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島根県農業試験場研究報告第26号(1992年3月) p96-105
島根県におけるクリの適地について

倉橋孝夫

摘要

 島根県におけるクリの適地を明らかにするために、県下各産地から43か所のクリ園を選び、土壌型別に実態調査を行った。

 

  1. 土壌の理学的性質は黒色土が最も優れ、次いで、褐色森林土であり、未熟土は劣った。特に末熟土の下層土は非常に堅密であった。土壌の腐植、全窒素含量は黒色土が最も高く、次いで褐色森林土であり、未熟土は低かった。褐色森林土では、乾性から湿性の土壌型になるにつれて腐植、全窒素含量が高くなる傾向にあった。

 

  • dとBe及び黒色土のクリの生育は、Bb、Bd(d)及び造成地より明らかに優れた。Bd、Beと黒色土の収量はBd(d)の1.5−2倍、Bbと造成地の約3倍と多かった。
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  • 2−3層目の細根重は黒色土とBe及びBdが多く、Bd(d)とBb及び造成地は少なかった。
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  • 褐色森林土のBdとBe及び黒色土は土壌の理化学的条件が良いために、細根の発達が優れ、クリの生産力は高く、クリの適地と考えられる。それに対し、褐色森林土のBb、Bd(d)及び造成地は土壌の理化学的な条件が不良なため、細根の発育が悪く、生産力は低く、不適地と考えられる。
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