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島根県農業試験場研究報告第34号(2003年2月) p71-81
超早期加温栽培ブドウ‘デラウェア’の生育特性と樹体栄養

小豆沢 斉・安田雄治・山本孝司
摘要

 砂丘未熟土に植栽した超早期加温栽培‘デラウェア’を用い,高品質安定多収生産技術確立のため,1985〜’89年にかけて生育の特性及び樹体栄養を5か年間調査した.
  1. 超早期加温栽培の生育は,無加温ハウス栽培と比較して新梢の生長が劣り,成熟期には無加温ハウス栽培の56.4%程度であった.超早期加温栽培における成熟期の葉面積指数は2.09であり,無加温ハウス栽培の平均2.37より低くなった.結果母枝径は,無加温ハウス栽培から超早期加温栽培にすると細くなり,再び無加温ハウス栽培に戻すと太くなったが前々年の無加温ハウス栽培までには太くならなかった.
     
  2. 超早期加温栽培における収量は,5か年間の平均が789.2kgであり,無加温ハウス栽培の50%程度であった.果実品質については,1粒重が無加温ハウス栽培より軽かったが,他の品質では明かな差はなかった.
     
  3. 土量1m3当たりの新根乾物重は,作型を変更することによって大きく変動し,無加温ハウス栽培から超早期加温栽培へと変更した場合には半減し,再び無加温ハウス栽培に作型を遅くしても前々年の量を確保することはできなかった.
     
  4. 葉身の無機成分含有率は,生育初期で窒素含有率が低く,成熟期においては,加里,石灰及びマグネシウム含有率が超早期加温栽培ほど低くなった.
     



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