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島根県農業試験場研究報告第7号(1966年3月)p51-60

 


水稲新品種「クサナギ」について


伊藤周三、小村康治、神田正治


摘要

 本品種は1954年当場で「農林37号」を母とし「コシホナミ」を父として人工交配を行ない、以来選抜と固定が進められ、1960年より「山陰65号」の系統名で関係府県に配付して地域適応性を検討した。その結果、1964年6月水稲農林160号として登録され「クサナギ」と命名された。

 この品稲の特性および適地等は次のとおりである。
成熟期は農林29号より4,5日遅く、当地では中生の晩に属する。稈長中位、中けつの中間型で、草はよくまとまり強稈で草状、熟色良く、穂はやや短かくて粒着中、芒を有し、脱粒は難である。
玄米は中形、中の大粒で品質、食味とも良く、収量性は安定していて高く農林29号、同22号に勝る。いもち耐病性は葉、穂とも農林22号程度でヤマビコよりやや弱い。白葉枯病は中位、胡麻葉枯病は中ないしやや強、イネカラバエに弱い欠点がある。

 「クサナギ」は配付先の成績から見て南関東以西の平平坦地、中山間地が適応地帯と考えられ、地力中庸地、肥沃地のほか中、軽度の秋落地にも好適する。ただ、いもち病、白葉枯病、イネカラバエの多発地では栽培を避ける。


 


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〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
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