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第14回隠岐地域水産振興シンポジウムが開催されました

 

 平成24年2月27日に西ノ島町で隠岐地域漁業振興協議会主催の第14回隠岐地域水産振興シンポジウムが開催されました。

 このシンポジウムは、隠岐地域の漁業関係者が地域の漁業の抱える問題等に関する知見・理解を深めることにより、地域の漁業振興を図ることを目的に毎年開催されているものです。

 今年度のシンポジウムは第1部「人工魚礁勉強会」・第2部「隠岐ジオパーク特別講座」の2部構成で開催されました。

 第1部「人工魚礁勉強会」では、(財)漁港漁場漁村技術研究所の伊藤靖部長を講師としてお招きし、人工魚礁に魚が集まる原理、魚礁で魚がどのような行動をとっているのか、全国での優良な人工魚礁の設置事例などについてご講演いただきました。

 続いて、島根県農林水産部漁港漁場整備課の仲村克広企画員から、隠岐地区での人工魚礁の設置状況などについて報告・情報提供をいただきました。

 隠岐周辺海域では以前から多くの人工魚礁を設置しており、最近では平成22年度に五箇地区で1箇所、平成22年度から23年度にかけて都万地区で2箇所、平成23年度に西ノ島地区で1箇所整備しています。来年度からは海士地区及び布施地区で2箇所ずつ予定するなど、積極的に整備を進めているところでありますが、経験的に魚礁の周りで魚がよく取れるということは知っているものの、どのような原理でどのような魚がどのように魚礁に集まっているのかということについて知っている人は少なかったのではないかと思います。漁業者の皆さまは、今回の講演をお聞きして、魚礁のメカニズム・効果等への理解が深まり、今後の魚礁を利用しての漁業操業の参考になったのではないでしょうか。我々行政職員もお話いただいた内容を今後の漁場整備計画の策定に役立ててまいりたいと思います。

伊藤講師講演  仲村企画員報告・情報提供

〜講師紹介〜

 伊藤 靖(いとう やすし)

  1961年生まれ/東洋大学経済学部卒業/

  研究分野:人工魚礁における魚介類の行動生態学/

  著作:『市民参加による浅場の順応的管理・浅場造成における市民の参加プロセス』(水産学シリーズ・恒星社厚生閣)、『人工魚礁造成計画指針』(全国沿岸漁業振興開発協 

  会)、『水産基盤整備用語辞典』(全国沿岸漁業振興開発協会)

 

 

 

 

 第2部は隠岐ジオパーク特別講座として、隠岐ジオパークガイドの斎藤一志様に、「世界ジオパークを目指して〜不思議な隠岐を再発見〜」というタイトルでお話をしていただきました。

 現在隠岐地域では官民が一体となって隠岐ジオパークの世界認定に向けて様々な取り組みを行っているところですが、ニュースや新聞等で隠岐ジオパークという言葉を目にしたことはあっても、ジオパークとは何なのかということ言うことを知っている人はほとんど居ないのではないでしょうか。斎藤様にはジオパークとは何なのか、隠岐のどういったところが珍しく世界的に貴重なのか、ジオパークと水産業界の関りなどについて、分かりやすく説明していただきました。昨年11月に世界ジオパークネットワークに加盟申請を提出しており、今秋に認定の可否が判断される予定となっているとのことで、我々水産業界も隠岐ジオパークの一員であることを認識し、その認定及び認定後の利用に向け、隠岐地域の更なる魅力化に取り組んでまいりたいと思います。

斎藤氏講座  出席者の様子


 約2時間の間に漁業生産に直結する魚礁の話から今後隠岐地域の水産業との関わりが期待される隠岐ジオパークに関する話まで多岐にわたる内容のシンポジウムでしたが今日聞いた内容が少しでも出席された皆様の頭の中に残り、今後の隠岐地域の漁業振興・地域の活性化の参考になることを期待しています。

 時期は未定ですが、来年度もこのシンポジウムは開催される予定となっています。来年度のシンポジウムで取り扱って欲しいテーマ、勉強したい課題・問題などがあれば、隠岐地域漁業振興協議会事務局(隠岐支庁水産局)までご連絡をいただければと思います。

 

 


お問い合わせ先

隠岐支庁水産局