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課題名:薬用植物の栽培技術の確立と利用技術の開発

目的

 本県には薬効成分を有する農林資源等が多く存在するが、産業振興に結びついている例は少ない。これらの未利用薬効植物の栽培技術を確立させ、機能性食品素材の 開発を行うことにより、県民の健康増進と新たな需要開拓による地域特産品の育成 並びに産業振興に寄与する。中山間地域研究センターでは栽培可能な薬用植物、樹 木について、栽培技術、増殖技術の確立を目指した試験を行う。

結果の概要

 1) 対象植物として野菜として栽培、販売が可能なヤマトイモ、ツリガネニンジン、アサツキ、ノビル、ウバユリ、モミジガサの6品目を選定した。

 2) アサツキ、ノビルはいずれも9月定植で、アサツキは10月には収穫できた。また、ハウス栽培では3月に2度目の収穫が可能となったことから、他品目との組み合わせが容易な有望品目と考えられた。ノビルもハウス栽培の場合、9月定植で開花期の6月までに鱗茎の収穫は随時可能となる。また、むかごでの増殖も容易であった。

 3) 挿し木試験でアカメガシワ、クコは容易に苗木生産できることを確認した。

 4) 育苗試験でネズミモチ、ヤマグワ、ヤマモモは庇蔭管理が必要で、アカメガシワ、シラカシは裸地でよく成長した。

 5) 薬効評価試料として採取・提供したヤマモモの葉にインフルエンザウイルスの抑制効果があるとして、保健環境科学研究所、産業技術センターとともに特許を取得した。

課題名:地域材を利用した高信頼性構造用材の開発

目的

 住宅等の構造材への供給量の増加が見込まれるスギ材と県産広葉樹のコナラ材を利用して、強度性能が明確で高い信頼性のある構造用木材製品の製造技術を開発するとともにその評価を行い地域材の利用促進を図る。

結果の概要

 1)コナラ材とスギ材を利用した構造用集成材を製造し、その性能評価を行った。

 2)曲げ性能は、最外層にコナラ材、内層にスギ材を構成すると強度等級E
120−F330に格付けできた。
 3)接着性能については、JASの接着性能試験に合格する性能が得られた。
 4)製造コストを試算した結果、一般的なスギ集成管柱価格2,200円/本に対して、コナラ−スギ複合集成材は約3,000円/本程度になるものと見込まれた。これはコナラ材の歩留まりが 影響しており、乾燥方法等について検討が必要と思われる。

 5)コナラ単板とスギ単板を利用してコナラ−スギ複合LVLの製造とその品質評価を行った。

 6)コナラ単板は北洋産カラマツ単板と同等の強度を有しており、小試験体寸法の複合LVLではコナラ単板を外層に構成して曲げ性能の向上が図られた。
LVL製造過程の図

 

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