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平成26年度出雲地区水産シンポジウムが開催されました!

平成27年3月7日(土)に、サンラポーむらくもにて平成26年度出雲地区水産シンポジウムが開催されました。今回のテーマは「藻場、磯焼け対策」についてです。

近年、全国的に藻場が大量に消失する「磯焼け」と呼ばれる現象が各地で確認され、水産動物など沿岸漁業に多大な影響を及ぼしています。島根県においても磯焼けが確認されており、今後、実態調査と海域に合わせた対策が必要となります。そこで、本年度県で実施した藻場状況についての報告と、実際に磯焼け対策が進められている山口県での対策方法を参考にすべく、本シンポジウムが開催されました。

シンポジウムでは、県内の藻場の状況と県外の磯焼け対策について2題の講演がありました。会場には出雲地区の沿岸漁業者を中心に約40名の関係者が集まり、島根県の藻場の現状を知り、その対策方法について学びました。

講演1:「島根県の藻場状況について」

 

「島根県の藻場状況について」:島根県水産技術センター吉田氏

講師:島根県水産技術センター浅海吉田氏

 

磯焼けの基本知識と、島根県水産技術センターで実施された県内の藻場調査について報告しました。磯焼けの主な原因は高水温などの海況変化と、植食動物(ウニ、アイゴなど)の食害であり、近年、九州地方から北に向かって徐々に被害が拡大しています。また、県内各地でも磯焼け現象が確認されており、その要因の一つとして、近年の水温上昇が影響していると考えられました。今後は、県によるモニタリング調査が数年にわたり実施される予定です。

磯焼けについての情報提供や、対策の相談については水産技術センター浅海科までお問い合わせください。(0852‐82‐0073)

 

 

 

 

講演2:山口県の藻場の現状と対策について‐藻場保全活動実践マニュアル‐

 

 

「山口県の藻場の現状と対策について」山口県水産研究センター安成氏

講師:山口県水産研究センター外海研究安成氏

 

山口県における藻場の現状とその対策方法について講演していただきました。山口県でも磯焼けの被害が確認され、とくに平成25年の夏にアラメ・カジメの大量枯死により被害が深刻化したそうです。主な原因は水温上昇などの海況変化やウニ類・植食動物による食害でした。対策方法として実施されたのは、植食動物の除去や、スポアバックによる母藻の投入などで、翌年には徐々に藻場の回復が確認されました。また、これらの取り組みは地域の方々と連携して行われており、その重要性についても示されました。

 

 

 


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松江水産事務所