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■思春期の心とからだの健康

自分らしく輝いて生きるために (PDF版はこちら

●変わってくる男の子のからだ・女の子のからだ

 人間には、からだや心が急激(きゅうげき)に発育する時期が2回あります。1回目は赤ちゃんの時代で2回目はまさに今!
 小学校の高学年頃から脳の視床下部(ししょうかぶ)が活動を始め、女性ホルモンや男性ホルモンを分泌(ぶんぴつ)するよう働きかけます。それで男の子と女の子のからだに特徴的(とくちょうてき)な変化が出てくるのです。
 でもその変化には個人差があって、早くから起こる人もあれば、自分にはまだ?と待ち遠しくなるほど遅い人もあるのです。変わっていくからだはあなたの個性、それを受け入れ、自分を好きになりたいですね。

▼月経のしくみ

月経のしくみ  女の子のからだの一番大きな変化は月経。女性ホルモンの作用で、卵子を育てる→卵子が卵巣から飛び出す(排卵) →子宮内膜がはがれる(月経) という周期ができてきます。ホルモンの働きがしっかりしてくると25〜38日の周期に落ち着きます。基礎体温を3ヶ月測ると、その働きを知ることができます。

▼射精のしくみ

射精のしくみ  男性ホルモンの働きで、精巣では毎分5万個もの精子が作られます。精子がつくられる→精のうや前立腺から出る液と混ざり、精液となる→勃起したペニスの尿道を通ってペニスの先から勢いよく出る(射精) また、ちょっとした刺激でペニスが勃起して悩む男の子も多いです。これは自分の意志に関係なく、見たものや想像などの刺激に反応するしくみで、正常なことです。

■知ってる?女性ホルモンのこと
 女性ホルモンはからだ全体の健康に関係しています。ホルモンの働きを順調にするために、ストレスや無理なダイエットは厳禁。バランスのとれた食事や十分な睡眠を心がけましょう。


●責任ある行動をとろう

▼成長の過程で、特に10代にはよくあることです

この選択は…
 ●わくわくするものです
 ●あれこれ迷うものです
 ●思いどおりにならないものです
 ●ストレスの多いものです

▼正しい知識をもつことが大切です

今も将来も楽しく有意義であるために決めるのはあなたです
 ●あなたの将来や、今の自分にとって何が正しいのかを考えましょう
 ●相手のことも考えて
 ●ちょっと先のことを考えて
 ●ちょっとまわりのことも考えて

■援助交際はまやかしです
■出会い系サイトによる犯罪も増加しています


児童買春・ポルノ禁止法

【目的】
児童買春、児童ポルノに関する行為を処罰(しょばつ)し、これらの行為で心身に悪影響を受けた児童の権利を守る。

【定義】
児童とは18歳未満。児童買春とは、児童や保護者に金銭などの対償(たいしょう)を与えて性交もしくは性交類似行為(せいこうるいじこうい)をすること。児童ポルノは児童の性交または性交類似行為を写真やビデオなどに描写(びょうしゃ)したもの。

青少年(18歳未満)にアダルトビデオ等を見せたりするのは禁止されています。
島根県青少年の健全な育成に関する条例

目的
この条例は、青少年をとりまく環境整備を助長するとともに、青少年の福祉を阻害(そがい)するおそれのある行為を防止し、もって心身ともに健やかな青少年を育成することを目的とする。〈有害図書類の制限〉何人も有害図書類(雑誌・ビデオ等)と指定されたものを青少年に見せ、読ませ、又は聞かせないように努めなければならない。


●知っていますか?

いつでもだれでも性感染症になるかもしれないヨ! 常に予防していないと、あぶないよ!!

▼性感染症(せいかんせんしょう)(STD:Sexually Transmitted Diseases)

 性感染症は、性行為によってヒトからヒトへ感染する病気のことです。
 性感染症の原因となる病原体(びょうげんたい)には、ウイルス、細菌(さいきん)、原虫(げんちゅう)など多くの種類があります。感染しても症状が軽く、かかったことに気づかず、相手に感染させてしまう病気もあります。
 予防するためにはコンドームを正しく使うことが有効(ゆうこう)です。

○主な性感染症の特徴
病名  症状  受診科名 
性器クラミジア  女性...おりものの変化、腹痛など(症状が出ないことが多い)
男性...排尿痛など 
女性...産婦人科
男性...泌尿器科 
りん病  女性...おりものの変化、排尿痛など
男性...ペニスからのうみ、排尿痛など 
エイズ/HIV感染症  感染しても免疫のはたらきがかなり低下するまではほとんど症状がでない  内科 

※性器クラミジア
 最近、特に若い人に急増! ほっておくと、将来妊娠したい時にできない不妊の原因に!

性器周辺のかゆみ、痛み、いぼ、水ぶくれ、おりものの変化など
感染? おかしいと思ったら、
男性は泌ひにょうき尿器科か、女性は産婦人科へできるだけ早くかかりましょう!

○若い年代の患者が年々増えてきています!

性感染症の患者数(島根県)
性感染症の病状は決して一時的なものだけではありません。ときには命の危険にかかわることも…

■心配なときはペアで検査を受けよう

●避妊の種類

避妊・性感染症予防にはやっぱりコンドーム。
・セックスをする時は必ずコンドームをつけよう。
・「今回だけは大丈夫」「彼だけは彼女だけは大丈夫」といった考え方もダメ!

▼コンドームの正しい使い方

コンドームは品質を確かめて粗悪品に注意!

コンドームの正しい使い方1,5)
コンドームの正しい使い方2,6)
コンドームの正しい使い方3,7)
コンドームの正しい使い方4)

ピル(経口避妊薬(けいこうひにんやく))
 ●ピルは、避妊(ひにん)の役割は果たしても、HIV等の性感染症の予防にはなりません。
 ●また、飲み忘れると、妊娠する可能性があります。
 ●医師に処方(しょほう)してもらう薬です。

女性用コンドーム
 ●ひとつの選択として、女性用コンドームがあります。
 ●男性用コンドームと同時に使ってはいけません。

☆緊急避妊法
犯罪にまきこまれた時には最終手段として、妊娠を阻止しする方法があります。性交渉後、なるべく早く(遅くても3日以内)に、近くの産婦人科や子育て・女性健康支援センター(電話は裏面参照)に相談してください。


●ちょっと知ってるといいヨ

包茎って手術が必要なの?
 ペニスをむいたことがありますか?お風呂のときむいてみましょう。かぶれば包茎、むければOK。亀頭部を環状溝まで出せたら気にすることはありません。手術の必要もありません。いつもきれいに洗ってネ。

ペニスが小さい
 気になる人は、勃起した状態の時に計ってみましょう。5cmあればOK。気に病むことはありません。それにペニスも成長の途中。18〜20才になれば大人と同じようになります。

アダルトビデオってすごい
 アダルトビデオやポルノに興味をもつのは無理もない時期ですが、アダルトビデオのほとんどは現実にありえないことです。興味本位でアダルトビデオを見ることはやめたほうがいいですヨ。

マスターベーションをすると頭がわるくなるの?
  精子は毎日新しくつくられ、古いものは体の中で自然に吸収されています。無理に出す必要はありませんが、マスターベーションをやりすぎて悪いこともありません。マスターベーションは性的欲求を自分でコントロールする意味があり、自分のペースで経験すればいいですヨ。

おっぱいが小さい
 体形ってホントに人さまざまです。
 自分のからだは自分のものです。「胸が小さい」これも個性です。また、中学生のあなたはこれから成長していきます。優しく見守って…。

月経痛がひどい
 月経の時におなかが痛くなるのは、月経血が通る子宮の出口がまだ狭いから月経血が通るときにこの出口が圧迫されるので痛みを感じます。成長して子宮が大きくなると、痛みは徐々に少なくなっていきます。あまりひどいときは、がまんしないでお母さんや養護の先生や専門の医師に相談しましょう。

性器のかたちや色が気になるの
 ひとりひとりの肌の色や顔が違うようにおっぱいや性器の形も色も違って当たりまえ…。自分のからだをありのままに受け入れ好きになって…。

妊娠したのかな?どうしよう
 セックスのあと「月経がいつもより遅れている」
 こんな時ともかく急いで産婦人科へ。「今は産めない」そんな時人工妊娠中絶があります。
 妊娠12週(妊娠3ヶ月)までは
  子宮の中の胎児を器具で外に出す
 妊娠13週〜妊娠21週まで
  薬を使って陣痛をおこし人工的に流産をおこす
 妊娠22週以降は
  …法律で人工妊娠中絶はできません。


●変わってくる男の子のからだ・女の子のからだ

自分をみつけること
 思春期は「自分探(じぶんさが)し」の時期ともいわれ、からだだけでなく心も大きく揺(ゆ)れ動きます。今まで何でも話していた親がうっとおしく思えたり、反発したり。友だちとの関係も同じです。自分に自信なく思えてとても不安定で、思いどおりにならないと寂(さび)しいし、わけもなくイライラしてしまうこともあります。 いろんな感情を経験して、いろんな人と接して、その中で“自分”の存在感(そんざいかん)を確かめ、人間関係を培(つちか)う力を磨(みが)いていくことが大切です。

▼思春期の恋

男の子の性
 男の子は相手に行為を求めます。強い性欲をコントロールできますか?相手の気持ちやからだを気使ってあげることができますか?あなたの行動に優しさや思いやりがありますか?

女の子の性
 女の子は自分を見つめてくれる相手を求めます。「一緒にいるだけでいい」「そばにいるだけでうれしい」自分の意志をきちんと伝えられますか? 望まない妊娠や性感染症は防げますか?

思春期はとても感情豊かですばらしい時期です。異性との交際のみならずいろいろな人とのコミュニケーションも大切にして豊かなこころを持てるようにしたいものです。

●ひとりで悩まないで!

思春期の相談・性感染症について心配なとき、困ったときには一人で悩まずに私たちに相談してください。

▼お近くの相談窓口は下記のとおりです
■JFPAオープンハウスクリニック
(03)3235-2638
■電話少年相談所 〜ヤングテレホン〜
0120-786719
■子育て・女性健康支援センターしまね
1日〜15日 090-7135-4637
(社)日本助産婦会島根県支部
16日〜31日 090-7136-4609
■隠岐保健所
 (08512)2-9712
 (08514)7-8121(島前)
■松江保健所
 (0852)23-1315
■雲南保健所
 (0854)42-9636
■出雲保健所
 (0853)21-8785
■県央保健所
 (0854)84-9823
■浜田保健所
 (0855)29-5552
■益田保健所
 (0856)31-9546
■島根県健康推進課
 (0852)22-6130
■島根県薬事衛生課
 (0852)22-5254

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