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 名前が<ナ>ではじまる植物の解説

ナガバモミジイチゴ(バラ科)
幹や枝に小さなトゲがたくさんある低木です。早春には、美しい白い花をつけ、6月ごろには黄色の実をつけます。この実は、甘くておいしいので、この実を探すのが山歩きの楽しみのひとつになります。
ナガバモミジイチゴ
ナゴラン(ラン科)
ナゴランは、沖縄から四国、九州、本州の近畿以南に見られ、日本海側では隠岐にのみ分布しています。近年激減しており、絶滅が危惧されている種です。
隠岐では、オキフウランとも呼ばれ、人工増殖したものを土産品として売られています。

ナシ(バラ科)
落葉の高木で、春に白い花を多数咲かせます。秋になる実は、食べると硬い粒があります。果物として栽培されている梨は、野生のナシを改良したものです。

ナツツバキ(ツバキ科)
この木は大木になると、赤褐色の皮がうすくはがれ、すべすべした樹皮となるのでよく目立ちます。庭木として人気のサルスベリの樹皮によく似ており、地方によってはサルスベリと呼ぶところもあります。
ナツツバキは、その名の通り、夏に5〜7cmほどの白い花をつけます。別名をシャラノキといい、仏教の聖樹である沙羅双樹として寺院に植えられました。
材は、一様に紅褐色で堅く、床柱、彫刻、上質の炭の材料として利用されます。
ナツツバキ

ナツハゼ(ツツジ科)
夏から秋にかけて紫色の実をつけます。形は、へそのあるぶどうの実といった感じで、食べるとすっぱい味がします。ナツハゼの実で果実酒を作ると、美しい色の果実酒ができます。また、生花の材料としてもよく使われています。
ナツハゼ
ナナカマド(バラ科)
紅葉の美しい木で、最近では生花の材料としてよく使われています。ナナカマドの名の由来は、諸説あり、7回かまどに入れても燃えないからとか、7つのかまどに入れても燃えにくいからなどと言われています。材は、比較的堅くて燃えにくいため、ろくろ材や彫刻用材として重宝されています。また、雷よけになると信じられ、別名ライデンボクとも呼ばれています。果実は、10〜11月ごろに、赤い実をつけます。
ナナカマド
ナラガシワ(ブナ科)
カシの仲間の落葉樹です。実は、タンニンを多く含むので、水に入れて渋を抜かないと食べられません。材は、堅くて粘りがあるので、道具の柄、家具、建物の材料として利用されています。
ナラガシワ
ナラの仲間
カシなどの常緑広葉樹林の上には、必ずナラやクヌギなどの落葉広葉樹林があらわれます。ドングリのなる木として知られるコナラは、その代表的な木で、秋には、黄褐色に紅葉します。クワガタムシなどの甲虫やスズメバチ、チョウが集まる木で、樹液はかれらの大切なエサになっています。また、材はシイタケのほだ木としてよく利用されています。

ナルコユリ(ユリ科)
林の下にはえ、5〜6月に淡い緑色をおびた白い花が、茎からいくつも垂れ下がって咲きます。この花の様子が鳴子の竹筒を思わせ、花がユリに似ているとことがらこの名がつきました。鳴子というのは、田畑の作物を鳥やけものから守るしかけです。小さな板に竹筒をとりつけたものを縄にかけ連ね、その縄を引いて板と竹筒の打ち合う音で、鳥やけものを追い払うものです。
ナルコユリ
ナワシロイチゴ(バラ科)
バラ科のツル性の樹木です。枝や幹にはトゲがあり、葉の裏には白い毛が生えています。早春に白い花をつけ、赤い実をつけます。苗代づくりのころに実が食べられるようになるので、この名前がつけられました。


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