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普及情報

No. 2009-151

H21.12.08       

島根県西部農林振興センター浜田農業普及部  

バラの安定出荷に向けヒートポンプハウスを拡大  

ダイジェスト

浜田市旭町のバラのロックウール栽培生産者が、光熱費の軽減及びバラの品質向上を図るため、昨年度11月にハウス1棟においてヒートポンプを導入し栽培を行った結果、光熱費の軽減は重油価格の下落により期待したほどではなかったが、その効果以上に品質向上が図られたことから、今年度更にもう2棟においてもヒートポンプを導入した。 これによりこの生産者の栽培ハウス4棟中3棟にヒートポンプが導入され周年を通して高品質バラを出荷する体制を図ることができた。

  浜田市旭町市木地区は標高300mに位置し、平成3年から夏の冷涼な気候を活用した高品質のスプレーバラ栽培を行っており、昨年実績で出荷本数約770千本、販売実績 60,000千円程度を年間を通して関西圏を中心に出荷しており、バラの出荷量では県内最大となっている。

  近年、輸入バラの増加や市場価格の低迷等により販売環境は厳しく、また、昨年からの重油代の急激な高騰等により生産者の経営環境は大変厳しくなってきている。

 その中、冬期にバラを休眠させ光熱費の軽減を図る栽培法を検討していたが、冬期においても安定的にバラを出荷していきたいという生産者の意向から、従来の重油型加温機に加え重油よりは安単価の電気の駆動エネルギーを加えて、低い温度の部分から温度の高い部分へ熱を移動させてハウス内を加温する方式のヒートポンプを導入し、冬期も加温を継続し出荷を続けてきた。

 その結果、重油の価格が下がってきたため、光熱費の軽減までにはならなかったが、ヒートポンプを活用したことで例年とほぼ同程度に抑えることができた。

 また、ヒートポンプの活用により冷房・除湿の活用もできることから、ブライダルシーズンの6月・9月の品質が向上することができ、年間を通して安定的に高品質のバラを出荷することが可能となった。

 この結果から、今秋更に別のハウス2棟についても国庫事業を活用しヒートポンプを導入、これにより昨年以上に冬期の経費を抑えながら安定的な出荷を計画している。

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江津地域振興グループ      
今岡貢        


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