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豚の生食は危険です!!

 平成23年4月に牛ユッケを原因とする食中毒事件が発生し、生食用牛肉の規格基準が設定されました。

 さらに平成24年7月1日から牛肝臓を生食用として販売、提供することが禁止されています。

 ところが、最近、一部飲食店で、牛に代わって豚肉や豚レバーが生食用として提供されているとの報道がされています。

 豚肉も生で喫食すると多くの感染症や食中毒に罹患してしまうことが知られています。

 豚肉や豚肝臓を生で食べることは大変危険です。生食用として提供すること、そして食べることは絶対にやめましょう!

 

豚肉によっておこる主な感染症・食中毒

豚肉由来食中毒
E型肝炎

<感染様式>

患者や豚、イノシシの糞便中に排出されたE型肝炎ウイルスが体内に入ること(経口感染)で感染します。

国内での感染事例の多くは、野生のイノシシや鹿の肉を加熱不十分で食べることによって起こっています。

しかし、豚がE型肝炎ウイルスに感染していて、豚肉から人への感染も懸念されています。

<症状>

発熱、腹痛の他、倦怠感や黄疸などの肝炎症状を起こします。

場合によっては劇症肝炎を起こして死に至ることもあります。

サルモネラ症

<感染様式>

原因となるサルモネラ菌は多くの動物の腸内に存在し、サルモネラ菌に汚染された肉や食品を食べることで感染します。

当然豚もサルモネラ菌を保菌しており、豚のサルモネラ症は世界的に増加していると言われています。

豚肉が原因のサルモネラ食中毒は多くありませんが、重傷化するケースもあるため、注意が必要です。

<症状>

原因食品を喫食後、8時間から72時間で腹痛、水様性下痢、発熱(38℃近くの高熱が特徴)を呈します。

 

カンピロバクター食中毒

<感染様式>

カンピロバクター菌は牛、鶏等の腸管に生息していることが知られていますが、実は豚も高率に保菌しています。

豚肉を加熱不十分で喫食すると感染する確率が高くなります。

<症状>

喫食してから2日から5日で水様性下痢、腹痛、発熱、倦怠感などの腸炎症状が現れます。

また、本菌による腸炎症状がおさまった後、約3週間後に、筋力低下、歩行困難、顔面神経麻痺等をおこす「ギランバレー症候群」になることがあり、死亡例も確認されています。

エルシニア食中毒

<感染様式>

健康な豚の20%程度が保菌していると言われています。汚染された肉を加熱不足で食べたり、二時汚染等で感染します。

ドイツでは豚ひき肉がしばしば生で食べられエルシニア食中毒の原因となっているようです。

また、この菌は4℃以下の低温でも増殖するため、冷蔵保管でも安心できません。

<症状>

原因食品を食べた後、1週間程度で胃腸炎症状を呈しますが、敗血症をおこしたり、症状は様々です。

トキソプラズマ症

<感染様式>

トキソプラズマという原虫(寄生虫)によって引き起こされる感染症です。猫の糞便中に排出される寄生虫を摂取したり、豚の肉を食べることで感染します。

<症状>

通常は感染しても無症状ですが、妊娠中に感染すると胎児が先天性トキソプラズマ症にかかります。

神経障害や運動障害をおこすほか、死産や流産の原因になったりします。

 

豚肉や豚内臓による食中毒を予防しましょう!

病原菌をつけない

 

・冷蔵庫内で肉汁が他の食材を汚染しないよう、豚肉はふた付きの容器に入れて保管しましょう。

・手洗いを徹底しましょう。特に生の肉を扱った手で他の食材を触らないようにしましょう。

・器具の使い分けをおこない、使用後はしっかり消毒しましょう。

・焼き肉の時は、はしやトングなどは肉用と野菜用で区別し、専用にしましょう。

肉が完全に焼けるまでは専用のトングを使い、焼けた肉は食べる用の箸でとりわけ、食べるようにしましょう。

 

病原菌を増やさない

 

・肉を保管する場合は、冷蔵庫内で10℃以下で保管しましょう。ただしエルシニア菌は冷蔵庫内でも増殖します。過信せず速やかに調理・喫食しましょう。

 

病原菌をやっつける

 

豚肉、豚内臓は、新鮮であっても生で食べないようにしましょう。

・加熱する際も生焼けにならないよう十分に加熱しましょう。

・お客自らが焼いて食べるときは、しっかり加熱して食べるようお店側から説明するようにしましょう。

 

豚の生食についてチラシを作成しました。クリックでダウンロードできます。「豚肉の生食は危険です!!生での提供はやめましょう!」(word:101.5kb)

 


お問い合わせ先

出雲保健所

〒693-0021 島根県出雲市塩冶町223-1
       
             島根県出雲保健所

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