
全国で文化活動に取り組む高校生の代表が島根に集い、日ごろの成果を発表し、技を競い、交流を深める文化の祭典「全国高総文祭しまね'07」。
スポーツの祭典・全国高校総体(インターハイ)と並ぶ高校生の一大イベントとして知られています。
会期は、今年7月29日から8月2日までの5日間。県内の8市町で、18の公式部門と、青少年赤十字や特別支援学校など島根独自の5つの協賛部門が開催されます。
第31回全国高等学校総合文化祭島根大会
生徒実行委員長 中村仁美(なかむらひとみ)
松江北高校3年
いよいよ第31回全国高等学校総合文化祭島根大会がやってきます。総合開会式、パレードのほか、23の部門別大会に約2万人の高校生が参加を予定しています。
これまで、生徒実行委員会は各高校や専門部の行事、地域のイベントに参加し、島根大会の開催をPRしてきました。
私たちは、この大会にかかわってくださるすべての皆さんとの「新しい縁」が生まれる大会、皆さんと「共に創る大会」を目指しています。
大会まで約3カ月と迫り、あせりや不安もありますが、皆さんと協力して素晴らしい大会にしていこうと思います。
県民の皆さまの各会場へのお越しを、心からお待ちしています。

全国から訪れる人たちのもてなしの方法について話し合う=松江市・島根県民会館
ガンバル主役たち
「全国高総文祭しまね'07」まで、残すところ3カ月余り。
島根県代表となった各出場校の生徒たちは、自分たちが積み重ねてきた活動の成果を本番で出しきろうと、練習に励んでいます。
吟詠剣詩舞(ぎんえいけんしぶ)部門 情報科学・安来・飯南高校
詩吟(しぎん)に合わせて、剣舞(けんぶ)や書道吟(しょどうぎん)を披露する吟詠剣詩舞。平成17年夏から地元講師の指導を受け、週
3回放課後2時間の練習を重ねてきました。
大会では情報科学高校(9人)、安来高校(8人)、飯南高校(1人)の合同チームで臨みます。
統一テーマは、『神話の国出雲』。ヤマタノオロチを扱った剣舞「八雲立つ」や書道吟「神集う」、地元の戦国武将「山中鹿之助(やまなかしかのすけ)」などを予定しています。
3月4日にはリハーサルを兼ねて、本番の会場となる安来市広瀬町の中央公民館で開かれた公民館祭りに出演。すがすがしい熱演に大きな拍手が送られました。
兄弟で剣舞に出演した田中翼(たなかつばさ)さん(情報科学高3年)と翔(しょう)さん(安来高3年)は、「2年間練習してきたことを、思い切りぶつけたい」と、本番に向けて吟の音程や剣舞の姿勢を特訓しています。

書道吟「神集う」を披露する情報科学高校と安来高校の生徒たち=安来市・広瀬中央公民館
郷土芸能部門(和太鼓部門) 大社高校佐田分校
勇壮な太鼓が地鳴りのように響き、もの悲しい笛の音が流れる中、スサノオが鬼を退治する「目田鬼面太鼓(めだきめんだいこ)」。
平成10年、地域と密接な交流を図るため総合学習の郷土芸能コースとして「須佐(すさ)太鼓部」が発足。以来、同校OBの糸賀元次(もとつぐ)さん(53)=出雲市=を中心とした社会人の「さだ須佐太鼓」会員の指導を受け、めきめきと上達しました。
練習は週3回。他の部活動との掛け持ちが多いため、週2回は夜間に練習を行っています。
新年度に入って1年生を迎え、新しいメンバーで練習を重ねて夏の本番を目指します。
部長の重冨百華(しげとみももか)さん(3年)は「指導いただいた方や地元の皆さんにはずかしくない演奏、自分たちも感動できる演奏を」と熱っぽく抱負を語っています。
地元講師のひとり糸賀元次さん(右)の指導を受け、練習に励む大社高校佐田分校の生徒たち
小倉百人一首かるた部門 益田高校
小倉百人一首かるたの強化指定校になっている益田高校では、週6日、部員3人が畳の上で一瞬の技に磨きをかけています。
練習には同校の卒業生も加わり、後輩たちに熱のこもった指導を続けています。
この日の練習には、平成9年の高総文祭奈良大会で読手(どくしゅ)部門を制した桐田真一郎(きりたしんいちろう)さん(25)らが参加し、実践を通じて札の取り方などをアドバイスしていました。
主将の山本智絵(やまもとともえ)さん(3年)は「レベルの高い指導で自信がつきます。本番では決勝トーナメント進出を果たしたい」と意気込んでいます。

桐田真一郎さん(右)から指導を受ける山本智絵さん


総合開会式
くにびきメッセ(松江市) ●7月29日
第1部 式典
第2部 交流
中国、ドイツ、フィリピン、韓国、京都府(先催県)、群馬県(後催県)の高校生による舞台発表。
第3部 交歓会
開催県島根の高校生による創作劇。
パレード
松江市殿町周辺 ●7月29日
バトントワリング・カラーガード隊・マーチングバンドによる、祭典の幕開けを告げる華やかなパレード。全国から1,800名以上が参加。
松江市
演劇
島根県民会館 ●7月31日〜8月2日
全国各ブロックから12校が上演、優秀校を選ぶコンクールです。
器楽・管弦楽
プラバホール ●7月31日〜8月1日
管弦楽、弦楽、ギター、マンドリン、ハンドベルなどの構成によるさわやかな演奏が、プラバホールに響きます。
美術・工芸
島根県立美術館 ●7月29日〜8月2日
若い感性とエネルギーにあふれ、創造性豊かな絵画、彫刻・立体、デザイン、工芸作品が展示されます。
書道
島根県立武道館 ●7月29日〜8月2日
書はスポーツです。作品はじっとしていても何も言いません。「静中の動」を感じ取ってください。
写真
松江市総合体育館 ●7月29日〜8月2日
新鮮な感覚で撮影した写真約300点と、韓国交流展や県内企画展の作品、合わせて約500点が展示されます。
放送
くにびきメッセ ●8月1日〜2日
アナウンス、朗読、オーディオピクチャー、ビデオメッセージの4部門で、全国の代表がそれぞれの郷土を伝え、技術を競います。
新聞
松江テルサ ●7月29日〜8月2日
参加校が作成した新聞を展示し、高校生が交流を深めながら市内各地を取材して新聞を作ります。地元高校生が速報新聞も発行します。
生活科学
タウンプラザしまね ●7月29日〜31日
「島根の和紙文化」をテーマに、作品を作りました。郷土の和紙工芸の伝統と、現代の高校生の感性をお楽しみください。
特別支援学校(盲・ろう・養護学校)
プラバホール ●7月28日〜29日
県内の特別支援学校12校の生徒が力を合わせて、絵画・工芸などの作品展示と、鼕(どう)太鼓や和太鼓、石見神楽の舞台発表などに取り組み、熱い思いを伝えます。
出雲市
吹奏楽
出雲市民会館 ●8月1日〜2日
若さと熱気あふれる吹奏楽の演奏と、工夫を凝らした演出や郷土色豊かなステージをご覧ください。
マーチング バトントワリング
カミアリーナ ●7月31日
「神話の里出雲」のお膝元で、レベルの高い演奏・演技を体育館いっぱいに繰り広げます。
囲碁
フローラいずも ●8月1日〜2日
男女混成3名の団体戦と男女1名ずつによる個人戦があり、白熱した囲碁対局を展開します。プロ棋士による大盤解説も行われます。
将棋
ウェルシティ島根 ●7月29日〜30日
男女別の団体戦(1校3名)と個人戦があります。敗者戦・プロ棋士の指導対局・大盤解説など、だれでも楽しむことができます。
文芸
大社文化プレイス ●7月29日〜8月2日
各都道府県の優秀な文芸部誌をはじめ、多彩な展示や5部門の分科会・交流会をご覧いただけます。文学散歩、記念講演も予定しています。

青少年赤十字
サン・レイク ●7月31日〜8月2日
2泊3日の日程で、「一緒にボランティア研修」「研究発表・活動報」「講演会」「夕べのつどい」「協議会」などのプログラムが予定されています。
浜田市
郷土芸能
石央文化ホール ●8月1日〜2日
伝承芸能部門は郷土的・地域的な色彩を持ち広く親しまれるものを、和太鼓部門は創作を中心とした響きと白熱した演技演奏をお届けします。
社会科学
島根県立大学 ●7月30日〜31日
郷土の歴史・地理や地域社会を調査研究している全国の高校生が、その成果を発表やパネル展示で披露します。
益田市
合唱
グラントワ ●8月2日
歌の仲間が大集合! 熱気あふれる歌声、多彩な演出などが楽しめます。
小倉百人一首かるた
グラントワ ●7月29日〜31日
団体戦と、予選を通過した3名の優秀読手による読手コンクール。記憶力・反射神経・集中力を駆使した競技かるたの世界が堪能できます。
安来市
吟詠
安来市立広瀬中央公民館 ●8月2日
詩吟と、剣や扇などを用いて舞う剣詩舞が融合した伝統的な芸能文化の一つです。りりしい姿と華麗で勇壮な舞台表現が堪能できます。
雲南市
日本音楽
アスパル ●8月1日〜2日
箏(こと)・三絃(さんげん)(三味線)・尺八による楽曲や雅楽曲など、古典から現代音楽までレベルの高い熱演が繰り広げられます。
大田市
自然科学
大田市民会館 ●7月31日〜8月2日
物理・化学・生物・地学の研究成果を口頭とパネルで発表し、交流を深めます。石見銀山遺跡、国立公園三瓶山、宍道湖も見学します。
東出雲町
弁論
東出雲町民会館 ●8月1日〜2日
「7分間の芸術」たった7分で人の心を感動させ、ときには生き方までも変えてしまう。全国から集まった弁士が、あなたの心に訴えかけます。
| 第31回全国高等学校総合文化祭島根大会ホームページ http://www.pref.shimane.lg.jp/kousoubunsai/ お問い合わせ先 島根県教育庁全国高等学校総合文化祭推進室 TEL0852-22-6770 FAX0852-22-6772 |

