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IT利活用の促進について
平成16年2月
島根県情報政策課
1.目的
IT(情報通信技術)は、本県の地理的なハンディキャップを克服し、21世紀の地域間競争を勝ち抜いていく「切り札」であり、このような基本認識のもと、県と市町村が連携・協力して情報通信インフラ整備に全力を傾注してきました。
その成果として、本県では、既に「全県IP網」「全県高速インターネット環境」を実現し、情報通信インフラの面では全国トップレベルにあります。
しかしながら、ITの利活用の面では、まだ必ずしも十分な成果が上がっているとはいえません。
日々の暮らしや産業活動の中でITの恩恵を具体的に実感できる、島根らしいIT社会を実現していくためには、今後、ITの利活用を促進するソフト面の取り組みを一層強化していく必要があります。
なお、ITの利活用を促進していくことは、行政・産業界・県民を挙げた通信需要の拡大につながることから、「島根県における情報通信インフラの発展シナリオ」の第4ステップを実現する上でも重要な課題となっています。
参照:第四ステップの実現方策に関する考察 [PDF:74kb](PDFについて)
2.新たな財政支援制度の創設
本県では、「全県高速インターネット環境」を速やかに実現するため、市町村IT化総合推進補助金(平成14-15年度)を創設して、ソフト・ハード両面にわたる市町村の施策を支援してきましたが、その成果として平成15年度末までに目標を達成できる見通しが立ったところです。
このため、平成16年度は、IT利活用の促進を図るための新たな財政支援制度(IT利活用促進総合補助金)として再構築することとしました。
財政支援の具体的内容については、市町村アンケート調査の結果を踏まえ、現場の実情に即したメニューを設定します。
(参考)市町村アンケート調査(平成15年8月)の結果
要望の多い支援メニュー(複数回答方式)
- IT講習会の開催への支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 95%
- 地域ITリーダーの育成・確保への支援・・・・・・・・・・・・・・ 64%
- 地域ITリーダーなど住民主体の活動への支援・・・・・・・・ 48%
- 地域振興アプリケーションの開発・導入への支援・・・・・・ 39%
- ブロードバンド向けコンテンツ制作費への支援・・・・・・・・ 34%
3.IT利活用促進総合補助金の概要
補助金交付先:市町村
助成期間:平成16年度
| 支援メニュー | 支援の内容 |
|---|---|
| (1)IT講習会開催費 |
|
| (2)ブロードバンド・コンテンツ制作費 |
|
| (3)地域振興アプリケーション開発・導入費(しまねeまちづくり) |
|
| (4)その他IT利活用の促進を図るソフト施策(市町村提案型) |
|
※(2)(3)(4)のメニューのうち、市町村合併の円滑な推進を図る上で特に必要性が高いと認められる「特認事業」については、補助率を2/3とすることができる。
4.市町村による積極的な取り組みの必要性
条件不利地域も含めて県内全域でブロードバンドを利用できる「全県高速インターネット環境」は、現時点では本県の貴重なアドバンテージ(先行者利益)であり、ITを活用した地域振興施策に積極的に取り組んでいく必要があります。
また、ITの利活用を促進しブロードバンド利用者を拡大していくことは、「島根県における情報通信インフラの発展シナリオ」を実現する大前提であり、万一、通信需要の拡大が円滑に進まない事態に陥ることがあれば、本県のIT戦略に悪影響を及ぼすことも懸念されます。
特に市町村合併の直前直後に当たる平成16年度は、多くの市町村にとって合併に絡んだ様々な課題解決に奔走する時期に当たりますが、全県的に盛り上がりつつあるIT利活用の気運がここで停滞することがあれば、県勢の振興を図る上で大きな損失となってしまいます。
このため、本県は、全ての市町村においてIT利活用の促進に向けたソフト施策が積極的に展開されるよう要請していきます。


