• 背景色 
  • 文字サイズ 
島根県農業試験場研究報告第28号(1994年3月) p51-61
ゼオライト下水汚泥コンポストの特徴


田村明長

摘要

 下水汚泥にゼオライトを添加してコンポスト化したゼオライトコンポストの特性と、窒素、リン酸の肥効を調査し、その施用法を検討した。

 

  1. ゼオライトコンポストの窒素含量は40g kg-1(現物)で、そのうち30%が無機態窒素であった。無機態窒素はほとんどがアンモニア態で、硝酸態は少なかった。リン酸は窒素と同程度含まれており、重金属含量はいずれも特殊肥料の基準に適合していた。

 

  • ゼオライトコンポストの有機態窒素の無機化率は、25度C培養、50、100、200日後でそれぞれ、5、10、18%と低かった。しかし、無機態窒素量が多いため、ホウレンソウでは、窒素の利用率は対照とした硫安の50%、リン酸のそれは対照とした過石の75%であった。このことから、ゼオライトコンポストの窒素の肥効率は窒素質肥料の1/2と考えられる。
  •  

  • ゼオライトコンポストは堆肥のように多量施用すると、アンモニア態窒素による過剰障害の恐れがあるので、1作当たりの施用量は作物の基肥窒素量の範囲内にとどめるべきである。
  •  

  • 基肥窒素をゼオライトコンポストで全量代替しても、栽培期間が2か月以上の長い作物では化学肥料とほぼ同等の収量が得られる。しかし、栽培期間がこれより短い作物では、窒素の肥効が十分でないので、代替率を1/3として化学肥料を併用するのがよい。
    back

  • お問い合わせ先

    農業技術センター

    島根県農業技術センター
    〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
     TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
     nougi@pref.shimane.lg.jp
      <携帯・スマートフォンのアドレスをご利用の方>
      迷惑メール対策等でドメイン指定受信等を設定されている場合に、返信メールが正しく届かない場合があります。
       以下のドメインを受信できるように設定をお願いします。
      @pref.shimane.lg.jp