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島根県農業試験場研究報告第34号(2003年2月) p61-70
シシンランの繁殖と栽培

春木和久・稲村博子
摘要

 実生及び組織培養によるシシンランの増殖法と育苗時の培養土について検討した.
  1. 種子の発芽適温は25℃であり,発芽には光が必要であった.
     
  2. BA 1.0mg/1及びNAA 0〜1.0mg/1を添加したMS培地でシシンランの葉切片を培養したところ,シュートが形成された.形成されたシュートをホルモン無添加のMS培地に移植したところ,茎の伸長と葉の拡大はみられなかったが,シュートが増殖して球状の塊を形成した.
     
  3. 培地の窒素成分について検討したところ,20mM NH+40mM NO3-(MS培地)を含む培地に比べて60mM NO3-又は10mM NH+20mM NO3-を含む培地でシュート形成が増加した.また,発根はNHを高濃度に含む培地で劣った.
     
  4. 低温処理は葉の拡大に効果があった.また,シュート魂を通気フィルター付きの容器に移植すると,葉が拡大し,葉の縁に鋸歯が発生した.
     
  5. 培養で得られたシュート塊は,バーミキュライトに植え付けて,温度と湿度を制御した部屋で順化することができた.その後,2年後に開花するものがみられた.
     
  6. ポットに移植した苗はバーミキュライトと腐葉土を基にして作成した用土で生育が良好であった.
     



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