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オヤニラミ

 

オヤニラミについて

 鰓ぶたの後端に本物の目より少し大きな眼状の模様があるのが特徴で、その模様によって「ヨツメ」と呼ぶ地方もあります。外見から雌雄の判断は出来ませんが、産卵期の行動は雌雄によって異なるため、その行動で区別が出来ます。
産卵は4月下旬から9月にかけて行われますが、ほとんどが5月に集中します。産卵後、雄は産みつけられた卵が仔魚になるまで守りますが、雌の方は産卵が終わると追い払われてしまいます。子を守る雄の姿と攻撃的な性格から、「オヤニラミ」という名はきているのかもしれません。
幼魚はなわばりを持たず群で生活しますが、成魚は雌雄ともになわばり性を示します。特に産卵期の雄は顕著ななわばり性を示すのが特徴です。
オヤニラミの体色は環境によって変わりますが、攻撃的なときや驚いたときは体色が変わすため、同種間において信号としての働きも持ちます。
水中植物の多いところを好むオヤニラミは、近年河川改修などによって生息場所が奪われ、減少しています。
オヤニラミ


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