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島根県農業試験場研究報告第12号(1974年12月)p42-50

開園時に施用された数種類の有機物の温州ミカンにおよぼす影響

 


 


倉中将光、篠原玄三


摘要

 ブルドーザー開園時に、それによる深耕と樹皮、厩肥、稲わらの施用が温州ミカンの生長、収量、果実品質などにおよぼす影響を明らかにするために1962年に試験を開始した。

 これまでに得られた結果は次のとおりである。

 

  • 有機物を施用した各区は、対照区とくらべて樹冠および幹周の生長が優れ、土壌の空気率および腐植は多く、硬度は低かった。しかし、1樹あたり収量および果実品質は試験区間に明らかな差異が認められず、樹冠占有面積あたり収量は対照区の方がやや多かった。

 

  • 3種の有機物の施用効果は、品種や年次によって異なっており優劣は明らかでなかった。したがって、樹皮は厩肥、稲わら同様に有機物源として利用できることが判明した。
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