(4) Rubyビジネスモデル研究実証事業
島根県では、県内IT企業を対象に、プログラミング言語「Ruby」の特徴を活かした開発手法、技術要素を実際のシステム開発を通じて詳らかにし、
開発における一連の過程 を報告書にまとめる等の業務を委託する「Rubyビジネスモデル研究実証事業」を実施しています。
現在、本事業を以下の県内企業4社に委託しており、それぞれが特徴ある取り組みの中で「アジャイルプロセス(注)」と呼ばれる開発手法を採用し、
Rubyを活用したビジネスモデルの方向性を示すことで、競争力ある県企業群の形成を目指します。
なお、本事業の報告書は来年3月下旬を目途に公開の予定です。
委託企業 |
内 容 |
株式会社テクノプロジェクト |
顧客(県内企業、製造業)が、現在は紙ベースで行っている製造現場の業務をシステム化する。開発者は、1~2週間ごとに顧客と打ち合わせを行い、顧客価値の高い機能から順次開発する。その開発プロセスは随時カイゼンを図り、顧客・開発者ともに成長をしていくことで、ソフトウェア価値および品質を高めていく。 |
株式会社ネットワーク応用通信研究所 |
診療所で利用される診療情報分析システムの開発に取り組む。県内複数の診療所からシステムへのニーズを聞き、開発途中でデモンストレーションを行いながら、実際の開発は遠隔地にある他企業と分業して取り組む。 |
| 株式会社日本ハイソフト | 複数の企業が協業し開発するアジャイルプロセスでは例のない開発パターン。開発企業と顧客(県内企業)は毎週打ち合わせを行い、開発、実装、リリース、評価、次の開発に関する打ち合わせを繰り返す。 |
| 株式会社プロビズモ | 開発側2社と顧客(県内教育機関)がいずれも遠隔地にある中で開発するアジャイルプロセスでは例のない開発パターン。物理的に離れた環境で、テレビ会議システム、情報共有ツールを利用するなどして開発側と顧客の意思疎通を図る。 |
(注)「アジャイルプロセス」とは
ソフトウェア要求仕様の変更などの要請に対して機敏に対応でき、顧客に価値あるソフトウェアを迅速に提供することを目的とするソフトウェア開発方法
論の総称。アジャイル(agile)とは「俊敏な」「機敏な」という意味で、軽量型(ライトウェイト)開発ともいいます。
従来のウォーターフォールと呼ばれる開発プロセスは、事前に仕様を定義して、それに基づいて計画的な設計を行い(この間、仕様書や設計書など中間
成果物を作成する)、その設計に沿ってプログラミングを行っていくというプロセスであるのに対して、アジャイルプロセスは仕様や設計の(場合によっては大
幅な)変更が当然あるものという前提で、最初から厳密な仕様を抽出しようとせず、大まかな仕様だけで細かいイテレーション(反復)開発を始め、すぐに実装
・テストを行って仕様や設計の妥当性を検証するというアプローチを取ります。
プログラミング言語「Ruby」はオブジェクト指向言語に属し、プログラムをわかりやすいまとまりに分割して管理することが可能と言われており、近年、こう
した特徴がアジャイルプロセスに向いていると国内外で高く評価されています。
■その他
島根県では、本事業を円滑に実施するために、「Rubyビジネスモデル研究実証 アドバイザリーボード事業」を実施し、専門的な知見に基づいた助言を
する研究会を設置しています。
○アドバイザリーボード事業の委託先
株式会社永和システムマネジメント
○「アドバイザリーボード事業」研究会
委員長:平鍋 健児氏 (株)永和システムマネジメント取締役副社長、(株)チェンジビジョン 代表取締役社長、アジャイルプロセス協議会フェロー
委 員:濱 勝巳氏 (株)アッズーリ代表取締役社長、アジャイルプロセス協議会会長
倉貫 義人氏 TIS(株)所属、SonicGardenカンパニー長
鷲崎 弘宣氏 早稲田大学基幹理工学部情報理工学部准教授
前川 徹氏 サイバー大学 IT総合学部 教授
伊久美 功一氏 (独)情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター
[問い合わせ先]
島根県商工労働部 産業振興課 情報産業振興室( 担当:杉原 )
TEL:0852-22-6220
FAX:0852-22-6080
Mail:sugihara-kenji@pref.shimane.lg.jp
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9)
島根県産業振興課情報産業振興室 TEL 0852-22-6220
IT企業や技術者の皆様への提案・・・
最先端の”ひらめき”と”きらめき”を生み出すライフスタイルを

