犬の病気には、次のような伝染病もあります。これらの病気を人や他の動物に感染させないためにも散歩時の糞の後始末は、飼い主が責任を持って行いましょう。
これらの伝染病は、発病すると死に至る場合が多いので、予防接種や薬で予防したほうがよいでしょう。詳しい予防方法は動物病院に相談しましょう。

狂犬病やレプトスピラ感染症は動物から人にも感染する病気（動物由来感染症）です。中でも狂犬病は症状が現れれば必ず死に至るため、人への感染防止のために犬の予防注射が法律で義務付けられています。
このほかにも、次のような感染症があります。

◆トキソプラズマ症◆回虫症◆サルモネラ症◆カンピロバクター症◆Q熱◆パスツレラ症◆犬ブルセラ症◆皮膚病他
これらの病気には、犬や猫が感染した場合は何ら症状がなくても、人が感染した場合には症状が現われるものもあるので、注意が必要です。

しかし、ほとんどの病気は正しい知識を持ち、予防を心がければ感染するおそれはありません。

1. 清潔な環境で飼うこと。
2. 糞便の処理を早く確実に行うこと（散歩時も）
3. かかりつけの動物病院を持ち、動物の健康に注意すること。
4. 餌の口移しやスプーンの共用など、過度なふれあいはさけること。
5. 動物にさわったら、必ず手を洗うこと。

【参考ホームページ】

　厚生労働省ホームページ「動物由来感染症を知っていますか？」（外部サイト）