- [2011年12月10日] 栗の害虫予防・駆除方法について
- [2011年11月2日] 小麦・農林61号の有機栽培について
- [2011年9月12日] 水稲の稗の稗対策についてについて
- [2011年9月12日] 籾殻燻炭について
- [2011年8月30日] 生姜栽培における病気の対策について
- [2011年8月27日] アスパラガスの栽培について
- [2011年8月16日] ビオラの花数について
- [2011年6月29日] ナメクジの防除策について
- [2011年6月14日] ビオラの花の光について
- [2011年5月16日] 西条柿の穂木について
- [2010年9月21日] 巨峰の着色不良・糖度不足
- [2010年9月17日] グリーンリーフの収穫
- [2010年9月14日] 「里芋の病害虫」
- [2010年6月28日] 「ソバ」の栽培
- [2010年6月23日] 「ヒエ」の除草
- [2010年4月27日] トロ箱栽培
- [2010年3月9日] 水耕レタス
- [2009年11月25日] 室内レタス
- [2009年7月21日] サクラミミズの駆除
- [2009年5月25日] 水田の藻
- [2008年11月10日] プラム栽培
- [2008年10月13日] ぼかし肥料
- [2008年9月23日] 水田の果樹園への転換
- [2008年8月3日] ブルーベリーのコガネムシ駆除
- [2008年7月25日] 水稲の揃い期とは
- [2008年6月6日] かぼちゃの受粉について
- [2008年5月9日] 麦の栽培について
- [2007年3月26日] ホウレン草と小松菜について
- [2007年3月26日] 栗園の土質
- [2007年2月20日] ジャガイモの植え時
- [2007年1月29日] ほうれん草の発育障害
- [2006年12月13日] 柿加工品の成分表
- [2006年12月11日] 竹炭の利用について
- [2006年11月1日] ユリミミズの発生を防止について
- [2006年8月25日] 芝桜の挿し木方法
- [2006年8月9日] 除草剤散布後の弊害について
- [2006年8月2日] ピーマンが自然に枯れていく
- [2006年7月20日] 砂地で芍薬の種を育てたい
- [2006年7月10日] 蛾の駆除について
- [2006年6月29日] キクの開花調整と、長期保存について
- [2006年6月13日] 水田雑草について
- [2006年6月12日] マクワウリの栽培のこと
- [2006年6月6日] トマトの実腐れについて
- [2006年5月18日] デラウェアの苗木の新梢を残す方法
- [2006年4月14日] ブドウの接木について
- [2006年4月4日] 甘夏柑について
- [2006年4月4日] 水稲種子消毒(温湯浸法)について
- [2006年4月4日] ピオーネの悩み
- [2006年3月24日] スイートコーンに作り方について
- [2006年3月22日] 水稲で生活できる規模について
- [2006年3月14日] キクの挿し芽について
- [2006年3月14日] 水稲疎植栽培について
- [2006年2月13日] 土壌分析について
- [2006年2月2日] 米の残留農薬について
- [2006年2月2日] 早春まきホウレンソウについて
- [2006年1月19日] 果樹(桃、八朔、ピオーネ)の冬季防除について
- [2006年1月19日] 大麦の施肥について
[2011年12月10日]
(質問) 毎年栗が実をつけますが大部分が虫が入り、収穫できるのは3,4割ほどです。栗のイガは集めて燃やしていますが、余り効果がなく困っています。薬剤噴霧などの時期、薬剤名など教えていただきたいと思います。
(回答) 下記のとおり回答します
ご質問の害虫はクりシギゾウムシ(象虫)かクリミガ(蛾)の幼虫と思われます。
クリシギゾウムシは、9月上旬〜10月中旬に土の中から成虫が出てきて、果実の果皮と渋皮の間に産卵します。
卵は10月上旬頃からふ化し、幼虫が果実を食害します。
クリミガは、8月末から9月中旬に成虫になり、イガのつけ根や葉裏に1個ずつ産卵します。
卵は、9月中旬からふ化し、ふ化幼虫は直ちに果実に食入します。
現在、量販店等で販売されているクリの果実は、落果まもない果実を収穫し、密閉室内で臭化メチルガスにより、くん蒸殺虫処理して出荷されています。
月に2,3回の収穫では、ふ化前の収穫は難しく、また、臭化メチルガスはオゾン層保護のため一般には入手不可能です。
他の防除方法として、クリシギゾウムシには収穫14日前までにアディオン乳剤2000倍液を散布する方法があります。
ただ、この薬剤頒布だけでは高い防除効果は期待できません。
また、収穫後の殺虫として、くん蒸法が確立されるまでは、温湯処理等により殺虫していたこともお知らせしておきます。
[2011年11月2日]
(質問) 1.種子消毒ですが、温湯消毒が出来ますか。
2.基肥について:発酵鶏糞(チッソ3.5%リン酸3.5%カリ3.0%)18袋/10a散布しても良いでしょか。
3.発酵鶏糞散布後播種までの期間は?
4.有機栽培で使用できる肥料を教えてもらえますか。
(回答) 下記のとおり回答します
1.裸黒穂病を対象として風呂湯浸法または冷水温湯浸法で種子消毒できます。
(1)風呂湯浸法:風呂湯を46℃として種子を浸漬し、8〜10時間後に取り出す。
(2)冷水温湯浸法:冷水に6〜7時間浸した種子を50〜51℃の温湯で1〜2分温め、次いで55℃の温湯に5分間浸したのち直ちに冷水で急冷する。(湯の温度、浸漬時間を厳守、温度の均一化に留意する。)
ただし、本県では近年、裸黒穂病の発生は認められていないので、特に消毒の必要はないと思います。
2.1袋20kgとすると、10a当たりチッソ12.6kg、リン酸12.6kg、カリ10.8kgの施用となりますが、リン酸、カリは良いとして、チッソが多過ぎます。チッソについては長持ちしないので、一度にやらず追肥で補う必要があります。チッソで基肥7kg(鶏糞200kg)、分げつ期追肥(1月中旬ころ)2.5kg(鶏糞70kg)、穂肥(2月下旬ころ)2.5kg(鶏糞70kg)、出穂後追肥(4月下旬ころ)3.5kg(鶏糞100kg)を目安に施用して下さい。
3.特に制約はありません。
4.有機農産物の日本農林規格では原則的に天然物質に由来するもので化学的処理を行っていないものであれば使用できるとされています。具体的には植物残さや家畜糞、農林水産物残さ、食品工場残さ、鉱物資源やそれらを発酵、乾燥、焼成や堆肥化したものなどです。ただし、油粕では有機溶剤で抽出した粕はいけません。化学物質が混入しているようなものは、勿論いけません。化学的処理を行っていないものならば生石灰や消石灰、よう成りん肥、塩化カリなども使用できます。
[2011年9月12日]
(質問) 稗に毎年悩まされ、特に今年度は数回田んぼに入り処理しましたが、爆発的な繁殖で対処できず、本日(9/12日)稲刈りをしましたが、稗で40%は刈り取りできなく、草刈り機で処理しました。稗対策の方法(薬剤も含めて)ご指導お願いいたします。
(回答) 下記のとおり回答します
ヒエの除草対策については以下の通りですので、参考にしてください。
■ヒエの生態
・ヒエは種子で繁殖し、寿命はかなり長い。
・ヒエの発生は、ほとんどが4月下旬頃から6月下旬頃まで発生し、7月以降にはほとん ど新たに発生しない。
・発生深度は数センチと浅い。
・田んぼでよく見られるタイヌビエは、湿った土壌でよく発芽する。
■防除のポイント
(1)除草剤による防除
・ヒエには除草効果の高い剤が多い。ヒエが多い場合は初期除草剤、一発剤、または中期剤との体系防除が効果的。
・特に津和野町などの山間地域では低温によりヒエがダラダラ発生しやすいので、体系防除がおすすめです。
・ヘルシー米以外の一般栽培でヒエが残った場合は、ヒエに効果の高い「クリンチャー」のスポット散布が効率的です。
☆いずれにしても、ヘルシー米栽培の場合は、薬剤指定があるのでJAと相談すると良いでしょう。
◆除草剤散布ポイント
除草効果を高めるためには、次の2点が重要です。
◇その1:除草剤の特性にあった適期散布に心掛ける。
葉令が進んでしまうと除草剤が効かなくなるので、適期処理を心掛ける。
なお、田植えが遅くなると雑草の生育が進みやすいので気を付けます。
◇その2:除草剤散布後の湛水状態を保つこと
ヒエは水深が12〜15cmあると発芽後に生長できず枯死します。
除草剤散布後は湛水状態を保つことでヒエの生育を抑えられ、併せて除草効果を高めることができます。
(2)耕種的防除
◇田面を均平にし、湛水状態を保つ。 田面が出てしまうと除草剤は全く効果がなく、ヒエの発生を促します。 圃場の均平は長期間、水面上に葉を出さないためのポイントです。
(3)その他
手取りの場合は,できるだけ根もとから抜き取ります。鎌などで刈った場合は萌芽力が強く、秋口には小型のヒエでもよく稔実し、次年度の発生源となりますので注意しましょう。 [2011年9月12日]
(質問) 籾殻燻炭の肥料成分について教えて下さい。焼成方法:煙突を立て、藁を中に置き、外から籾殻で覆う。一昼夜をかけ燻す。できた籾殻燻炭を秋圃場に戻すのですが、倒伏しやすいと感じます。肥料設計について検討し直す為、伺います。
(回答) 下記のとおり回答します
籾殻くん炭の燃焼温度や時間によって肥料成分の値が変わるためあくまでも目安ですが、一般的に窒素やリン酸はほとんど含まず、加里が現物当たり1%前後含まれています。籾殻を燃焼させて炭化させることによりpHが高くなりますので施用量には注意が必要です。 [2011年8月30日]
(質問) 根茎腐敗病と見られる症状が発生しており、多いところで30株程度(78)発生しました。腐敗した株を抜取り、石灰と薬剤を土壌に散布して拡散の防止をしましたが、若干広がっている部分もあります。この病気に対する発生防止策と来年度に向けた土壌消毒の方法を教えて頂ければ幸いです。
(回答) 下記のとおり回答します
しょうがの根茎腐敗病対策については、以下のとおりです。
1.発生生態
(1)病原菌は藻菌類の一種で、ショウガのほかミョウガも侵す。
(2)病原菌は種ショウガと土壌によって伝染する。
(3)発病地では被害残渣などとともに土中に残り、翌年の伝染源となる。
(4)本菌は高温性の菌で、梅雨期以降の高温期に発病することが多い。
気温が低下してくると、感染しても軽微な症状にとどまり、保菌塊茎となる。
(5)排水の悪い圃場に発生しやすく、同一圃場でも水の停滞する場所に多い。
2.被害状況
地際部から感染することが多く、水浸状の病斑を形成して腐敗し、地上部は黄褐変して萎凋・枯死に至る。
また、塊茎も水浸状に腐敗する。通常、病勢の進展は早く、浸・冠水した圃場が一気に枯れ上がる場合もある。
3.防除対策
(1)耕種的防除
ア.連作しない。
イ.種ショウガは無病のものを用いる。発病の認められた圃場の塊茎は種ショウガとして利用しない。
ウ.圃場は排水のよい場所を選ぶ。さらに、浸・冠水による発病・伝染を防ぐため、圃場内外の排水路の整備を行うとともに、高畝栽培を行う。
エ.立毛中に抜き取った病株及び収穫時の被害株は、圃場に放置せず、翌年の伝染源とならないように処分する。
オ.長靴や機械などで汚染土壌を持ち込まないよう注意すること。
(2)薬剤防除
ア.土壌消毒
(1)クロールピクリン
使用量:2〜3ミリリットル/穴 使用回数:1回
(2)クロピクテープ
使用量:110m/100m2 使用回数:1回
(3)ソイリーン
使用量:30リットル/10a(3ミリリットル/穴)使用時期:作付の10〜15日前 使用回数:1回
(4)ディ・トラペックス油剤
使用量:30〜40リットル/10a 使用時期:播種又は植付けの21日前まで
(5)バスアミド微粒剤
使用量:30kg/10a 使用時期:定植21日前まで 使用回数:1回
イ.土壌灌注、土壌処理
(1)ランマンフロアブル
使用量:1〜3リットル/m2(500倍) 3リットル/m2(500〜1000倍)
使用時期:生育期但し、収穫30日前まで 使用回数:3回以内 使用方法:土壌灌注
(2)リドミル粒剤2
使用量:10〜20kg/10a 使用時期:収穫30日前まで 使用回数:3回以内
使用方法:定植前作条土壌混和又は生育期土壌表面散布
注(1)薬剤については、登録のあるものの概要を示したのみであるので、使用にあったっては、技術資料や農薬のラベルなどで使用方法等をよく確認したうえで行うこと。
(2)ランマンフロアブルやリドミル粒剤2は、予防的に使用すること。
(参考事項)
ショウガ根茎腐敗病の防除薬剤について、高知県農業技術センターに問い合わせたところ、次のような回答を得ましたので、参考にして下さい。
(1)高知県では、土壌消毒剤としては、ダゾメット粒剤(バスアミド微 粒剤など)、クロピクテープ、ディ・トラペックス油剤の使用が多い。
(2)本病に対する効果としては、クロールピクリン、ソイリーンが高く、ダゾメット粒剤やディ・トラペックス油剤はやや弱いと思われる。
(3)ランマンフロアブルやリドミル粒剤2は、予防的に施用すること。
[2011年8月27日]
(質問) この数年アスパラガスを栽培しています。これまでは春の収穫中でもある期間が経過したら、来年のために樹の勢力を温存する意味で収穫を中断して放置しています。するとアスパラは成長して樹の状態になって茂り、今はジャングル状態です。これまでのやりかたは、冬を迎えて樹は枯れますが、春になりアスパラが頭を出す頃に肥料と水とすくもを与えてアスパラの生長を待ち、収穫するパターンを繰り返していました。しかし何時かの時点で刈り取ったがいよいのではないでしょうか、また肥料の散布のタイミングは何時の頃がよいでしょうか。ご教示願います。お尋ねのポイントは、従来のやり方を改めるべきかどうか改めるならどのようにしたらよいかです。
(回答) 下記のとおり回答します
一般的なアスパラガスの栽培方法は以下の通りですので、参考にして下さい。
現在は春のみ収穫されているようですが、親茎を確保した後夏から秋にかけて収穫することもできますので試してみてください。
晩霜が終わった頃から太さ1cmくらいの茎を親茎として1株当たり10本程度残して株を養成します。この親茎は秋まで更新しません。
それ以外に生えてくる若茎は秋まで間引き収穫します。
また、あまり葉が茂りすぎると病気が発生しやすくなりますので、150cmより高くなった茎や葉は切り取って構いません。
収穫が終わり親茎の茎や葉が8割程度黄色になったら根元から刈り取って畑から持ち出します。
そして、肥料については、春に若茎が出始める1ヶ月前に1m2当たりたい肥 4kg、鶏糞200g、緩効性肥料80g、苦土石灰80gを施用します。
たい肥は病害対策として畝全面を覆うように施用します。また、親茎を確保後20日毎に化成肥料を1m2当たり25g程度追肥します。
[2011年8月16日]
(質問) "ビオラは一株で生涯いくつの花が咲くのでしょうか?一株3ヶ月で1万の花が収穫したいのですが、可能でしょうか?何か参考になるデータがあれば教えて頂きたいのですが・・・"
(回答) 下記のとおり回答します
・品種によって付ける花数は異なると思います。詳しくは販売する種苗会社にお尋ねになるのが良いと思いますが、1例を挙げますと、10月上旬に7号鉢に定植し、翌年3月までに120輪以上の花が咲いた調査例があります。
・一株の大きさにもよりますが、上記の調査例のような花数が多い品種の例から考えて、不可能ではないでしょうか。
・上記の調査例につきましては、当センターでの試験例がなく、次のURLで検索した結果です。http://www.suntory.co.jp/news/2010/10853.html
[2011年6月29日]
(質問) キャベツの結球した中に「ナメクジ」が沢山入り込んでいます。何か対処策があればご教示ください。宜しくお願い致します。(白菜の結球した中にも入り込んでいます。?
(回答) 下記のとおり回答します
ナメクジは腐敗しつつある植物残渣や動物死体を好むため、アルデヒド類やアルコール類に誘われて寄ってきます。生きた植物は主食ではありませんが、アブラナ科、ナス科、シソ科、セリ科、キク科などの作物に被害が多いです。キャベツやハクサイなどでは結球内の葉と葉の隙間に潜むことが多いです。降雨時など湿度が高い時を除いて昼間は土中に潜んでいます。日本には数種類のナメクジが生息していますが、現在ほ場や庭などで見かけるナメクジは主として「チャコウラナメクジ」(外来種)であるといわれています。ナメクジの対策ですが、薬剤を使用しない方法(耕種的防除)と、薬剤を使用する方法があります。薬剤を使用しない方法はナメクジが発生、侵入しにくくする対策で次のような方法があります。
○ほ場内、周辺の雑草を除去する。 ○作物の残がいなどをできるだけ取り除く。 ○排水を良くし、できるだけほ場を乾燥させる。 ○消石灰を土壌に施用する。
耕種的防除を行ってもナメクジの発生が多ければ薬剤の使用を検討された方が良いと思います。ナメクジの薬剤は複数ありますが、リン酸第二鉄粒剤(商品名 スラゴほか)などがよいでしょう。これは誘引して薬剤を摂食させて殺す誘殺剤です。(農協やホームセンター等で販売されています)薬剤処理はナメクジが活動を始める前の夕方がよいです。定められた方法・量を守って施用してください。薬剤が農作物にかからないように注意すること、雨にあうと効果が劣るので天候を見定めて処理することが重要です。ナメクジの生息密度が高い場合は1回の処理で誘殺しきれないことがあるので、複数回処理する必要があります。
[2011年6月14日]
(質問) ビオラの花を人工光で咲かせるのに照度はどれくらい必要でしょうか?
(回答) 下記のとおり回答します
〈お問い合わせいただき、ありがとうございました。お問い合わせ内容につきましては、当センターでの試験例が無く、参考書やインターネットを通じて調べた内容であることを、御了解ください。〉 人工光として必要な光の強さは、植物育成照明応用例から完全閉鎖型(太陽光を完全に遮蔽)と太陽光併用型(太陽光を利用しながら不足光量を人工光源で補光)に大別されます。ここでは、完全閉鎖型での御質問として御返事いたします。 内容は、主にインターネットの岩崎電気株式会社ウェブページの「光応用分野」のサイトから引用しましたので、下記のURLで御確認ください。 (http://www.iwasaki.co.jp/product/applied_optics_field/plant_raising_system/) ◆植物育成に必要な光の強さ ・各種植物の光飽和点を参考にしますと、「セントポーリア」では5,000〜10,000ルクス、プリムラでは10,000ルクスが必要だと考えられますので、「ビオラ」についても同様な照度が必要だと思われます。 ◆植物の種子には、光発芽種子と暗発芽種子があり、光発芽種子の場合、発芽には1,000ルクス程度あれば良いと思いますので、育苗中は1,000〜3,000ルクス、その後、生育期間中は上記のように5,000〜10,000ルクスが目安になると思います。 ◆光源は植物育成用など、用途にあったものを選びます。
【語句説明】
光飽和点:光をそれ以上強くしても光合成速度が増加しなくなる光の強さ。
光発芽種子と暗発芽種子:多くの種子は、光の影響を受けない中間性ですが、光によって発芽が促進される光発芽種子と、逆に抑制される暗発芽種子があります。パンジー・ビオラは光発芽種子です。
[2011年5月16日]
(質問) 西条柿を接木したいのですが、穂木が分けてもらえませんでしょうか?
(回答) 下記のとおり回答します
西条柿の穂木については、島根県農業技術センター種苗配布規程に基づき、毎年2月頃に有償でJA等農業関係団体に配布しております。
つきましては、所属の生産組織事務局に問い合わせいただきますようお願いします。
[2010年9月21日]
(質問) 10年前に植えた巨峰ですが一度も満足の物が出来ず、近年猛勉強し今年は、以下のように育てました。 *ジベ処理し穂は4cmに切り込みました *3房/1m2 *25〜30粒/1房 *肥料は強樹勢と思われるので与えていません *葉面積は良く判りませんが、3枚くらい重なっているか? お宅のHPを拝見し適正LAIが記載されてますが、例えば新梢長1mが1平米当り14本でLAIが2.8と表にありますが、仮に新梢1本に葉が10枚とすると140枚/1m2、本によると1粒に1枚の葉?(30粒×30枚×3房=90枚)とありましたが、どちらにしたら良いでしょうか? 私は唯一他と違ってるのはコガネムシが多いので周囲を4ミリのネットで囲い、棚上1m上に9ミリの白いネットを張ってますが、日照不足が原因でしょうか、とにかく満開から100日たって未だに赤紫かまだ青いのもあります、粒はやわらかく、最近は干からびて落ちます。糖度は12〜15度くらいです。どうしたら良いかどうか教えていただけないでしょうか、お願いします。
(回答) 下記のとおり回答します
10年生巨峰の着色が悪い、糖度が低いというご相談ですが、 一般に着色不良・糖度不足の原因は、着果過多・早期落葉などにより葉数と果実着果量のバランスが悪いことが考えられます。また、着色期の高温も着色に悪影響を及ぼします。
しかし相談者は、3房/m2・25〜30粒/房を基準に着果管理されており着果過多とは考えられず、LAIも3程度とのことなので、葉数も着果量ともほぼ適正に管理されているものと推定できます。
従って、ご質問の文面からその原因を推定するのは不可能ですから、お近くの農業関係機関・団体にご相談されてはいかがでしょうか? まれにではありますが、ウイルス感染など苗そのものに問題がある場合もあります。
なお、ご心配なさっているネットが原因で日照不足に陥ることはありません。
[2010年9月17日]
(質問) 下記のとおり回答します
朝取れ夕取れ野菜の根拠について テレビ等で、朝取れ新鮮野菜とか良く耳にしますが、何で朝がいいのですが、日中は日差しがきつい為、収穫しても野菜が弱るんので、避けるべきだと言う事は分かりますが… 現在、グリーンリーフを栽培しておりますが、朝がいいですか?それとも夕方と言うか夜がいいですか?根拠もあれば教えてください。
(回答) 下記のとおり回答します
野菜の収穫時期が早朝がよい理由としては、気温、葉温がともに低いためです。それらが低いと野菜の呼吸量が少ないため、収穫後の野菜の消耗が少ないことが根拠となっています。
逆に、気温が高い(葉温が高い)昼間、夕方に収穫すると消耗が激しく、収穫後の鮮度が著しく低下します。
なお、その程度は、野菜の種類により異なっており、軟弱野菜(ホウレンソウやレタス)、アスパラガス、スィートコーンなどがもっとも収穫時の温度の影響を受けやすく、逆にタマネギやニンニク、馬鈴薯は収穫時の温度の影響を受けにくい野菜です。(したがって、軟弱野菜であるグリーンリーフ(リーフレタスの品種名でしょうか?)は早朝収穫が好ましいわけです。)
ただし、温度の低下している冬期間は特に早朝でなくてもいいでしょう。
[2010年9月14日]
(質問) 里芋を100m2位作っています。芋の竺が枯れています。それと虫がたくさんつきました。
大きくなると5cm〜6cm位になります。害虫に対する薬剤と竺が枯れるのを防ぐ薬剤を教えてください。
また里芋に対する主な病害虫の写真などがありましたら教えてください。
(回答) 下記のとおり回答します
サトイモの竺が枯れる原因にはいくつかあり、病害だとすれば、軟腐病(細菌による)、茎腐病(リゾクトニアというカビによって起こる)などが考えられます。
これらは、土壌伝染、種いも伝染します。サトイモが枯れたり、萎凋したりする原因には、これらの他にもいくつかの土壌病害が考えられます。
インターネットで写真を見て、判断されるのもいいと思います。
グーグルなどにサトイモ病害と入力して、検索されたら主要病害の写真が見られます。竺が枯れたり、萎凋したりする原因としては、一般に土壌病害が考えられますので、薬剤防除としては、キルパー、バスアミドなどによる土壌消毒が必要になりますが、そこまでする必要があるのかどうか判断していただきたいと思います。
種いも伝染する病害も多いことから、健全な種いもを使用することが大切です。また、サトイモの連作を避け、他作物との輪作に努めることも、病害被害を軽減する上で有効です。
また、サトイモの葉を食害する大型の害虫としては、セスジスズメとハスモンヨトウがいます。インターネットで幼虫の写真を探して虫を確認してください。
ハスモンヨトウの防除剤としては以下の農薬が登録されています。
トレボン乳剤 1000倍 収穫14日前まで/3回以内
マトリックフロアブル 2000倍 収穫7日前まで/3回以内
コテツフロアブル 2000倍 収穫7日前まで/2回以内
ラービンフロアブル 750倍 収穫3日前まで/2回以内
セスジススメに登録されている薬剤はありません。栽培面積も100m2と広くないので、捕殺では対応できないでしょうか。
[2010年6月28日]
(質問) 広瀬町西比田においてそばの栽培は可能か。
栽培地は西比田地区よりさらに高地にあり、岩船神社に通じる道の途中にあり、冬場の積雪時期には行くことはできません。
このような土地でそばの栽培は可能でしょうか。
(回答) 下記のとおり回答します
そばの栽培ですが、隣の奥出雲町で高いところも含め70haほど作られており、広瀬町西比田でも十分栽培できるはずです。10月上旬が収穫の目安ですので、雪に邪魔されることはまずないでしょう。
栽培方法は以下を参考にしてください。
品種は信濃1号などの秋そば品種を用います。播種期は山間部では7月下旬〜8月上旬とします。10a当たり苦土石灰150kg、PK化成30kg(P5kg、K5kg)程度を施用します。窒素肥料は徒長の原因になるのでやめましょう。水田では排水対策が必要です。畝幅170cm、高さ30cm程度の畝を立て、1畝に3条(条間50〜60cm)の条播をおすすめします。
10a当たり播種量は5kgを目安にします。
途中の管理としては本葉2枚頃から蕾が着くまでの間に除草を兼ねて2回くらい中耕培土を行います。イノシシの対策はおそらく必要でしょう。
収穫は実の7割くらいが黒くなった時期が適切です。全て熟するのを待っていると、脱粒や気象災害を受けることがあります。
[2010年6月23日]
(質問) 除草剤について 今年6月初旬に田植えをして、その後「テラガード」を散布しましたが、今年は「ヒエ」が枯れず困っています。
「ヒエ」の除草はどうしたらよいのでしょうか。効果的で省力化できる方法を教えてください。
(回答) 下記のとおり回答します 現在残っているヒエの除草については、クリンチャーEWという除草剤10a当たり100mLを25〜100Lの水に溶かして、ヒエに直接かかるように散布する方法があります。
イネにかかっても大丈夫です。ただし、6葉期までのヒエに有効で、それより大きいものは枯れないかもしれません。
来年以降の除草をどうするかということについては、一発処理剤として流通している除草剤はテラガードも含め、ヒエに対して十分な効果があるものです。
ヒエが残るのは、何か別の問題があるからと思われます。
一番考えられるのは、水田の水持ちが悪く、除草剤処理後まもなく高いところが露出するような場合です。この場合、高いところは除草剤の効果が不十分となります。
この場合の対策ですが、根本的には水田の水持ちや均平の改善が重要なのは言うまでもありません。
以下はあくまでも、とりあえずの対策ですが、初期除草剤と中期除草剤の体系処理を行う方法があります。
例えば、植代時に初期除草剤の乳剤を湛水散布し、さらに移植後20日頃に適応する一発処理剤か中期除草剤を処理する方法です。
水持ちが悪い場合はこの方法である程度除草効果が改善されるはずです。
なお、具体的な薬剤名は地域で勧められているものを使ってください。
[2010年4月27日]
(質問) トロ箱栽培について 最近話題になっている「トロ箱栽培」について大変興味があり、以下の点について教えて頂けないでしょうか。・トロ箱の入手方法・栽培方法(使用する土や養液のやり方など)
・向いている作物(向いていない作物でも良いです)
・必要な設備など以上です。よろしくお願いいたします。
(回答) 下記のとおり回答します・トロ箱の入手方法・栽培方法(使用する土や養液のやり方など)
培地は、ヤシ殻とモミガラクンタンを等量混用した物、またはヤシ殻と腐葉土の混用をおすすめしています(混用した物が販売されています)
なお、田土を使用する方法もありますが、重たいため移動には向きません。トロ箱は容器の卸店などにあります 養液は、タイマー、又は日射比例センサーにより点滴チューブで少量多かん水とします。肥料は液肥混入器により混用します・向いている作物(向いていない作物でも良いです)
果菜全般が向いています。現地ではトマト、ミニトマト、ナス、メロン、キュウリ、こだまスイカ、パプリカなどが栽培されています
葉菜類も栽培できますが、植栽本数が少ないので営利栽培には向きません。
・必要な設備など以上です。よろしくお願いいたします。
用意するもの
1. トロ箱 10キロぶり用トロ箱 50箱/アール
2. 防根シート(箱の内部に敷く)
3. 生モミガラ 10リットル/箱
4. 培地 20リットル/箱
5. 点滴チューブ
6. 液肥混入器、フィルターなど
7. タイマー
など
[2010年3月9日]
(質問) 葉焼けの原因とは?グリーンリーフと言うレタスを水耕栽培しておりますが、葉先が枯れたようになるのが多くなって来ました。葉焼けでしょうか?葉焼けの原因と対策を教えてください。
(回答) ご質問に回答いたします.
レタス類のチップバーンと思われます。直接的原因は石灰欠乏ですが、養液栽培の場合は石灰が不足しているというより、石灰が吸収しずらい状況であることが原因と思われます。下記の原因が考えられます
1 高PH、養液の組成のアンバランス
2 根の活性低下
3 曇天から急激な晴天
4 夏場の高液温
上記の複合型など
[2009年11月25日]
(質問) 室内にてレタスを蛍光灯を用いて水耕栽培をしようと思うのですが、
1 育苗時の照度(lx)はいくら位で何時間照射したらよろしいでしょうか?
2 湿度は40〜60%が良いみたいですが、40%以下だとどんな障害が出るのですか?
3 光合成に必要は二酸化炭素(炭酸ガス)はどれくらいの濃度で何時間照射すれば良いのですか?
4 液肥濃度は段階的に上げて行くみたいですが、どのくらい濃度で、どのタイミングで上げて行けばよいのですか?
上記1〜4までの疑問真剣に悩んでいます。回答よろしくお願い致します。
(回答) ご質問に回答いたします. 1 育苗時の照度
・培地表面が約10キロルックス 16H
※ 測定単位は植物にとっては、ルックスではなくKW/m2が好ましい。
2 低湿度の害
・低湿度になると気孔が閉じてしまうので、光合成に重要な炭酸ガスが吸収しづらくなり、生産性が低下する。
3 光合成に必要な炭酸ガス濃度
・一般的に大気での炭酸ガス濃度は300ppm前後であるので、それ以下になると室外より生産性は低下する。
光が十分な条件下では炭酸ガス濃度を高めることにより光合成が促進されることがわかっているので、1000ppm以上の高濃度で増収が期待できる。
4 液肥濃度
・栽培法によっても変わるが、おおよそ園試処方の1単位から1/2単位
(N 16me/l〜8me/l)
なお、育苗に関しては、上記の条件でかん水等を自動的に制御できる施設「苗テラス」が販売されています
参考文献 ネオファーム野菜の工場生産 農業電化協会編
[2009年7月21日]
(質問) サクラミミズの対策について 水稲で株基に6月頃より土を盛りミミズが居ます。始めはユリミミズかと思っていましたが、サクラミミズのようです。 倒伏したり、コンバインの刃にかんだりして困っています。対策があるのでしたら、是非ご指導願いたいと思います。
(回答) サクラミミズの薬剤防除については昭和50年代に本県で行った試験事例はありますが、現在サクラミミズに対する登録はなく、施用量についても問題があり、お薦めできる防除薬剤はありません。 耕種的対策もあまり有効なものはありませんが、本県では以下の指導を行っています。
1 サクラミミズは水もちが悪い水田や有機物投入量の多い水田に多いので、投入量を減らすか完熟堆肥を用いる。
2 落水を早めに行い田面を固め倒伏を抑制する(収量・品質には悪影響)。
[2009年5月25日]
(質問) 1週間前に田植え(コシヒカリ)をしたのですが、圃場の水面の1/3位が緑色になりました。多分、藻、水草が発生したと思われます。除草対策のアドバイスをお願いいたします。放置しておくと、稲の生育に害があるのでしょうか。
(回答) ご質問の内容から類推しますと、藻類が発生したと思われます。水田に発生する主な藻類にはアオミドロ、アミミドロなどがあります。 稲作における藻類の害としては、移植(田植え)直後のイネに覆いかぶさることによる倒伏、水温の低下による生育抑制、散布除草剤の拡散の妨げによる除草効果の低下と投入箇所における薬害などがあります。 藻類は田面水中の窒素、リン酸などの養分濃度の高まりによって発生が大きくなります。発生を未然に防ぐためには、肥料の土壌表面施用は避けることが重要です。 除草対策としては、藻類専用の除草剤があります。JAでの取扱いがあると思いますので、ご相談されてはいかがでしょうか。
[2008年11月10日]
(質問) 新たに露地で出来る果樹を探しています。プラムが有望と考えますが、中山間地で栽培可能な品種を教えて下さい。市場出荷ではなく、直売所販売でいこうとおもいます
(回答) 1プラム(ニホンスモモ)は晩霜害を受けにくい中山間向きの果樹であり、品種は「大石早生(収穫時期7月上旬頃)」「サンタローザ(7月下旬頃)」「ソルダム(8月上旬頃)」「太陽(9月上旬頃)」が多く栽培されています。
プラムの品種の大部分は、自家不和合性(同一品種の花粉を授粉しても結実しない性質)であり、他品種の花粉を人工授粉する必要があります。また、交配の組み合わせによって結実しない性質もあるので、品種選定にあたっては注意が必要です。
大石早生(授粉品種:サンタローザ、ソルダム)
サンタローザ(自家結実品種)
ソルダム(授粉品種:大石早生、サンタローザ)
ハリウッド(自家結実品種)
太陽(授粉品種:サンタローザ)
病害虫防除は、一般に年間8回程度行いますが、収穫時期が遅い品種ほどヤガの被害が発生します。ヤガは殺虫剤では防げないので、被害が予想される場合は袋掛けやネット被覆、防蛾灯の設置などの対策が必要です。
また、品種によって梅雨等の降雨で裂果が発生する場合もあるので、このことも品種選定の参考にしてください。
なお、実際の植え付けについては地域の農業普及部とよく相談してください。
[2008年10月13日]
(質問) 今年ピーマンが7月になりすぎて盆頃から斑点病が出た反省からぼかし肥を作る事にしました。
1.骨粉も入れたいのですがBSEの関係なのか材料がありません。何か代わりになるものはありませんか?
2.乾燥鶏糞の代わりに安い発酵鶏糞ではだめでしょうか?
3.魚から作った100%の有機肥料がありますが一緒に混ぜても良いでしょうか?
4.タキイなどに聞くとぼかしは肥料成分に入れないといいますが本当でしょうか?
5.ピーマンの基肥はN30P40k30位(化成肥料のみ)で良いですか?
6.バーク牛糞堆肥の量は何トン位が適当でしょうか?
(回答) 1.について
りん酸が多い資材としては「米ぬか」「発酵鶏糞」等が代わりになります。
2.について
どちらの鶏糞も使用可能です。
3.について
この有機質肥料がどんなものかわからないので判断出来ませんが、ぼかし肥の原料として 魚かす等の原料も使用できます。
4.について
ぼかし肥は製造方法により成分が異なりますが、窒素で1〜2%程度の効果が期待できる ので、肥料成分を考慮したほうが良いと思います。
例 10アール当たり300kg施用されるなら、窒素で6kg程度減肥する。
5.について
N20kg、P30kg、K20kgが良いと思われます。
(緩効性主体の場合は、すべて30kgでもよい。)
6.バーク牛ふん堆肥
2トン程度
[2008年9月23日]
(質問) 休耕田を畑とし、管理に出来るだけ手間のかからない果樹等を植え農地を維持しようと思っていますが、どの様な種類の果樹をどの様に植えるべきか、また、現在のままでは農地に適さない場合の出来るだけ安価な土壌改良の対処方法を教えてください。
休耕田35aの埋め立てを実施し、現在では旧水田地盤面より2mの埋め立てを実施済みです。土はPHメーターで計測したところは「3.6〜4.0」を示しました。
(回答) (1)畑の条件について 果樹栽培の基本は、防風と排水です。防風については、メールの内容からは状況がわかりませんが、排水は、水田面から2m、道路面から50cmの客土ということなので、地下水の影響はないようです。
しかし、土壌の状態は、pHが3.6〜4.0であり、強酸性土壌といえます。果樹の好適pHは5.5〜6.5(ただしブルーベリーは4.5程度)であり、苦土石灰等の石灰資材を施用して矯正する必要があります。
また、硬く締まりやすい土壌であれば、堆肥などの有機物を施用して軟らかい土壌に改良する必要があります。
(2)果樹の種類について
どんな果樹でも簡単に栽培できるものではありませんが、庭や畑の隅に植えられてあまり管理されていなくてもある程度育っているものの中から選ばれてはどうでしょうか。
具体的な土壌改良の方法や植栽方法、樹種の選定などは、現地を見たり、今後どの程度の管理をお考えなのか、お手持ちの農業機械などの詳しいお話を伺わなければお答えできません。当方へお出かけいただくか、お近くの松江農業普及部(松江合庁内 TEL:32-5685)に御相談くださいますようお願いします。
[2008年8月3日]
(質問) ブルーベリー用のコガネムシ駆除の薬は何を使えばよいでしょうか。
(回答) 農薬は使える作物と対象病害虫が決められて登録されており、登録内容以外の使い方はできません。(登録内容は説明書やラベルに記載されています)
ブルーベリーについて登録されている殺虫剤は少ないのですが、コガネムシ類幼虫に対しては「ダイアジノン粒剤5」が農薬登録されています。
使用時期は収穫14日前までで、10aあたり6kgを株元土壌に混和します。年間使用回数は2回以内です。
コガネムシ類成虫に対しては、残念ながらブルーベリーで登録されている薬剤はありません。
なお、ブルーベリーで他の害虫に対して登録されている殺虫剤は、サイアノックス水和剤(対象:ドクガ・マイマイガ)、ダーズバン水和剤(対象:カイガラムシ類)、アディオンフロアブル・モスピラン水溶剤(対象:オウトウショウジョウバエ)、デルフィン果粒水和剤(対象:イラガ類)などがあります。
[2008年7月25日]
(質問) 穂いもち・カメムシ・ウンカの予防に「ラブサイドスタークル粉剤DL」を穂揃い期の3日後に散布(34kg/10a)する場合「穂揃い期」とは穂がどのくらい出揃った状態をいうのでしょうか。
(回答) あぜ付近の早い出穂を除いて全体の10〜20%の株が出穂した時期を出穂始めと言い、一つの株の40〜50%の茎が出穂したときをその株の出穂期といいます。
水田全体で40〜50%の株が出穂した日をもって出穂日とし、約90%が出穂したときを穂揃い期とします。(出典:千葉浩三著「図集 作物栽培の基礎知識」 農文協発行) なお、温度や日照により変動しますが出穂始めから出穂期まで2〜3日、出穂期から穂揃い期まで3〜4日程度かかるようです。
[2008年6月6日]
(質問) かぼちゃをハウスで栽培していますかぼちゃの花を受粉させゴルフボールくらいに成りましたがその後、握りこぶし位に成ったものや径が5cmくらいなものなどが黄色くなって来てダメに成りました。うちとしては、原因として水のやり過ぎ、追肥をした事が要因ではと考えていますが、ハッキリした事が判りません。考えれる原因が有れば教えて下さい
(回答) カボチャは、一般的には低温や曇雨天が続くと草勢が強くなり、着果が不安定になります。また、多肥はそれを助長します。 相談の件についてですが、元肥がやや多く草勢が強かったのではないでしょうか。また、追肥によりさらに草勢が強くなりすぎて落果したものと思われます。 カボチャの元肥は少なめにするようにしましょう。具体的には、チッソ成分で0.5kg/アール程度を施用してください。また、追肥は、草勢に応じて行うようにしてください。
[2008年5月9日]
(質問) 食の安全を目指し、自家栽培の小麦を使った麺の提供を考えています。ラーメンに適した、麦の品種・栽培方法等をお教え願います。現在畑作(開パイ跡地)を利用して農業に取り組んでいるが全て無農薬栽培に挑戦しているので無農薬栽培にて3ヘクタールの麦の栽培を考えています。
(回答) まず、ラーメンに適した小麦の品種ですが、中華めん用に開発された品種やパン用の品種が適しています。 いくつか紹介しますと、中華めん用では「タマイズミ」(栃木・岐阜・三重)、パン用では「ニシノカオリ」(京都・山口他)、「ミナミノカオリ」(広島他)があります。 種子の入手についてはJAにご相談ください。 次に栽培方法ですが、農業技術センターのホームページの中に「水稲・麦・大豆指導指針」があり、この中に小麦の栽培こよみがあります。これを参考にしてはいかがでしょうか? ただし、このこよみは平坦部が想定してあり、山間部であれば本格的は冬の到来までにある程度の生育量を確保しておくため、11月第1半旬くらいの播種が適当と思われます。(早く播きすぎると遅霜の被害を受けることがあるので注意) また、3ha作付を作付けすることとなると、播種機、コンバイン、乾燥機などの投資が必要になることもお忘れなく。
[2007年3月26日]
(質問) ハウス内の小松菜とその側のほうれん草がほとんどダメになりましたこのハウスの外の土地でも障害が出易いように思えますキャベツを作りましたが障害が出ました3割くらいが非常に悪く残りの3割がやや悪い状態ですキャベツにこの様な障害が出る原因は何でしょうか?
(回答) キャベツの奇形葉については、写真の状況だけでは原因がよくわかりませんが、生育期の水不足、土壌の酸性化等によるホウ素等の微量要素欠乏、除草剤による薬害などが考えられます。栽培中の管理記録を見直して、原因を検討して下さい。
[2007年3月26日]
(質問) 栗園の土質について 栗園のPHについてですが、先般測定した結果6.1〜6.6位の値となっています(測定箇所8箇所)。栗園のPHは5.0〜6.0が適していると資料に書いてあるのですが、各地の土質によって異なるのか(田も6.0〜6.5くらい)、また調整をしなければならないのでしょうか? 肥料は年間窒素25kg、リン19kg、カリ30kg(10a当り)施肥して、各県の指導量より多いと思うのですが。昨年、木が3箇所で23本くらい枯れました。PHが影響しているのでしょうか。土質も1箇所(5.0a)は粘性土でこれも栗には適さないのでしょうか。
(回答) クリは、ポックリ症と言って、原因不明の枯死樹が多く発生しやすい果樹ですが、これだけの相談内容で枯死発生原因を特定することができません。。特に、樹齢やどのような場所で栽培しているのかが問題になります。土壌PHは、やや高いですが、土壌の排水性等はどうですか。
[2007年2月20日]
(質問) 今年は、春ジャガの植え時はいつ頃がよろしいでしょうか? 教えて下さい。
(回答) 春ジャガイモの植え付け時期は、3月上旬です。植え付けが早すぎると、地上部が遅霜の被害を受けます。
また、遅すぎると、梅雨が始まる6月中旬に収穫が始まらず、病害の発生や湿害により収量が低下します。 植え付け間隔は畝間55〜75cm、株間20〜35cmとし、覆土は5cmを目安とします。
[2007年1月29日]
(質問) ハウスにほうれん草を蒔きましたが、ほとんどが二つ葉出た状態で黄色くなって発育しません。窒素欠乏症のような状態?
並べて小松菜を蒔きましたが、小松菜は70%のものがまともに成長しております
ほうれん草の種子等には問題は無いと思います
土壌成分の問題と思うのですが何が悪いのかが判りません
散水した土地部分に緑藻の様なものが繁茂しました
窒素過剰症でしょうか?
(回答) ほうれんそう栽培の前作は、キクでしょうか。キクが栽培された場合、収穫後に多量の肥料が土壌中に残り、土壌の塩類濃度が高まり、土壌が酸性化します。(硝酸態窒素等による) おそらく、窒素等の肥料成分の集積と土壌の酸性化により黄化したと思います。
「ほうれんそう」は「こまつな」に比べ塩類集積や土壌の酸性化に弱いので、「ほうれんそう」だけ障害が発生したと思います。
対策としては余分な肥料成分を除くために播種前に多量の水を灌水したり、ビニールを除去し雨にあてると効果があります。
[2006年12月13日]
(質問) HPに載せるために下記のものの成分表がありましたらお送り下さい。
そのままHPに載せて使えるものがありましたらおねがいします。
西条柿生柿
干し柿
かきの葉茶
柿渋液
その他柿から製品になったもの
以上
(回答) 加工製品は製品ごとに分析することになっています。なお、食品標準成分等については食品成分データベースのサイトで生柿や干し柿などの検索ができます。
食品成分データベース:http://food.tokyo.jst.go.jp/
県の産業技術センターや農業技術センター加工研究部でも一般成分は分析できますが、ビタミン類は分析できませんのでご承知ください。また、現在のところ向こう1カ月間はこれらの機関では対応できない状況となっていますので、お急ぎの場合は、環境保健公社での分析をお勧めします。詳細については、環境保健公社に直接お問い合わせください。
機関名 財団法人 島根県環境保健公社 松江市古志原町1−4−6
TEL 0852−24−0207
FAX 0852−55−4525
[2006年12月11日]
(質問) 先日の農業新聞記事について数点教えてください。ほうれん草の萎凋症を竹炭で抑える件で一度試したいのですが、1.竹炭の商品名と規格、大体の価格、2.竹炭でなければ効果がないか?くんたんや他のチップ状の物でも使えるでしょうか?以上を教えてください。よろしくお願い致します。
(回答) 竹炭は1kg当たり130円で、1cmないし3cmに砕いたものを使用しています。特に商品名はありません。他には1リットル当たり130円のものもありました(島根県内での価格)。今回の調査ほ場で発生したホウレンソウの萎凋症状は土壌伝染性病原菌である‘フザリウム菌’というカビが原因の萎凋病が主でした。
もみがらくんたんではどうかというご質問ですが、くんたんは竹炭に比べて焼成温度が低くpHが低いので、カビを抑える効果がなく、萎凋病の抑制には効果が低いと考えられます。しかし、リゾクトニア菌やピシウム菌などが原因の他の萎凋症状に効くかどうかや木炭及び他のチップの炭化物の場合については調査していません。
[2006年11月1日]
(質問) 毎年、ユリミミズに困っている。倒伏、バインダーによる刈り取りの困難。以前は、農薬のサンサイド粒状3を使用したこともあったが、現在は使用禁止農薬と聞き使用できない。サンサイドに替わる農薬は無いのか。古いサンサイドが有るが秋に使用してはいけないのか?。石灰窒素を使用すると良いと聞くが、いもち病、倒伏の心配があって使用をためらっている。駆除方法を教えて下さい。
(回答) ユリミミズの発生を防止についてお返事いたします
ユリミミズは苗代などで苗立ち障害を発生させ問題となったミミズです。倒伏や株元にふん堆を形成し刈り取り障害をおこすミミズは「サクラミミズ」です。インターネットで検索してみてください。写真や生態が記述したものがあります。
○現在、登録された薬剤はありません。また、古いサンサイド粒剤を使用することもできません。
○石灰窒素はユリミミズに効果があるようですが、問題のサクラミミズに対する効果は期待できないと思われます(試験事例はありません)。石灰窒素は施用量が多く、いもち病などの発生を助長する恐れがあります。
被害軽減対策としては、水管理で土を固め、倒伏を抑制するしかありません。
水の管理方法としては、適期の中干しと収穫前の水管理での対応となります。時期や方法・程度は様子を見ながら行うことになりますので、農業普及部の指導を受けて下さい。
[2006年8月25日]
(質問) 芝桜の挿し木方法についてご質問します。
芝桜を9cmポットで挿し木して苗を作りたいのでその方法、注意点などを教えていただきたい。挿し木のできる時期、挿し穂の大きさ、使用する土は普通の畑に土で良いか、挿し穂をどのくらいの長さ挿し込めばよいか、挿してからの管理方法、どのくらい経過すると根がつくのか定植できるかなどです。
(回答) 芝桜の増殖についてお返事いたします
まず、好ましいポット用土ですが、肥料分が少なく、ある程度排水性を確保した土が好ましい様です。入手可能なものでは、マサ土:腐葉土等の有機物=1:1程度の配合が良いでしょう。基本的には、肥料分があまりなく、病気の発生のない畑の土なら使用可能です。
元肥は、肥料分のない土なら、緩行性肥料(被覆燐硝安加里360日タイプ等)を用土1リットル当たり7g程度を混合します。 通常の畑の土なら元肥は入れない方が安全です。
採穂の適期は6〜7月、9〜10月で、挿し芽は、7cm程度とし、下葉は3cm程度を除き、水揚げを20分程度した後、1ポットに2〜3本挿します。 挿し芽後は、しっかり灌水し、半日陰で土が乾かないよう管理すれば、1ヶ月程度で発根します。追肥は、基本的には必要ありませんが、葉色が落ちるようだとIB化成などの緩行性肥料を3〜4粒/ポットに置き肥してください。植え付け時期は、3〜4月、10〜11月が良いでしょう。
なお、本センターでは、次の様にハウス内(無加温)で増殖、管理をしていますので、参考にしていただければと思います。
挿し芽は、10月に行っています。用土は市販されているメトロミックス350を用い、128穴のプラグトレイ、1セルに1本挿しとしています。挿し芽1ヶ月半後に2.5号ポットに上げ(用土 ピート:マサ土:腐葉土:パーライト=2:1:1:1 元肥 マグアンプK中粒1g/1 リットル当たり、苦土石灰少々)管理し、3月に定植を行っています。
[2006年8月9日]
(質問) 除草剤散布後の弊害についてご質問します。
ホームセンターで購入した除草剤「マイター」を散布したところ、草は枯れてきたのですが、その後に海苔状のものが出始め日に日に広がっています。乾くと「干しわかめ」のように地面から手ではがれますが、雨などで濡れるとぬるぬるとした海苔状に戻ります。
あちこちで問い合わせたところ、除草剤が原因で起こるとの話を聞きました。
良い対処法があればお聞かせください。
(回答) 藻類のイシクラゲだと思います。Webで検索してみてください。
除草剤で草を枯らすと湿気の多い場所に発生してきます。
対策の基本は水はけを良くすることです。
当面は、1.乾いている時に「干しわかめ」を取り除くことと、2.Webサイトに食酢や石灰が効果があるとの情報もあります。
[2006年7月20日]
(質問) ピーマンが自然に枯れていくことについてご質問します。
自然に枯れていくピーマンが有るのですが・・・。最初は1本 同じ列の 2本隣・・・。そのうち列が違うピーマンも枯れていきます。
最初は根切り虫かと思い、土壌を探りましたが、虫はいませんでした。根の周りにカビかと思いましたが、カビが生えている様子もなく、枝を一皮むいでみても 緑色をしています。4年の連作土壌なので、細菌が発生しているのでしょうか?開パイ事業で開発された土地で、水はけも良く、日当たりも良い土地です。枯れる様子は、水不足で、ずーと水をやらずに枯らしていくような、じわじわと枯れていきます。
細菌が発生しているのでしょうか?細菌が発生しているとしたら、土壌改良の方法が有るのでしょうか?
(回答) 症状や発生の仕方から、青枯病ではないかと思います。
青枯病は細菌による病気です。細菌病か否かを確認するには、発生株を地際に近い部分で切断し、その上部20cm程度の茎を水を入れたガラスコップつけると導管部から細菌が流れ出るのが見えます。確認してみてください。ピーマンのほか、ナスやトマトなどのナス科やアブラナ科、マメ科、キク科など多くの作物に発生します。地温20℃以上で発病が激しく、降雨が連続した後、晴天で気温が急上昇したときに多発します。
農業技術センターHPの「 データベース」 「病害」にトマトの青枯病・軟腐病があります。被害の様相や発生生態が記述してあります。また、細菌が流れ出る写真もありますので参考にしてください。
http://www2.pref.shimane.jp/age-plan/home/database/disease/to058.htm
防除対策など
*薬剤散布で有効なものはありません
*発病株の早期除去処分(根も拾って処分)
*発病株を切ったハサミを健全株で使うと感染する)
◎自作に向けては土壌消毒(クロルピクリン)
[2006年7月20日]
(質問) 砂地で芍薬の実生についてご質問します。
牡丹用に芍薬の種を蒔いて育てたいのですが、境港の土地を借りて作ろうとおもっています。砂地なのですが黒土との育て方の違いを教えてもらえないでしょうか。
それと元肥を作るためにはどんな肥やし等をいつ頃どれくらい入れればいいのか、教えてもらえないでしょうか。よろしくお願いします。
(回答) 播種時の注意事項として大切なことは、1.土壌病害のおそれのない土壌であること。これについては、播種前の土壌消毒が有効です。2.土壌pHが6.0〜6.5(シャクヤクの生育好適範囲内)であること。事前の土壌分析で確認する必要があります。低い場合には石灰質資材を用い調整します。3.堆肥等は投入せず、元肥はa当たり、窒素成分で0.4kg程度を上限とします。肥料を多く施用すると黒班病等が多発しますので、注意してください。発芽後、生育状況を見ながら、追肥をすることとなります。播種適期は9月上旬から10月にかけてになりますので、それまでの間に、1.から3.を行ってください。
砂地と黒土による栽培の違いですが、基本的には変わりないと考えてください。
以上、播種についての注意点について述べましたが、この他、種子の催芽処理(発芽をスムースにさせるために必要です)や、種子消毒も必要です。
今後の管理等のこともありますので、詳細につきましては、松江市八束町の‘花生産振興センター’(TEL0852−76−3191)にご相談いただければと思います。
[2006年7月10日]
(質問) 蛾の駆除についてご質問します。
最初は キャベツにつく様な芋虫(シャーペンの芯位の太さ)のものが、ピーマンの葉っぱを食べていました。これは 蛾の幼虫だったのでしょうか?
現在は、茎の中に 白っぽく顔?が黒い小さな芋虫が入り、枯らせています。毎日 ピーマンのせんていをし、芋虫を見つけては殺している状況です。これは脱皮前の「たばこが」なのでしょうか? 茎の中には利かないからと 薬の散布をあきらめているのですが、防虫剤の散布は効果があるのでしょうか?
(回答) 被害の様子から、ピーマンの茎に食入している害虫は、アズキノメイガ(旧名 フキノメイガ)と思われます。タバコガはふ化幼虫は蕾や花を食べ、2〜3齢幼虫が果実に食入して種を食べます。茎に入ることは希です。
【アズキノメイガの生態】
卵は葉裏や茎に数粒から十数粒を瓦状にかためて(卵塊)産み付けます。ふ化した幼虫は卵殻を食べた後、柔らかい葉や茎を食べて2齢幼虫が茎に食入します。食入した部分から虫糞を出します。ピーマンでは果実にも食入するようです。成虫の発生回数は北海道では1回、暖地では2〜3回の報告があります。被害の発生時期から考えると、山陰では2回(6月〜7月上旬、9月上旬〜10月上旬)と考えられます。
【防除対策】
1.野菜類のオオタバコガなどに登録されているBT剤をお使いください。
2.薬剤散布の効果が期待できるのは、幼虫が葉を食べている時期です。今でも葉を食べている幼虫が見られるならば散布効果はあります。
3.茎に食入した虫に効く薬剤はありません。被害茎を切り取り虫を捕殺してください。
BT剤
エスマルクDF、ガードジェット水和剤、クオークフロアブル、ゼンターリ顆粒水和剤、チューンアップ顆粒水和剤、ツービットDF、デルフィン顆粒水和剤などがあります。
いずれの薬剤も、使用時期は収穫前日まで、使用回数は4回です。ただし、それぞれの薬剤が4回ずつ使用できるのではなく、BT剤の総使用回数が4回です。
(アズキノメイガの画像)
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/tokachi/byouchu/zukan/is/is_beans_04.html
[2006年6月29日]
(質問) キクの開花調整と、長期保存についてご質問します。
1.盆菊が結球してしまいました。開花を遅らせる方法は無いですか?
保存についてですが
2.一部は大型の野菜庫で保存して出します。
ジベレリンによる葉の黄化抑制方法に付いてどの様にすれば良いか教えて下さい。
3.切った菊を長持ちさせる、チオ硫酸銀錯塩(STS)処理の方法を教えて下さい。
4.糖分による老化防止はどの様にしたら良いでしょうか?教えて下さい。
既に結球が始まっておりますが、盆に会わせる為の方法が有れば教えて下さい。
(回答) 1.盆菊が結球してしまいました。開花を遅らせる方法は無いですか? 結球とは発蕾のことでしょうか?
以下、結球=発蕾ということを前提にお話します。
夏場のキクの開花時期は、主に1.親株育苗中の温度、2.生育中の温度、3.挿し芽時期によって開花時期が違います。したがって、品種によって、8月咲きとされていてもその年の気象条件によって開花時期が早くなったり、遅くなったりします。当センターでは、開花時期をコントロールするために、摘心時期(栽培の初期〜栽培前半)でのホルモン処理(エスレル散布)や電照栽培技術の確立と普及に取り組んでおり、成果が出つつあります。 しかし、すでに、発蕾したキクの開花を画期的に遅らせる方法(コントロールする技術)は残念ながらありません。
2.一部は大型の野菜庫で保存して出します。
ジベレリンによる葉の黄化抑制方法に付いてどの様にすれば良いか教えて下さい。
基本的な事で申し訳ありませんが、花は生鮮品です。したがって、出荷までの短時間の冷蔵庫等での保管はあっても、3日以上のストックはタブーです。長期保存は花屋さん、消費者がもっともきらうことであり、花の(生産者の)評価を落とす原因になります。迅速な収穫、適切な処理、鮮度を保っての出荷が生産者としての務めと思います。
なお、ジベレリンによる葉の黄化抑制については、知見がありません。
3.切った菊を長持ちさせる、チオ硫酸銀錯塩(STS)処理の方法を教えて下さい。
4.糖分による老化防止はどの様にしたら良いでしょうか?教えて下さい。
延命剤の中にSTSが含まれたものがありますが、キクはエチレンの影響は少ないため、STSの処理効果は高くないと認識しています。また、糖分は老化、黄化防止に効果があります。市販の延命剤には糖と抗菌剤が含まれているものもあり、品質保持に効果があります。
最後に、キクは花持ちもが良いため、適切(基本)な処理をされれば、延命剤等を使用されなくても十分に評価を得られる品質が長く保てると思います。約5000本の生産をされているとのことですので、ぜひ、栽培方法、収穫調整方法など一連のキク生産技術を研鑽され立派な経営をされますこと期待しております。
なお、技術、営農等の相談の場合には、お近くでは東部農林振興センター松江農業普及部(0852-32-5685)もありますのでご紹介します。
[2006年6月13日]
(質問) 雑草「イガヤ」の防除についてご質問します。
5月3日にコシヒカリを植え付け1週間後除草剤(1kg粒剤)を散布しました。
6月9日に中干しをてケイ酸カリを反当り20kg散布したところです。
この頃から水田に昨年まではそんなに目立たなかった雑草「イガヤ」が今年は異常に発生しています。株の条間に無数に発生に長さが平均して5cm位、長いものは稲の丈と同じものもあります。この「イガヤ」にこの時期に有効な除草剤がありますか?
「イガヤ」に対して有効な対処法があればお教え下さい。
(回答) 雑草名の「イガヤ」というのが地方名と思われ、どの雑草であるか実物を見ないと特定できませんが、「クログワイ」あるいは「ホタルイ」ではないかと思われます。
「クログワイ」は土中に黒い塊茎(いも)をつくりますので、これがあれば「クログワイ」と断定できます。 さて、「クログワイ」にしろ「ホタルイ」にしろ田植えが5月3日ということで、おそらくすでに出穂35日前を超えていると思われることから、残念ながらこれから使える除草剤はありません。
「クログワイ」は難防除性雑草であり、「クログワイ」であれば、刈り跡に再生してくればその時点で除草するとともに、今年どんな除草剤を使われたかわかりませんが、来年の除草体系では「クログワイ」に効果のあるものを使うとともに、一発除草だけでなく、初期除草剤や後期除草剤の組み合わせを検討する必要があります。
[2006年6月12日]
(質問) マクワウリの栽培についてご質問します。
マクワウリ(金太郎)5月に定植しました。毎年ウリバエに葉を食われ網のようになってしまうので,今年は防虫用のネットをかけておきました。ウリバエにやられず苗は大きくなりました。この防虫ネットをかけぱなしにしておきますと、やはり日光のとおりが遮断されるので、もうそろそろネツトをはずした方がいいか教えてください。
(回答) どのような防虫ネットかわかりませんが、一般的な防虫ネット(サンサンネット等)目合1mmは透光率90%で、生育には大きな影響はないと思います。但し、開花して虫により交配をさせるためには、虫が自由に入れるように開花前に防虫ネットをはずしたほうが良いと思います。
[2006年6月6日]
(質問) トマトの実腐れについてご質問します。
毎年トマトを露地で栽培しますが、最盛期になる前に若干収穫できるのみで、最盛期になると必ず果実が白くなり腐れてしまいます。
そうなると、1個も収穫できません。 雨よけハウスは設置していません。
原因と対策をご教示下さい。
(回答) 文面では、腐った果実にカビが生えているかどうかわかりませんが、トマトの果実に白いカビが生えて腐る病気としては「トマト疫病」の可能性があります。幼果に褐色の病斑が生じ、後に腐敗します。そして、病斑上に透明ないし白色のカビがみられます。
露地では降雨が連続すると激しく発生します。また、窒素過多で発生が多いと言われています。
対策としては、
前年発生した跡地やジャガイモのそばに植えないこと。
排水を良くすること。
薬剤散布はダコニール1000(1000倍)等を早めに散布する。(使用時期:収穫前日まで、使用回数:4回以内)
[2006年5月18日]
(質問) デラウェアの苗木の新梢を残す方法についてご質問します。
今年植えた苗木が50センチを超えたので1本に仕立てたいと思いますが、切り落とす新梢はどの位置から切り落とすのが木のために良いでしょうか。
1穂木の上段の芽を伸ばす場合
下段の芽の付け根の部分からもぎ取れば良いか、または、葉を何枚か残したところで切 るのが良いでしょうか?
2穂木の下段の芽を伸ばす場合
上段の芽の付け根の部分からもぎ取り穂木は切らずに残しておく、または、残す芽の 少し上の穂木の部分で切ってしまう、それとも、葉を何枚か残した部分で切り落とし秋 の剪定時に不要な部分を切り落とす。
1、2についてそれぞれ教えて下さい
(回答)
苗木の新梢の残し方についてですが、1、2の例を示しておられますが、どちらでもかまいません。よく伸びている方を残してください。1年間上手に伸ばせば、2年目には10当たり1t程度の収量が見込めます。そのためには、以下のことに、心がけてください。1.肥料は化成肥料を用いて、10日おきに樹の周りに40ないし50g追肥する。追肥を行ったら、かん水を行う。8月いっぱい追肥を行う。 2.新梢が伸びたら、随時、誘引を行いまっすぐに伸ばす。 3.新梢が棚上1m以上伸びたら、巻きひげのない節の副梢だけを伸ばす。そして、 巻きひげのある節の副梢は葉を1枚残して切り取る。 第1主枝、第2主枝側とも同様に行う。 4.病害虫を出さないように防除を行う。 5.高温障害を出さないように注意する。
その他、詳しいことは、農業技術センター(技術普及部果樹技術普及グループ0853-22-6942)の方にお問い合わせください。
[2006年4月14日]
(質問) ブドウの接ぎ木の育成方法についてご質問します。
1.台木はどのような木を使用するのですか?
2.パラフィルムとロックウールとはどのような物ですか?又市販されていますか?
3.水槽に入れた挿し木は外の光が必要でしょうか?
(回答) 1.台木はどのような木
ブドウは、ネマトーダ(根アブラムシ)の被害防止のために台木を接ぎ木します。その他、樹勢の強弱の調整や乾燥・湿害の回避等にも台木接ぎ木苗が利用されます。
ブドウの台木には、台木専用種があります。その品種には、樹の勢いが強くなる喬木性台木(1202、HF)や、樹勢のやや弱い準矮性台木(5BB、8B、5C等)、樹勢の弱い矮性台木(グロアール)があります。一般には、準矮性台木の5BB台木が多く使用されています。
試みにされるのであれば、ブドウの枝を採取されて、その枝を挿し木される自根苗でもかまいません。
2.パラフィルムとロックウールとは
パラフィルムとは:実験用に使うフィルムで、フラスコやビーカーにふたをする時に使用します。インターネットにおいてキーワード【パラフィルム】で検索していただいたら、使用法がよくわかります。
ロックウールとは:輝緑岩や玄武岩、あるいは鉄鉱石から鉄を取り除いたスラグを、コークスや石灰岩と混合して1600度の高温で溶解し、その後、回転シリンダーにかけ、綿あめ状に繊維化して圧縮熱処理したものです。
綿状の繊維をブロック化したもので、通気性、保水性、保肥性に優れています。
いずれのものも市販されています。
3.水槽に入れた挿し木への外の光
芽がでるまでは、光が必要ありません。その後、葉が展開してくると光が必要になります。
その他、詳しいことは、農業技術センター(技術普及部果樹技術普及グループ0853-22-6942)の方にお問い合わせください。
[2006年4月4日]
(質問) 冬場、甘夏柑の実が凍みるので、何か、凍みない方法(どう対応すればいいのか?)がありませんか?教えて下さい。回答を待っています。
(回答) 甘夏柑がおいしくなる本来の収穫期は4月上旬?5月上旬です。しかしながら、-3℃以下の低温で寒害を受けますので、この時期まで樹上に成らしておけるのはごく一部の温暖地域だけです。したがって、出雲市だと寒害を受ける前の12月下旬?1月上旬に収穫したものを5℃程度で貯蔵して、適度に酸が抜けてから食べます。
なお、詳しいことは農業技術センター果樹技術普及グループまで相談に来ていただけるか、また下記のホームページを見ていただくと参考になります。
[2006年4月4日]
(質問) 農薬を使わないで60度の温湯で種子消毒をしたいのですが、その方法と注意点を教えてください。
(回答) 温湯消毒方法と主な注意点は次のとおりですので参考にしてください。
1種籾は無消毒の購入種子を使用してください。
2乾籾を使用し、籾投入時に水温が下がらないようにするために温湯殺菌処理機を使用してください。
3種籾をアミ袋に入れる場合は、ゆったりめに入れてください。入れすぎると効果が低下します。
460℃10分間の処理時間を遵守してください。
5温湯消毒では発芽率が若干下がります。コシヒカリの場合は、60℃10分間の処理で96%の発芽率(無処理区では100%の発芽率)になったとのデータがあります。
モチの場合は、発芽への影響が大きいため避けてください。
6温湯殺菌終了後は直ちに流水で冷却してください。
7温湯消毒した籾は無防備な状態となっています。このため、冷却後の保管は避け、できるだけすぐに浸種してください。浸種の場合は水温が高くならないように(15℃)してください。
なお、すぐに浸種できない場合は、日陰で充分乾燥(15%以下)してから、15℃以下の低温条件下もしくは通気性がよく温度変化の少ないところで保管してください。
8種子伝染性病害虫には温湯消毒の効果はありますが、土壌伝染性の病害に対する効果はありません。
[2006年4月4日]
(質問) 1月被覆の2月加温のピオーネを栽培してます。10年生と4年生の2箇所あります。年々花芽が少なくなってますが返し枝を作って一応確保してますけど、このまま2芽剪定を続けてもいいのでしょうか?(4?5芽剪定?)かなり悩んでます。助けてくださいお願いします。
(回答) 樹を見ないと現在の様子がわからないため、適切な回答ができません。
花芽が年々少なくなっていることを考えれば、樹勢が弱っているのではないかと考えられます。したがって、1年間じっくりと樹勢回復を図る必要があると考えます。
そのため、以下の対策をとってみてはいかがでしょうか。
1作型を遅くする。
2着果量をやや少なくする。
3新梢管理も適切に行い、早期落葉・遅伸びをさせず貯蔵養分をたくさん蓄えるような樹作りを行う。
[2006年3月24日]
(質問) スイートコーンの種を播く時期と株間をどのくらい離した方がいいのですか。また実は一つにしなさいとのことですが、一番上を残すのですか。他の実を取り除く時期を教えてください。
(回答)
(播種期について)
スイートコーンの播種期は、露地栽培で4月下旬より8月上旬までと幅が広い作物です。なお、発芽適温は30?35度で6度以下では発芽しません。収穫期は播種より早生品種で80日、中生品種で90日が標準ですが、品種、気候により75?110日程度の幅があります。
(株間について)
畦作りは1条まきで畦幅90?100センチ、2条まきの場合は120?150センチぐらいです。また、株間は30センチ程度がよいでしょう。
(除房について)
ふつう、雌穂は1株に2?3本つくので、絹糸が見えた頃に、一番上の最も生育の良い穂1本にすると良いでしょう。
[2006年3月22日]
(質問) 私はサラリーマンで定年。現在所有の田んぼは15アール。なんとか稲作で子供が自立できるよう願っているのですが、将来の稲作の展望はどうでしょうか。
(回答) 稲作経営で生活するための経営規模についてお答えします。
当方で行った稲作経営の所得試算では、水稲3ha+大豆2ha+水稲作業の請負(耕耘・田植・刈取・調整・乾燥)8haを行う場合の所得は、約420万円で年間労働時間は約1,400時間となっています。貴殿の場合自作地が15aですので団地化された農地をどれだけ借りることができるかが重要です。また、上記の規模の農業を行うには2,400万円程度の施設機械投資が必要となります。
必要な農業所得をどの程度と考えておられるかわかりませんが、水田15aでの稲作だけでは、十分な所得を得ることは出来ません。
なお、地域に集落営農があればそこでの機械オペレータとして従事することも考えられます。
[2006年3月14日]
(質問) 盆菊の挿し芽をしましたが、4日目で挿した菊の茎が腐りました。ハウスの中に温床を作りそこに挿しましたがどうもうまく行くきません。菊の挿し芽をする場合の温度管理はどの位にしなければならないのでしょうか?また、茎が腐った原因として他に考えられる事がありましたら教えて下さい。
(回答) 挿し芽の茎部分の腐敗についてですが、土壌中に挿した部分が、切り口から黒変、軟化した状態ですと、原因として考えられるのは、挿し芽用土中の病原菌の存在です。挿し芽用土を繰り返し使用する場合には、用土の消毒が必要になります。また、用土の排水性が悪い場合、高温管理した場合などは腐敗の発生率が高まります。
挿し芽の発根適温は、15?20℃です。この時期の挿し芽では、温床、トンネルが必要となります。発根が進むまでは、トンネルを寒冷紗等の遮光資材で被覆し、トンネル内の湿度維持、穂の萎れを防ぎますが、トンネル内が25℃以上になるようでしたら換気が必要となります。
この他、挿し芽を成功させるために注意する事項がたくさんあります。これらについての資料が必要なようでしたら、ご連絡ください。
[2006年3月14日]
(質問) 今年より疎植栽培を計画していますが、県での資料はありませんか、また指導ができるのでしょうか?
(回答)
1)平成15年成績
平成15年は、気象が7月から8月にかけて低温寡照条件での成績でした。
表中の栽植密度は、下記のとおりです。栽植密度が16.8株/m2以下の場合、標準区に比べて、穂数不足と1穂籾数増加による登熟歩合低下により収量品質が低下しました。
| 栽植密度 | 栽植間隔 | 移植機株間設定 |
| 12.4株/m2 | 30cm×26.9cm | 26cm |
| 14.1 | 30×23.6 | 24 |
| 16.8 | 30×19.8 | 20 |
| 21.4(標準) | 30×15.6 | 16 |
| 28.3 | 30×11.8 | 12 |
疎植(栽植密度16.1株/m2=30cm×20.7cm植)、基肥無窒素および中間追肥を組み合わせ栽培すると、収量は従来栽培程度で、外観品質が向上しました。なお、この栽培法については、さらに年次変動等を検討する必要があります。
2.地域担当の指導
高品質化のための疎植技術については、確立された技術ではありませんので、指導はまだできません。来年度から技術確立に向けて実証に取り組んでいく考えです。
[2006年2月13日]
(質問) 昨年7月に実家へ帰ってきました(57歳)。農業の経験はありません。本を読んでいますと土壌が一番大切であると書かれています。畑ごとに違うとは思いますが、土壌分析をやるとすればいくら費用がかかるのでしょうか。経験がないゆえに数字で少しは管理できないでしょうか。
(回答) 農業技術センターでは、土壌分析を実施しています。土壌分析を依頼される場合には、「分析等依頼申込書」が必要です(島根県農業技術センターホームページ→土壌等の分析について→分析依頼申込書のpdfファイルを印刷してください)。この申込書に分析手数料相当額の島根県収入証紙を添えて、農業技術センター土壌環境グループにご相談ください。水田および畑、果樹(クリ)の分析に必要な項目は下記のとおりです。
○必要項目水田(水稲)・・・・・pH、腐植、陽イオン交換容量(CEC)、有効態リン酸、交換性カリウム、交換性カルシウム、交換性マグネシウム、可給態ケイ酸、遊離酸化鉄
畑、果樹・・・・・pH、電気伝導度(EC)、腐植、陽イオン交換容量(CEC)、有効態リン酸、交換性カリウム、交換性カルシウム、交換性マグネシウム
○土壌分析手数料
土壌分析の手数料はこちらを参照してください。
なお、島根県環境保健公社でも項目は限定されるようですが、土壌分析を実施しています。
また、土壌分析に限らず、営農についてはお近くの農林振興センター農業普及部に相談されてはいかがでしょうか。
[2006年2月2日]
(質問) 米を贈った友人から、「おまえのところの米は玄米で食べても大丈夫か?」と聞かれました。大丈夫でしょうか?
(回答) 水稲に登録されている農薬は、農薬成分ごとに、玄米への残留農薬基準値が設定されています。農薬の使用基準(適用作物、使用時期、濃度、使用量など)を守って使用した場合には、農薬成分が基準以上残留することはありません。
[2006年2月2日]
(質問) 現在ホウレンソウを栽培しています。今、品種はアスパイアを作っていますが、収穫後、2月3月の播種に適した品種を探しています。ご指導頂けると喜びます。
(回答) ホウレンソウは長日条件で抽台します。したがって日の長くなる春から夏にかけて注意しなければなりません。品種の選定に当たっては、抽台のしやすい東洋系品種(葉が剣先状で切れ込みが多い)は避け、抽台しにくい西洋系品種(丸葉)との雑種を選定するとよいでしょう。また、2、3月播種の場合は耐低温性のある品種がいいでしょう。おすすめの品種としては、アクティブ(生育はやや遅いが晩抽性2?4月播種)、パレード(がっちりとした草姿、耐低温性、2月?3月播種)、プラトン(比較的耐抽台性あり、3月、4月播種)などがあります。(播種期は平坦地を想定)
[2006年1月19日]
(質問) 桃(川中島白桃、日川白鳳)、八朔(紅八朔)、ブドウ(ピオーネ)露地での石灰硫黄合剤の希釈倍率・散布回数・散布時期と他に入手しやすい特効薬があれば商品名と用法について教えて下さい。
(回答) 各果樹でどんな病害虫が問題となっているのか不明ですが、発芽前の石灰硫黄合剤の使用場面としては下記ものが考えられます。
| 樹種 | 病気 | 害虫 | 倍率 | 回数 | 散布時期 | 備考 |
| モモ | 縮葉病 胴枯病 黒星病 |
カイガラムシ類 ハダニ類 |
7倍 |
* |
発芽前 |
ヒメハダニには有効。晩腐病、黒とう病、褐斑病には別の剤がよい。 |
| 八朔 | かいよう病 | 80?200倍 | * | 冬期 | カンキツではハダニやカイガラムシ対象にマシン油剤が使用されています。 |
注)散布回数については農薬登録上は規定されていませんが、薬害等のため1回のみの散布です。
◎ピオーネの病害対策(晩腐病、黒とう病、褐斑病)
ベフラン液剤25250倍休眠期1回
○石灰硫黄合剤と混用散布ができますが、混ぜ方に注意が必要です。
ベフラン液剤の希釈液を作り、攪拌しながら石灰硫黄合剤を加えます。
◎八朔の冬季防除
マシン油(95%) 30ないし45倍冬期
マシン油(97%) 60ないし80倍冬期5回以内
参考までに柑橘類の防除暦を紹介します。
http://www.mikan.gr.jp/gijyutu/boujyoreki/aridaboujyoreki.html
農薬の使用に当たっては、ラベルに記載されている使用基準、注意事項などを良く読んで使用してください。
[2006年1月19日]
(質問) 年末から正月にかけ低温と降雪降雨で麦の生育が素人が見ても変です。分けつ肥は硫安20kg/反施用しましたが、11/14頃播種したほ場は生育も悪く、もう一回硫安で10kg位施用してはいかがでしょうか。
排水対策は出来る限り施していますが。
(回答) 昨年の12月以降例年になく低温であり、麦類の生育はかなり遅れています。分げつ肥を20kg施用されたとのことですが、いつ施用されたでしょうか? おそらく施用された肥料は低温のため吸収がかなり悪いことが予想されます。また、降雪降雨の連続で根も弱っていると考えられます。再度追肥されることは悪いことでないと考えられますが、条件が悪い(低温、湿害気味)ところに施用しても、効果が今一つと思われます。もう少し様子を見てから検討されてはと考えます。追肥をやられるにしても土壌水分がもう少し減少し、気温も平年並みに安定してきたところで施用すべきと考えられます。
排水対策についてですが、作溝の修復作業など継続的な管理が重要ですのでご確認ください。

