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トップ > 広聴広報課 > シマネスク > 2008年 > No68 > 島根は名作の舞台-「砂時計」の舞台を訪ねて

島根は名作の舞台

鳴り砂で有名な琴ケ浜(大田市仁摩町)
海岸を歩くと「キュッキュッ」と音がする「鳴り砂」の浜として知られています。
石英の多く含まれた砂がこすれあって音を発します。
漫画「砂時計」では杏と大悟も訪れました。

「砂時計」「島根の弁護士」「天然コケッコー」「白い船」「うん、何?」「蔵人 クロード」…。
近年、島根県を主な舞台にした映画、漫画、テレビドラマが話題を呼んでいます。
北海道でも宮崎でも鳥取でもなく、なぜ、島根なのでしょう。作者や映画監督の多くは、こう答えています。
「古きよき時代の日本人の心、かつてはどこにでもあった風景が残っているから」。
「島根」という土地が主役でもあるのです。
名作を通して島根のよさに触れてみませんか。

 

懐かしいような、切なくなるような、情景に出会う。

私が初めて島根を訪れたのは、5年前の2月です。
目的地の「仁摩サンドミュージアム」を訪れた後、さらにバスに乗り、山間部へ。
高く連なる緑色濃い山々に、真っ白な雪がしんしん降り積もる、その音が
聞こえそうなくらいの深い深い「静けさ」の中に身を置くうちに、
頭の芯がクリアになるような、五感が研ぎ澄まされるような、そんな感覚を覚えました。
出雲大社、琴ケ浜、古い駅舎や雪に埋もれた小さな神社、海に沈む夕日、遠くの人影・・・。
懐かしいような切なくなるような、島根を訪れるたび、そんな情景に多々出会います。
真っすぐで、素直な気持ちが思わず露呈してしまう・・・私にとって、島根はそういう場所です。
MAP

芦原妃名子氏作の漫画「砂時計」は「ベツコミ」(小学館)で、 平成15年から18年にかけて連載。
話の要所に大田市の仁摩サンドミュージアムが描かれており、ストーリーの原点となっています。
テレビドラマはTBS系「愛の劇場」枠で昨年放映。
杏の大人時代役は女優の佐藤めぐみさんが演じました。
映画は4月26日から全国東宝系で上映。杏の大人時代は松下奈緒さん、中高生時代は夏帆さんです

砂時計イメージ2 砂時計イメージ1
芦原妃名子/小学館ベツコミフラワーコミックス

Profile 芦原妃名子(あしはら ひなこ)
漫画家。
代表作「砂時計」「月と湖」「蝶々雲」。
平成17年に「砂時計」で「第50回(平成16年度)小学館漫画賞少女向け部門」を受賞

「砂時計」の舞台を巡る旅に出よう。あなた自身が物語の主人公になる旅。

島根県西部の石見地方に残る農村風景。
島根と東京を舞台に、杏と大悟の初恋の行方を描いた漫画「砂時計」。
現在、過去、未来、そして春夏秋冬を行き来しながら、
丁寧に2人の心の動きが描写され、原作コミックは700万部以上売り上げた大人気作です。
テレビドラマ化され、全60回放映。


映画は今春、全国で上映されました。
仁摩サンドミュージアム(大田市仁摩町)、琴ケ浜(同)など、
登場するスポットを訪ねる若者らが絶えません。
訪れた人は物語の世界に入り込み、何を感じたのでしょうか。

 

 

鮮やかな緑が心を洗い、ふるさとの懐かしさや温かさを感じさせてくれます
島根県西部の石見地方に残る農村風景。
鮮やかな緑が心を洗い、ふるさとの懐かしさや温かさを感じさせてくれます


「島根のおかげで最高の思い出ができました♪♪
出雲大社、石見銀山、日御碕 そしてサンドミュージアム!!行ってきました♪ 人の優しさにもふれました◇」
「東京から来ました。初の一人旅は絶対島根!!と決めてきました。すっごく遠い…けどそんなのふっとぶぐらいの感動でした」
「大悟★杏みたいに幸せになります」
「砂時計とてもスゴイ!1年の重みを知ることができました。1年頑張ってみます」
「琴ケ浜の鳴き砂を踏みしめて(おっとその前に)出雲大社にお参りしてやってきました。
ドラマ砂時計 杏と大悟を追って旅行に来ました」

「砂時計」で主人公・杏が母親と訪れ、砂時計を買ったシーンとして登場する「仁摩サンドミュージアム」。
物語の原点といえる同館には、全国から多くの人が訪れ、一日4000人を数えたこともあります。
平成3年のオープン以来、「観想」と名付けられた書き込み帳が備えられており、
若い女性やカップルがさまざまな思いをつづっています。
作品の舞台に立った感動を書き込んだ大学生、自分たちの恋愛の行く末を作品の登場人物に重ねる女性…。
風景、食べ物、人情など知らなかった島根のよさを記した「賛歌」があふれています。
同館によると、石見銀山遺跡、出雲大社、松江と、物語の舞台を巡る観光客が増えているということです。
今年6月、梅雨の合間の晴天となった日の昼前。琴ケ浜。広島から来たという1組のカップルが、はだしで散歩していました。
「歩くと本当に音がする」「海がきれい。癒やしだね」。こう話しながらはしゃぐ2人の姿は琴ケ浜の風景に溶け込んでいました。

琴ヶ浜全景 ドラマで「江田駅」として登場するJR山陰線・波根(はね)駅 カップルらに人気がある八重垣神社の「縁結び占い」 原作ストーリーの原点・仁摩サンドミュージアムの砂時計
琴ヶ浜全景=大田市仁摩町 ドラマで「江田駅」として登場するJR山陰線・波根(はね)駅=大田市波根町 カップルらに人気がある八重垣神社の「縁結び占い」=松江市佐草町 原作ストーリーの原点・仁摩サンドミュージアムの砂時計=大田市仁摩町
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