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3月の隠岐世界ジオパーク

 

トカゲ岩

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【トカゲ岩】

 島後東部の山中に、まるで巨大トカゲが崖を登っているかのように見える奇岩があります。大きさは頭から尻尾までで20m以上あり、トカゲが這っている岩とトカゲ本体は一枚岩で、尻尾のところでつながっています。前足の部分は上から落ちてきた岩が挟まっています。この岩石は周囲の山々を作る岩石とは違う岩石からなっており、地下から大地を割って上がってきたマグマが地下でそのまま冷え固まった「岩脈」です。トカゲのような形もユニークですが、岩石そのものもユニークで日本国内ではおそらく一番ナトリウムとカリウム(アルカリ元素)を多く含む大陸的な火山岩(粗面岩)です。また、かつては北海道の風船岩(崩落して消滅)、岡山の象岩とともに「日本三大奇岩」と呼ばれていたこともあります。

 隠岐の島町布施地区にある中谷駐車場から登った展望所から見ることができます。

 

 

 ヤブツバキ

 

 

 

 

 

 

 

 

【ヤブツバキ】

 国内では本州、四国、九州、南西諸島に、国外では台湾や朝鮮半島南部でも見られる園芸品種としてのツバキと同じ種類のツバキです。

 隠岐では各地で見られ、花の少ない冬から春にかけて花を咲かせます。また、基本的には背が低く、尾根筋や林の末端など、山林の他の樹木よりも生育条件の厳しい場所に多く見られます。成長が遅く、材が緻密であることから、様々な用途に使われてきました。工芸品、特に将棋の駒やハンコの材として、また質の良い木炭の材料に、灰にすれば日本酒の醸造用に添加する最良のものとなり、実を絞れば油もとれます。品種改良によって花だけでなく、葉の色味まで様々なパターンの物が作られており、家の生け垣などに多用されています。

 

 

 焼火神社

 

 

 

 

 

 

 

 

【焼火(たくひ)神社】

 島前の中心の山、焼火山の山腹にあるこの神社は、航海安全の神として古くから信仰されてきました。その知名度は島の外にも及び、江戸時代の名所を描いた浮世絵シリーズにも登場しているほか、国内各地にも分社があります。神社の本殿は山の中腹にある岩のくぼみに建てられており、本殿は隠岐で最古(1732年)の木造建築物で、国の重要文化財に指定されています。この本殿はあらかじめ大阪で部材を作って運び込み、現地で組み立てるという、現代でいうプレハブ工法に近い手法で建てられています。また、隠岐と本州をつなぐ隠岐汽船の設立に多大な貢献をした松浦斌(さかる)氏がこの神社の宮司であったため、神社の前を横切る船はそこで汽笛を鳴らすしきたりがあります。


お問い合わせ先

自然環境課

島根県庁 自然環境課   〒690-8501   島根県松江市殿町1番地
   Tel:0852-22-6172 (自然公園・歩道)  5348(整備)
       0852-22-6516 (自然保護・動植物) 6377(自然公園許認可)
       0852-22-5724 (隠岐ユネスコ世界ジオパーク)
   Fax:0852-26-2142
E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp