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■ハンセン病を正しく理解しましょう

▼ハンセン病とは…
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 ハンセン病は、“らい菌”による慢性の感染症で、末梢神経がおかされる病気ですが、皮膚がおかされることも多く、他の組織がおかされることもあります。

 “らい菌”は結核菌に似た細菌ですが、結核菌よりもはるかに感染力が弱く、よほど“らい菌”に対する抵抗力の弱い状態で、しかも繰り返して接触しなければ感染することはなく、感染しても発病するのはごく一部の人に過ぎません。明治以来ハンセン病療養所で働いた職員でハンセン病になった人は一人もなく、どんなに感染しにくい病気かが実証されています。

 また、仮に発病したとしても、治療法が確立されている現在では、早期発見と早期治療により、障がいを残すことなく完治する病気となりました。

 ハンセン病のかつての病名は「らい」で、長い間人々は「らい」に対して偏見と差別を持ち続けてきたために、正しい認識をもってほしいという願いから“らい菌”の発見者ノルウェーの医学者ハンセン博士の名をとってハンセン病と改められました。
 

■遺伝病ではありません。
■伝染力の極めて弱い病原菌による慢性の感染症です。
■乳幼児のときの感染以外はほとんど発病の危険性はありません
■不治の病気ではなく、結核と同じように治癒する病気です。
■治癒したあとに残る変化は後遺症に過ぎません。
■早期発見と適切な治療が患者にとっても公衆衛生上からも重要です。


▼療養所の現状
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 平成28年度現在、全国13カ所の国立療養所と1カ所の私立療養所に1,584人が入所しています(平成28年5月1日現在)入所されている方はハンセン病は治癒していますが、後遺症による身体障がいなどの理由から継続して療養生活を送っています。

 入所者の高齢化にともない、療養所は、かつてハンセン病を病んだ人たちの医療福祉施設や地域に開かれた医療施設として変化しつつあります。近年は、施設整備が一段と進み、より安全で快適な療養生活ができるようになっています。今では誰もが自由に外出し、里帰りやレクリエーション旅行を楽しんでいます。
 

▼一人ひとりが正しい認識を…
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 療養所にいる人たちのうち、特効薬ができる以前に病気が進行した人たちは、失明したり、顔や手足に変形がおこり強い後遺症となっています。またハンセン病そのものは治癒してるものの入所者の方の平均年齢が84歳を越え高齢化が進んでいること、そのうえ長期にわたって社会から隔離された生活を送ってきたために、社会復帰は難しい状況にあります。

 また、差別と偏見の根元であった「らい予防法」が平成8年4月に廃止され、その法律上の根拠が無くなったにもかかわらず、かつての病名である「らい」に対する社会の誤解や偏見が続き、社会復帰を妨げる一因となっています。

 ハンセン病に限らず、どのような疾病であっても、病気ということによって人を差別してはいけません。

 一人ひとりが正しい認識をもって、療養所入所者の方々に温かい手を差しのべていただきますよう心からお願いします。

 

▼「らい予防法の廃止に関する法律」等について
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 「らい予防法」は、明治40年の法律第11号にその源を発し、感染症対策としての患者の隔離を主体とした法律であり、患者隔離によりハンセン病の予防を図ってきました。

 しかし「らい予防法」は、『感染しても発病することは極めて稀な病気であること』、『仮に発病しても治療方法の確立している現在では適切な治療を行うことにより完治する病気である』という医学的知見にそぐわなくなったにもかかわらず、見直されず存在し続けました。これらの結果、長い間ハンセン病患者及びその家族の方々の尊厳を傷つけ、多くの苦しみを与えることになりました。

 このようなことから、平成8年4月1日に「らい予防法」が廃止され、同時に国立療養所の入所者に対する医療及び福祉の処遇の維持継続を図ることを目的とした「らい予防法の廃止に関する法律」が施行されました。

 さらに、平成13年6月に「ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律」が施行され、補償金の支給や名誉回復を図ることとなりました。

 また、平成21年4月には「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」が施行され、ハンセン病の患者であった方々の福祉の増進と名誉回復に向けてさらなる一歩が踏み出されたところです。
 

▼島根県藤楓協会について
 

 平成15年5月より藤楓協会島根県支部は島根県藤楓協会に名称を変更いたしました。皆様とともに普及啓発、交流の輪を広げていけますよう、今後ともご協力をお願いします。

 また、当協会では民間団体がハンセン病に関する正しい知識の普及啓発活動や療養所への交流訪問を実施される場合、経費の一部を支援します。くわしくは下記までお問い合わせください。
 

▼本・ビデオ(DVD)等の貸し出しについて(平成28年9月21日更新)
 


 ◆平成27年度に島根県ではハンセン病啓発DVD「ハンセン病問題と私たちの未来」を作成しました

 

 ハンセン病啓発DVD

 

 

 

 このDVDには、ハンセン病療養所の様子、療養所に入所されている方の貴重な証言などが記録されています。

 啓発用の冊子と共に健康推進課または各保健所にて貸出を行っていますので、学校や職場等の人権研修にお役立てください。

 

 

 

 

 

 


 その他にもハンセン病に関する本やビデオ等の貸し出しを随時実施しています。

 
 
 ハンセン病啓発ビデオ、DVD(エクセル:21.5KB)


【貸し出しについての問い合わせ先】

〒690-8501島根県松江市殿町111番地センチュリービル5F
島根県健康福祉部健康推進課
TEL0852-22-5329FAX0852-22-6328


お問い合わせ先

健康推進課

〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
(事務所は松江市殿町2番地 島根県庁第2分庁舎3階にあります)
・疾病療養支援グループ(被爆者対策、ハンセン病対策、育成医療、肝炎医療費助成など)0852-22-5329
・母子難病支援グループ(特定疾患、小児慢性特定疾患、母子保健、不妊治療費助成など)0852-22-6130
・健康増進グループ(食育、歯科保健、生活習慣病予防、たばこ対策、健康増進など)0852-22-5255
・医療保険グループ(国民健康保険、保険医療機関及び保険薬局の指導など)0852-22-5270
・がん対策推進室(がん対策の推進及び総合調整)0852-22-5060 / 0852-22-6701
FAX 0852-22-6328
Eメール kenkosuishin@pref.shimane.lg.jp