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島根県育成野菜‘あすっこ'中生系統の窒素吸収特性
藤本順子、大野愛理

摘  要

 

 島根県育成の新野菜‘あすっこ'の施肥基準作成に資するため,中生系統の窒素吸収特性を調査した.

1.全新鮮重は,定植以降収穫終了まで増加し続けた.一方,全乾物重は定植以降摘心期まで急速に増加したが,摘心期から収穫始期までは一旦停滞し,その後は再び収穫終了時まで増加した.摘心期から収穫始期まで全乾物重の増加が停滞したのは葉の乾物重が大きく減少したためである.

2.葉,茎および根の窒素含有率は,生育が進むにつれて低下する傾向が認められた.一方,花茎の窒素含有率はほぼ一定の値で推移した.花茎の窒素含有率は他の器官に比較し高く,5%以上であった.

3.1株当たりの窒素吸収量は,定植から定植後30日までは少なく,その後摘心期までは急増した.しかし,摘心期から収穫始期までは,花茎の吸収量が増加したのに対し,葉の吸収量は大きく減少し,花茎に必要な窒素量の多くは,葉からの移行によって補われると推察された.したがって,一定の収量を得るには,摘心期までに十分茎葉を生育させる必要があると考えられた.

4.窒素吸収量は,収量の増加に伴い増加するため,施肥量の決定には目標収量を設定することが必要であると考えられた.


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