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イワガキ養殖体験学習を行いました(隠岐の島町・小学6年生編)

 

 平成24年2月24日隠岐の島町立都万小学校の6年生16名、2月29日に隠岐の島町立磯小学校の6年生15名がイワガキ養殖を体験しました。

 イワガキ養殖は、稚貝を海に吊るしてから水揚げをするまで数年かかります。水産局では隠岐の島町と協力して、小学校の児童の皆さんに4年生時から稚貝の養殖を開始し6年生になったときに自分たちで育てたイワガキを食べてもらうという養殖体験学習を行っています。

 今年はいよいよ養殖体験最後の年ですので、作業後に自分たちが育てたイワガキを食べてもらいます。

 まずは卒業試験として、今まで習ってきたイワガキ養殖に関する基本的なことについておさらいをした後、2〜3名のグループに分かれて作業を行いました。

説明に耳を傾けている児童達  挙手する児童達


 海に吊るされていたイワガキにはフジツボやゴカイなどの生物や泥など沢山の付着物がついています。それらの付着物がついたままでは出荷することができませんので、養殖漁業者の方々は、イワガキをひとつずつ手作業で磨いてから出荷しています。

 生徒の皆さんにはそのイワガキを磨いてきれいにする作業を体験してもらいました。

 まず最初にくっつきあってひと塊になっているイワガキを、金づちとノミでバラバラにする作業があるのですが、この作業には力が要り、少し危険を伴うため大人が担当しました。

 生徒の皆さんは1年前に比べて大きく成長したイワガキを見て驚いていました。

水産局職員説明  イワガキ


 次に、ひとつづつバラバラになったイワガキを金づちなどで叩いて、フジツボなどの付着物を取り除いていきます。殻に穴を開けないような慎重さと頑固に張り付いたフジツボを剥がしとるための大胆さが必要とされる作業です。初めのうちは皆さんおっかなびっくりで作業をしていましたが、慣れるに従い手際よくきれいに磨き上げられるようになりました。

付着物除去作業1  付着物除去作業2

付着物除去作業3  付着物除去作業4


 通常の加熱出荷用のイワガキであれば、ここまで作業した段階で出荷することができますが、生食用のブランドイワガキとして出荷している「隠岐のいわがき」は紫外線殺菌処理した海水で20時間以上浄化してから出荷しています。

 今回生徒の皆さんにきれいにしてもらったイワガキも同様に、20時間以上紫外線殺菌海水で浄化してから学校にお届けしました。

 

 

 当日に生徒の皆さんに作業をしてもらったイワガキは、自分たちで育てたイワガキの半分だけでした(各班2本育てたうちの1本分)。残りの半分は前日のうちにスタッフで同様の作業をし、紫外線殺菌海水で浄化してありました。作業後は、みんなであらかじめ浄化しておいたイワガキをバーベキューにして食べました。

バーベキュー  イワガキを食べる児童達1

イワガキを食べる児童達2  イワガキを食べる児童達3


 みんなイワガキの美味しさにびっくり!!中には4個5個とおかわりをする生徒もいました。

 また、「今までカキが苦手だったけど、今日食べてみたら美味しかった」「初めて食べたけどとても美味しかった」と言ってくれた生徒が数人いて、本当にうれしく思いました。

 やはり自分たちで育てたイワガキはひと味もふた味も違ったようです。

 

 

 隠岐地区では、イワガキを隠岐の特産品としてブランド化を進めていますが、養殖方法などイワガキ養殖の概要は地元の人々にはあまり知られていません。今回体験してもらった児童の中にも、初めてイワガキを食べたという児童が何人かいました。この体験を通じて地元の産業や地域のことについて興味を持つきっかけになればうれしく思います。

また、ここで食べたイワガキを通じて地元で獲れた水産物の美味しさに触れ、家でも魚介類を積極的に食べる生徒が一人でも増えることを願っています。

 


お問い合わせ先

隠岐支庁水産局