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審査委員賞

 


 

作品「梅雨明けの頃」

 

「梅雨明けの頃」

津和野町津和野

岡 敏文(松江市)

 

[選評]津和野盆地に虹の掛け橋、地元の者でも出会えない絶好のチャンスを、的確なポジションからとらえた秀作。下部に広く取り入れた陰によりタイミングよく滑り込んできた特急列車や、赤瓦が際立ちインパクトの強い写真となった。この作品の場合、陰が画面全体に果たす役割は大きく、メリハリのある風景写真である。並々ならぬ作者の実力を強く感じる。(栗山 豊)

 


 

作品「漁村の風景」

 

「漁村の風景」

益田市木部町

春日 康宏(安来市)

 

[選評]画面から潮の香が流れ出てきそうな作品です。まず、海が三分の二以上を占めるという大胆な構図にはっとさせられました。その濃淡の配分がまた、絶妙ですね。赤瓦の風景がにじんでいるような墨色と、空や雲を映す青色は、幻想的でさえあります。陸のほうに目を向ければ、背後に迫る山との狭間で二色の層をなす、家並みの赤茶と漁船や浮標の白。そこに暮らしてはいない作者だからこそ、瑞々しい感動をもって撮れた一枚なのでしょう。(伊藤ユキ子)

 


 

 

 作品「赤い屋根、緑の田んぼ、青い空」1 作品「赤い屋根、緑の田んぼ、青い空」2 作品「赤い屋根、緑の田んぼ、青い空」3 作品「赤い屋根、緑の田んぼ、青い空」4

 

「赤い屋根、緑の田んぼ、青い空」

[4枚組] 邑南町・浜田市旭町

吉岡 直樹(斐川町)

 

[選評]石見高原面に古代から開けた石見町などには、豊かな田園風景の中に、母屋と蔵と納屋が一体となった大振りの農家が多く、その佇まいは、日本でも屈指といってよいほど美しい。その美しい景観を作り出している要素の一つが、屋根をおおう石州瓦の赤褐色の輝きである。この組写真は、夏の強い光の中にあっても、決して家の品格を損なわない赤瓦の色調の良さを伝えており、白壁と良く調和する瓦の美しさが出ている作品である。(山崎 禅雄)

 


 

 

作品「語らい」

 

「語らい」

大田市温泉津町今福

門脇 喜代守(松江市)

 

[選評]素直な表現に好感がもてます。おばあちゃんたちの目線の先では、秋祭りの準備でも行われているのでしょうか。井戸端ならぬ道端の語らいは、昔の話にまで及んでいるのかもしれません。凪の海、しめ縄を揺らす風、ゆるゆると流れる時間、何もかもが穏やかそのものです。もし瓦の色が黒だったら、と想像してみました。空気感が少なからず硬くなってしまうでしょうね。赤瓦の風景と日常のひとこまが見事に溶け合っている作品です。(伊藤ユキ子)

 


 

 

作品「晩秋の山里」

 

「晩秋の山里」

大田市温泉津町西田

山崎 研路(出雲市)

 

[選評]燻し銀のような地味な写真であるが、いつまでも深い余韻が残る。たなびく煙りがほどよいアクセントとなり、鈍く光る赤瓦と調和して、暮れなずむ山里の雰囲気を心地よく醸しだす。思わず唱歌「里の秋」を口ずさみたくなるような郷愁を誘う。作者の人柄まで感じられる静かな作品として高く評価する。(栗山 豊)

 


 

作品「絆」1 作品「絆」2 作品「絆」3

 

「絆」

[3枚組] 江津市桜江町鹿賀・小田

畑原 英明(松江市)

 

[選評]ふるさととはかくありなん。私達が思うふるさとのイメージの原風景。もちろんそこには、飾らない人々の何気ない普段の暮らしがあり、それをそっと包み込む赤瓦の屋根がある。四季折々に彩なす山と川とに抱かれ、父祖の代から連綿と続いている石見の風景がそこにはある。「何気ない会話、何気ない風景、だからふるさとが好き」そんな歌をふと思い出させる作品。作者の柔らかで温かな視線が溢れている。(森本直知)

 


 

 


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都市計画課

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