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島根県農業試験場研究報告第32号(1999年3月) p51-64
島根県におけるCMV-ラゲナリア系によるメロンモザイク病の発生とその被害

三上 哲壮、山本 淳
摘要

 島根県内のハウスメロンにおいて、モザイク症状を伴うえそ症状が発生するようになった。本報では本病の病原、県下における発生実態及び発病と果実の被害との関係について検討した。

 

  1. 本病の病原ウイルスは、電子顕微鏡観察、植物検定及び血清反応試験の結果からCMV−ラゲナリア系(血清型:Y型)と同定された。

 

  • 本ウイルスを幼苗期のメロンの本葉に汁液接種すると、接種葉に葉脈えそを生じ、接種葉上位の新葉は黄化、萎縮及びモザイク症状を呈した。着果期以降に接種すると、葉脈、葉柄及び茎のえそ、腋芽の新葉のモザイク、しおれ症状などを生じ、現地で発生している症状が再現された。
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  • 本病は本県内のメロン産地で広範囲に発生しており、半促成栽培における初発生時期はネット発生初期(6月上−下旬)に多かった。
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  • 本病の発病時期が早期であるほど、収穫期の葉枯れ程度も高まった。葉枯れ及びしおれ症状の発症は明らかに果実の収量及び品質に悪影響を及ぼし、葉枯れ程度が高まるほど1果重は軽く、糖度は低下し、ネットの形成及び果皮色など果実外観が損なわれる傾向がみられた。
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  • 生育後期(収穫1−2週間前)に発病した場合でも、果実の糖度は健全株に比較して明らかに低かった。また、一部の個体では果肉に褐色えそ点を生じた。
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