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島根県農業試験場研究報告第25号(1991年3月) 1-14
水稲新品種「ときめき35」について

神田正治、名古洋治、重栖睦弘、播磨邦夫、高橋真二、山本朗、杉山万里、新田英雄、高海幸夫

摘要

 島根県全域を普及対象とした良質、良食味で耐病性、耐冷性、耐倒伏性など各種の障害抵抗性を備え、機械化栽培にも好適する強稈で安定性の高い極早生品種を目標として新品種の育成に取り組み、その結果「ときめき35」を育成した。

 

  • 1976年、当場において、本県奨励品種チドリと短稈多収でいもち病耐病性の強い系統奥羽294号との交配を行い、その後代から育成された粳種である。1985年F9世代で島系35号の系統名を更に1990年にF14世代で島根県の奨励品種に採用された。
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  • 本品種の育種法には集団育種法を適用した。
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  • 新品種「ときめき35」の特性は次の通りである。出穂はチドリより1日遅く。成熟期は2−3日遅く本県では極早生種に属する。中短稈、中間型で草姿はチドリに近く、草状、熟色は良く、やや長穂で無芒、脱粒性は難である。いもち病に強く、真性抵抗性はPi-a、Pi-i型と考えられる。白葉枯病には弱いが、その他の病害虫には特に問題はない。収量性はチドリに勝り、年次変動が小さく、安定性が高い。品質はチドリ並み、食味はチドリ並みかやや上回る。
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  • 本品種は、県下全域の地力中庸地から肥沃地の早期、早植え栽培に適する。
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  • 栽培に当たって施肥はチドリ並みとし、極端な多肥栽培は倒伏の危険があるので避ける。また、白葉枯病常発地での栽培は避ける。
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    〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
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