからの「くくりわな」による
錯誤捕獲が
多発した。
・
大麻山周辺には、
柿をねらった
冬眠しないクマが
出没した。