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島根県農業試験場研究報告第29号(1995年3月) p139-152
ハウスブドウの常温煙霧法における農薬の拡散と果実残留

長崎洋子・田村明長

摘要

 ブドウのアーチ型連棟ハウスにおいて、常温煙霧法で散布した農薬の拡散性と果実残留性について検討した。また、両屋根型単棟ハウスにおける拡散性についても検討した。

 

  1. 常温煙霧法による葉面付着量は、葉裏より葉表が多く、表面に対する裏面付着率はサリチオンが55%、カルタップ、DEP、NACは0−24%であった。また、その量は動力噴霧法より少ない場合が多かった。

 

  • アーチ型連棟ハウスでは、二方向へ散布する方法と棟に沿う方向で散布する方法の拡散性がよかった。しかし、常温煙霧機の後方及び側方は、葉面付着量が少ない傾向にあった。
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  • サリチオンの付着量はろ紙法よりリーフディスク法のほうが多かった。
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  • 大型の両屋根型単棟ハウスは、床面積が広いため棟が高く、散布する容積が大きい。そのため2台で同時散布することにより拡散性を高めることができた。
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  • 常温煙霧法によるカルタップとNACの果実残留濃度は、動力噴霧法の3−4倍であったが、DEPはほぼ同程度であった。
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  • 葉面付着量の多い場所は果実残留濃度が高くなる傾向が認められた。
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  • ダクト散布は、通常の常温煙霧法や動力噴霧法より葉面付着量が少なく、果実残留濃度も低かった。
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